9月24日の朝日新聞に「私の全部、見透かされてる? AIとの対話から資産、趣味、心の内側までも」が載っていました。他人には言わないこと、家族にも言わないことを、機械には入力してしまいます。すると・・・。
・・・日本人の約半数が利用したことがあるといわれる生成AI(人工知能)。ふと気がつけば、仕事や人間関係、健康上の悩みまで相談できる「心の友」と化している。「友」は私が何に悩み、何を好み、どんな価値観を持っているか熟知しているかのようだ。だが待てよ。AIが知っているということは、その向こうのAI企業にも知られているってことでは? 何を知っているのか、AIで探ってみた。
実験に協力してくれたのは、データ保護のためのサービスを開発している株式会社データサイン社長、太田祐一さんだ。
太田さんは、グーグルのジェミニを使い始めた昨年8月31日から約1年間のチャット履歴をダウンロード。これをオープンAIのChatGPT(チャットGPT)に読み込ませ、会話の人物像をプロファイリングさせた。データ量は96MB。文字にして新書約320冊分に上った。
「うわー。全部、当たってる」。結果を見た太田さんは苦笑いした。
チャットGPTが言い当てたのは、氏名、住所、年齢、両親や妻の氏名、子どもの年齢、年収、資産、よく使うホテルに趣味。健康の悩みまで当てている。
「これだけの情報があれば、僕を詐欺にひっかけるのは簡単だな」と太田さん。だが、チャット履歴を見直すと、ほとんどは自ら入力した内容だった。
資産運用の見直しを相談したり、不動産購入の契約書をチェックしてもらったりした時だ。子どもの年齢も、旅行先のホテル探しを頼んだ際に伝えていた。
「予想以上にたくさんの情報を入れちゃってましたね」と、恥ずかしそうに頭をかく太田さん。「生成AIには、検索とは比較にならないほど大量の機微に触れる情報を渡しがちだ」と分析する・・・