カテゴリー別アーカイブ: 著作と講演

フランスのジャーナリストへの講義

今日は、フランスの新聞記者2人の訪問を受け、日本の地方行政の概要と今取り組んでいる課題をお話ししました。もちろん、通訳付きです。
招いたのは、国際交流基金と自治分権ジャーナリストの会です。共同通信の鎌田論説委員、日経の松本論説委員が同行され、山下茂明治大学教授(前クレア・パリ所長)も「監視役」としてきてくださいました。
通訳をはさんでの解説は難しいですが、今回は、事前にレジュメと資料をフランス語に訳しておいてもらったこともあり、結構うまくいったと思います。この後、2人は地方自治体を見たあと、公開報告会をされるとのことです。
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私の手前は松本克夫日本経済新聞論説委員、向こう側は共同通信鎌田司論説委員。撮影は、山下茂明治大学教授です。
殺風景な私の執務室ですが、11年前にパリで買って帰った「モネの睡蓮」のポスターと、横山大観の日本画(もちろん複製)を掛けて、歓迎しました。お出ししたペットボトルの水は、フランス製でしたし。

講演録やインタビュー

(1)地方財政改革
三位一体改革についての座談会」神野直彦東大教授や柏木孝大阪市財政局長らとの座談会(月刊『地方財務』(ぎょうせい)2003年7・8月合併号
講演録「三位一体改革で国と地方はこう変わる」『日経グローカル』2005年2月7日号及び『日経グローカルセミナーホームページ』
小西砂千夫関西学院大学教授との対談「地方交付税制度50年:三位一体改革とその先の分権へ」月刊『地方財務』2005年1月号
インタビュー「戦後民主主義の変容をもたらす分権改革のインパクト」東京リーガルマインド広報誌『法律文化』2005年4月号。インターネットでもご覧いただけます。このインタビューは、『各界トップが語る ここまで進んだ改革』(東京リ-ガルマインド)2006年に収録されています。

講演「三位一体改革とこれからの自治体改革」『地方自治土曜講座ブックレット第108号:三位一体改革と自治体財政』(公人の友社)2006年3月所収
去年7月に行った「北海道地方自治土曜講座」での、講演とパネルディスカッションが活字になりました。
早速訂正です。講演の部分は、各ページの耳に私の名前が入っています。「岡本勝全」とあるのは、「岡本全勝」の間違いです(そんなに難しい名前じゃないんですがね、とほほ)。
p20の後ろから2行目「国の税収は世ん四四兆円」とあるのは、「国の税収は四四兆円」の間違い。
p36の10行目「住民にきめ細かく説明がができるのです」は、「住民にきめ細かく説明ができるのです」の間違い。

日経グローカルセミナー「三位一体改革で国と地方はこう変わる」

夜の6時すぎなのに、みなさん熱心に聞いてくださいました。地方団体関係者だけでなく、研究者や企業の方もおられました。今回は、財政論でなく政治論で、しゃべってきました。主催者の「なるべく面白く」という要請を真に受けて、脱線やらジェスチャー入りで頑張ってしまいました。質疑応答の後で、「岡本課長って、本当にホンネでしゃべるんですね」といわれました。うーん、官僚はホンネでしゃべったらいけないのでしょうかねえ。日経グローカルに講演録が載りますが、添削しないと・・。
「三位一体改革や財政問題は、一般の人が読んでもわかる解説書や、一般の本屋に並ぶような本がない」との指摘ももらいました。耳が痛いです。今度機会があれば、チャレンジします。
日経新聞社日経産業消費研究所の情報誌「日経グローカル」2月7日号に、小生のセミナー講演録「三位一体改革で国と地方はこう変わる」が載りました。もっともこれは要旨で、詳しいのはHPに載っています。ただし、HPはパスワードが必要で、それは本誌に載ってます。つまり有料です。こんな良い講演は、多くの人に読んでいただきたいのですがね(笑い)。(2月8日)