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オランダの歴史に学ぶ2
「オランダの歴史に学ぶ」の続きです。
司馬遼太郎著『街道をゆく オランダ紀行』(1994年、朝日文庫。新装版が出ています)を本棚から探し出して(このシリーズは捨てませんでした)、読みました。司馬さんの本は、読みやすいですね。もちろん歴史書ではないので、すべてに目配りすることなく、ある視点から、そして現地の風景を織り込みながら、説明してくださいます。先日訪れた風車の残る観光地、キンデルダイクで、咸臨丸が建造されていたことを知りました。
続けて、桜田美津夫著『物語 オランダの歴史 大航海時代から「寛容」国家の現代まで』(2017年、中公新書)を読みました。これは500年の歴史を新書にまとめてあるので、オランダの黄金時代には1章が当てられています。しかし、その後のオランダがたどった歴史がわかりやすいです。マウリッツハイス美術館の位置づけもわかりました。
と書いて、私のホームページを検索したら「オランダの歴史」がでてきました。ああ、読んでいたんだ。私の興味は変わっていないということですね。でも、何も頭に残っていなかったということです。寝る前に布団で読むと、こんなものでしょう。「生産の読書、消費の読書、貯蓄の読書」。実は先日、別の本でもやってしまったのです。肝冷斎に話したら「二度あることは三度ある」と言われてしまいました。
ところが、岩波書店の宣伝誌「図書」6月号に、石井洋二郎さんと國分功一郎さんの読書を巡る対談が載っていて、石井さんの次のような発言があります。
・・・渡辺一夫先生がある本を読み始めたら、途中でラテン語の引用があって、自分の筆跡でフランス語に訳してある、そこで前に読んだことがあると初めて気がついた。博覧強記の渡辺一夫先生でさえそうだと・・・
寺島実郎著『世界認識の再構築─17世紀オランダからの全体知』( 2025年、岩波書店)も興味深そうですが、これはまたの機会にしましょう。