同友会シンポジウム

今日は、経済同友会の「シンポジウム」に出席するため、盛岡に行ってきました。全国の代表幹事さんら250人が、集まってくださいました。同友会は、毎年この時期にこのような催しをし、現地視察もしてくださっています。また、これまで多くの支援をしてくださっています。
基調セッションは「今後の復興に向けた官民の役割・連携について」でした。私が基調報告をして、討論をしました。昨日、官邸で「4年間の実績と課題」を報告したので、それを使うとともに、住宅工事が進むと、次の課題は産業・生業とコミュニティ再建であること、そして産業・生業の復興には産業界の支援が必要なことを訴えてきました。水産加工業を例に、補助金による施設設備の復旧補助だけでは、売り上げが戻らないこと。そして、売り上げを伸ばすためには、これまでの行政の手法では限界があることをお話しし、新しい支援手法=人やノウハウの支援が必要であることを訴えました(3月8日の記事「復興支援、新しいかたち」参照)。 与えられた時間が短かったので、いくつも資料を配って持って帰ってもらいました。
NHKがそれを取り上げてくれました「同友会 被災企業が民間人材活用できる仕組み作りを。(参考「企業マッチング結いの場」「被災地への人材応援の仕組み」)。私は、支援を求める企業と支援してくださる企業のマッチングには、情報を持っている金融機関の役割が大きいとも申し上げたのですが。
時宜を得たテーマと参加者で、私にとっては、課題を説明するとともに協力をお願いするよい機会でした。岡野常務の命により、もう一つ分科会にも出席しました。「人使いが荒い」ですが(苦笑)、よい機会を与えてもらったことに感謝しなければなりません。盛岡は、今年一番の積雪でした。