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東京電力、廃炉資料館

2018年12月15日   岡本全勝

先日、東京電力の「廃炉資料館」に行ってきました。福島県富岡町の国道6号線沿いにある展示施設です。11月30日に開館しました。
2011年3月の第一原発事故の状況と、現在進められている廃炉作業の状況を展示しています。これは、わかりやすいです。事故当時の様子が、映像や画像で再現されています。第一原発を視察しても、事故発生当時のことはわかりませんから。
当時を知る人も、事故の概要は知らないでしょうし、若い人はなおさらです。
また、説明の中で、東京電力が事故を起こしたことの反省と、大きな被害を与えたことについて、率直にお詫びをしています。企業の広報施設としては異例ですが、納得できます。

かつて、原子力発電所を宣伝するための施設だったものを、改装しました。
機会があれば、ぜひご覧ください。映像などをすべて見ると、2時間かかるそうです。少なくとも30分以上は必要です。
インターネットで、その要点を見ることができれば良いのですが、まだ開館したばかりで、準備ができていません。充実されることを期待しています。

このほかに、原発事故や放射線、除染などについて説明している施設として、次のようなものがあります。
・福島県環境創造センター交流棟「コミュタン福島」。放射線やふくしまの環境の現状を、展示しています。
・特定廃棄物埋立情報館「リプルンふくしま」。放射性物質に汚染されたごみの埋立処分について、わかりやすく学べる情報館です。

慶應大学、地方自治論Ⅱ第10回目

2018年12月14日   岡本全勝

今日14日は、慶應大学で地方自治論Ⅱの第10回目の授業。
いつものように、前回の授業で学生に書いてもらった質問に答えました。なかなか鋭い点をついてくる感想や質問があります。このような学生は、良い評価を与えたいし、世の中に出ても出世するでしょう。

白紙の出席カードもありますが、まあ、出席するだけでも良しとしましょう。でも、せっかく90分を使っているのですから、出席したら全力で授業に取り組んで欲しいですね。のんべんだらりと90分を過ごすのは、もったいないです。
壇上から話しかけている際に、うなずく学生やなど、目の輝きで学生たちの集中度がわかります。もちろん、学生にとってつまらない授業をしていては、学生の目も腐ってくるでしょうが。
「代返」と思われるカードもありますが、そこは大人の対応ということにします。もっとも、私にばれるようでは、実社会ではダメでしょうね(笑い)。

今日は、交付税制度のおさらいを終えたあと、地方債の説明でした。「本を読んでもよくわからなかった地方債が、よくわかりました」という意見がありました。うれしいですね。

慶應大学、地方自治論Ⅱ第9回目

2018年12月7日   岡本全勝

今日7日は、慶應大学で地方自治論Ⅱの第9回目の授業。
いつものように、前回の授業で、学生に書いてもらった質問に答えました。日本の公的借金の多さに驚く学生が多かったです。また、財政政策、経済政策、産業政策についての岡本分類が、学生にとっては、新鮮だったようです。

今日の授業は、地方交付税の算定です。地方財政計画が、1800地方団体全体での財政保障であるのに対し、地方交付税の各団体ごとの算定が、各自治体への財政保障です。前者がマクロであり、後者がミクロです。学生の感想では、この仕組みの精緻さに驚く意見が多かったです。

そして、太平洋ベルト地帯の産業集積地域で集めた国税を、それ以外の地域に配っている「財政ポンプ」を説明しました。新幹線の地図を書いてです。これについては、多くの学生が、納得してくれました。同じ数表を説明するにしても、地図を利用したり、これまでの知識に接続すると、理解しやすいですね。

スモールビジネスで被災地の課題を解決する試み

2018年12月5日   岡本全勝

福島の原発被災地域では、避難者が戻りつつあります。残る避難指示区域と、指示が解除された地域での活性化が、大きな次の課題です。
賑わいを取り戻すためには、働く場、産業が必要です。復興庁、経産省、県庁は、様々な手法を用いて、産業の再開と新たな産業誘致に取り組んでいます。

その一つが、この地域の課題解決に挑戦しようとする、社会起業家を呼び込む企画です。FVC(フロンティア・ベンチャー・コミュニティ)という組織を作りました。この地域に挑戦する創業希望者を支援し、創業希望者と応援者も含めた交流の場を運営しています。

避難した事業者に戻ってもらい事業を再開してもらうこと、域外から新たな事業者に立地してもらうことのほかに、地域の課題を解決するスモールビジネスも重要です。この地域は課題の先進地でもあります。意欲ある社会起業家の方が挑戦することを支援しようという試みです。

12月15日には郡山駅前で実践家たちの説明会があり、引き続き1泊2日で田村市への現地見学に行く企画があります。