カテゴリー別アーカイブ: 講演

講演

「シン・みらいチャレンジプログラム」記者発表2

シン・みらいチャレンジプログラム記者発表」の写真です。
隣の2人は、大熊町でキウイ栽培に挑戦する株式会社 ReFruitsを立ち上げた若者です。まだ大学生なので、緊張していますかね。話は、堂々としていました。
着ているシャツは、彼らが作るキウイを宣伝するものです。ご関心ある方は、応援してください。

「シン・みらいチャレンジプログラム」記者発表

サントリーの支援事業「シン・みらいチャレンジプログラム」、先日、支援先を決定しました。今日3月7日は、福島県庁での記者発表に行ってきました。「助成先一覧

この助成事業は、被災地での地域活性化を目的としています。私は、具体的には、「産業振興」と「孤立孤独対策」の二つを主眼に置いています。日本全国の過疎地域で、働く場所がなくなることと、孤独孤立が進んでいます。それが被災地では急速に顕在化したのです。「助成先概要」を見ていただくと、その二つの課題を理解していただけると思います。
ご近所の方、ご関心のある方は、ぜひ活動現場を見てください。

昨年までは各年ごとに選んでいましたが、今年は3年継続も対象としました。サントリーが、資金だけでなく、寄り添って支援してくれます。ありがとうございます。
福島は、昨日降った雪が残っていました。

若手国会議員勉強会

2月29日は、ある若手国会議員たちの勉強会に呼ばれて、行ってきました。「ウェッジ」2月号に載った、私の論考を読んで、それをしゃべれとのことでした。国会議員のほか、地方議員もオンラインで参加です。

官僚の役割、政と官、政治家の役割などを述べてきました。
皆さん若くて、経済成長期はもちろん、政権交代以前のことを詳しくご存じありません。私の経験の範囲で、昔との比較を話しました。このようなことを伝えることも、年寄りの責任ですかね。

ウクライナ代表団視察同行

ウクライナ代表団への講義2」の続きです。代表団は今週、宮城県と福島県の被災地で復興への取り組みを視察しました。
私は、22日の双葉町を同行しました。副町長からの説明、町長との意見交換でも、たくさんの質問が出ました。言葉で説明することも有用ですが、現地を見てもらい説明を受けることはより効果的です。代表団からも、良かったと言ってもらえました。
NHK福島ニュース2月21日「復興のノウハウを学ぶ ウクライナ政府の幹部らが大熊町を訪問
福島中央テレビ2月22日「国の再建めざし…戦禍続くウクライナから視察団 震災からの復興の地・双葉町に学ぶ

その後、宿舎に戻って、振り返り会議を行いました。
ウクライナは、津波ではなくロシア軍によってですが町が壊されたことでは、津波被災地と同様です。住民が避難して、その後帰還して復興に取り組むことは、原発被災地と同じです。また、早く帰還できる地域と、時間がかかる地域があることも。
復興計画づくり、住民機関の条件、住宅提供、産業復興の方法などに質問が多かったです。日本の経験、私の説明が少しでも役に立つと、うれしいです。一日も早く戦争が終わり、復旧に取りかかれることを望んでいます。

22日の浜通りは、久しぶりの積雪でした。野山が真っ白、まさに花が咲いたようでした。Jヴィレッジに2泊しました。発災直後に、ここが第一原発対応の前線基地になっていたときに、首相と一緒に来たことを思い出しました。

ウクライナ代表団への講義2

今日2月15日は、国際協力機構のウクライナ代表団への復興支援の講義に行ってきました。去年5月に行った「ウクライナ代表団への講義」の2回目になります。今回の参加者は、中央政府・復興庁の幹部や、自治体の幹部です。ニュースでよく耳にする市からも参加しておられます。近くに砲弾が落ちるそうです。

私の講義は、今回の行程の冒頭、導入部です。東日本大震災からの復興の全体像です。津波被災地ではどのように成し遂げたか、原発事故被災地ではどのように取り組んでいるかをお話ししました。来週は、現地を見てもらいます。
今回の講義内容や現地視察の日程案は、復興庁に助言してもらいました。各省も協力してくれます。

途中から質問の嵐になり、盛り上がりました。途中で切らないと、私の話が前に進まなくなりました。室内が暑くなり、参加者から「暖房を切ってください」との要望がありましたが、職員は「すでに送風に切り替え、さらに冷房に切り替えます」とのことでした。ウクライナはまだ寒いのに、日本は春を思わせる陽気であることも、理由でしょうが。

私の次に、宇野・復興庁統括官が話をするために来ていて、質問に対する回答を助けてくれました。
ウクライナ語の通訳を介してなので、どのように訳されているかも分からず。通訳を介しての講義は、質問が出ると安心できます。どこまで伝わっているか、また伝わっていないかが、わかるのです。今回も、持ち時間の半分は質疑でした。