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「私の履歴書」第5回
11月5日の「私の履歴書」第5回は、「企業とNPO」「「私たちが岡本さんを使う」餅は餅屋で社会を支えている」です。
それまでは、災害復旧は被災者本人のほか、政府と自治体が行うものと考えられていました。災害対策で国が指定していた協力団体は、公的団体か公共的団体でした。しかし東日本大震災では、政府や関係機関だけではとうていできず、民間の知恵と力を借りました。その具体例をいくつか、記事に書きました。
私は、それまでの「復旧は行政と関係機関が行う」という考え方を変えるべきだと思い、方針転換しました。
印象的だったのが、非営利団体です。市民団体は、行政にとって異議申し立てをしたりする「やっかいな存在」と思っていたのです。「我々がやりたいことのために岡本さんを使うのです」は、田村太郎さんの言葉です。目から鱗が落ちるとは、このことでした。行政が非営利団体と対等に仕事をする、本格的な最初だったと思います。この後は、二つの間の垣根は低くなりました。
写真は、第2回に載せた写真の左外の光景です。
それぞれの案件は、各省から派遣された担当参事官が捌いてくれます。その報告や相談を受けますが、さまざまな分野の案件が持ち込まれます。それとともに、全体の状況を把握しなければなりません。何が進んでいて、何が進んでいないのか。
他方で私がしなければならないことは、全体を見て「何かし忘れていることはないか。次は何をしなければならないか」を考えることでした。もちろん一人で考えるのではなく、右腕であるあの二人と一緒にです。
毎日、騒がしい事務局で議論していて、喉を痛めました。ペットボトルが必需品でした。卓上に乗っています。パソコンは開くいとまも、使うこともありませんでした。