
お知らせ
- 2026年3月4日3月11日NHK番組に出ます。大震災から15年
- 2025年11月13日連載「公共を創る」目次10
- 2021年9月20日「明るい公務員講座」3部作の解説
- 2017年3月1日主な著作
最近の記事
- 2026年3月10日コメントライナー寄稿第27回
- 2026年3月10日復興の現状の評価、2
- 2026年3月9日大震災から15年、共同通信による配信記事
- 2026年3月9日復興の現状の評価
- 2026年3月8日中学校の同窓会
- 2026年3月8日人は信頼で動く
- 2026年3月7日政府の大規模財政支出を伴う産業政策
- 2026年3月7日若者の報道不信に応える
- 2026年3月6日事後に人を論じ、局外に人を論ず
- 2026年3月6日政権への委任拡大 空洞化する民主政治
コメントライナー寄稿第27回
時事通信社「コメントライナー」への寄稿、第27回「東日本大震災から15年-未来への課題」が3月9日に配信され、3月10日のiJAMPにも転載されました。
2011年3月11日に東日本大震災が発生してから、早いもので15年が経ちます。1000年に一度の大津波と、経験したことのない原発事故が併せて起こりました。私は発災1週間後から被災者の生活支援に当たり、引き続き復興庁統括官や事務次官、福島復興再生総局事務局長として、10年近くにわたって復興に従事しました。
津波被災地では、約10年で復旧工事を終えました。400近くもの市街地や集落を、移転したり土地をかさ上げして造り変えたりする大工事でした。より大きな課題は、公共インフラを復旧しても、町のにぎわいが戻らないことです。商店が再開されないと住民は暮らしていけず、働く場所がない町には人は戻ってきません。そこで、国が事業再開を支援することにしました。災害復旧の哲学を、「国土の復旧」から「暮らしの再建」に変えました。
東日本大震災での教訓は、その後の災害に生かされています。しかし、予想されている南海トラフ地震では、東日本大震災をはるかに超える被害が想定されています。一つの課題は、復興にかかる財源です。
原発事故からの復興は、まだ道半ばです。放射線量が高く、避難指示を解除できないところもあります。廃炉作業の見通しは立たず、災害はまだ終わっていないのです。今後の道のりの長さを考えれば、「東電福島第1原発事故復興基本法」を作ることを提案しました。