
お知らせ
- 2026年3月27日連載「公共を創る」目次11
- 2021年9月20日「明るい公務員講座」3部作の解説
- 2017年3月1日主な著作
最近の記事
- 2026年5月8日官僚のやりがいをなくす要素
- 2026年5月8日旧統一教会問題への国の不作為
- 2026年5月7日連載「公共を創る」第257回
- 2026年5月7日デジタルごみ屋敷
- 2026年5月6日大型連休終わり
- 2026年5月6日技術の暴走とどう付き合うか
- 2026年5月5日官僚は国家を考えることができるか
- 2026年5月5日恒例の椿の剪定
- 2026年5月5日不必要な戦争
- 2026年5月4日近代経済学を越えて
官僚のやりがいをなくす要素
近年、官僚のやりがいが小さくなったと聞きます。現役幹部に聞くと、その一つが、新しい政策への挑戦がなくなったことだそうです。そうですね、官僚を志す人たちは、決められたことを処理するのではなく、新しいこと、社会の課題と取り組むことを望んで、この職業を選んだ人が多いでしょう。「定例と企画、異なる仕事」
ところが、新しい政策に取り組む機会が減ったようです。私が考えるその理由は、次の通り。
1 日本が成熟社会になって、一通りの行政サービスをそろえたこと。
とはいえ、次々と新しい課題は生まれています。
2 予算要求枠の制限(概算要求基準、シーリング)が厳しく、新しい政策を考えることが難しいこと。
多くの場合、前年同額または前年度以下です(物価上昇分を加味することもあり)。新しい政策を要求するには、既存予算を削減しなければなりません。しかし、30年以上続くシーリングで、削減できそうな予算は、もはやありません。
3 仕事が忙しく、新しい政策を考える余裕がないこと。職員数は削減されたのに(近年は少し増えています)、仕事の量が増えていること。
2と3は、行政改革を長年続けた代償です。官も民も縮小思考になり、発展がなくなりました。