日経新聞夕刊「人間発見」、9月14日の週は、日本茶専門店「おちゃらか」店主・ステファン・ダントンさんでした。
・・・世界は抹茶ブームのただ中にある。だが日本茶の業界を見渡せば、茶葉の消費量も農家もどんどん減っている。理由は「売る努力が足りないからだよ」。日本茶専門店「おちゃらか」(東京・中央)店主、ステファン・ダントンさん(62)はそう言い放つ。フランスから来日して34年。ワインのみならず日本茶を知り尽くし、その潜在力を信じるがゆえに直言居士を貫く・・・
15日の第2回「美食の街から日本へ」に次のような話が載っています。日本に来て日本茶の素晴らしさに目覚めます。故あって、ブライダル会社(結婚式の企画運営する会社でしょうか)に勤めます。
・・・全国を飛び回ったよ。1カ月のうち25日間、地方を回った時期もある。そのうち、なぜ披露宴で日本茶を出さないのか不思議に思った。ソフトドリンクといえばウーロン茶かジュース。聞けば「急須もないし、オペレーション上できないないんだよ」だって。ならば水出しのお茶をグラスで出せばいいじゃん。温める時はお酒のお燗をつける道具を使えばいいでしょ。
それから地方の式場では地元のお茶の水出しを作ることにした・・・
「おちゃらか」のホームページ
日本人は、お茶は水と同じくタダで出てくるものと思っていました。そして結婚式の披露宴などの場では、「格式の高いもの」を出すべきだとの意識があったようです。一時期は、披露宴はフランス料理で、日本料理ではなかったのです。西洋に憧れたのでしょうね。
かつて、海外のお客さんをお迎えする夕食会に同席した際、フランス料理だったのですが、お客さんから「日本酒が飲みたい、日本料理は出ないのか」と言われました。
宮中晩餐会ではフランス料理が出るようですが、和食も一部付け加わったようです。「令和7年3月25日ブラジル大統領宮中晩餐」
・・・宮中晩餐では、今回新たに和食の前菜が提供され、江戸切子で日本酒が提供されました・・・
ところで、社長はホームページでは「ダントン・ステファン・ルネ」と名乗っておられます。日本式に姓名の順なのでしょう。