カテゴリーアーカイブ:社会の見方

人口ピラミッド

2007年11月15日   岡本全勝
人口ピラミッドという言葉と図が、よく使われます。でも、最近の図は、ピラミッド=三角形とは、似ても似つかない形になっています。若い人は、疑問に思うと思います。近年は提灯型とも言われますが、上が広く下がすぼんだ提灯です。それ以前に、若い人は提灯を見たことがないでしょう。
かつては、ピラミッド型だったんです。私は、学校でそう習いました。探しても良い図がないので、作ってもらいました。北村卓也君、ありがとう。
これを見ると、1950年だと、ちゃんと三角形になっています。その後、裾が狭まり、提灯になりました。そして、上が大きく、下が小さい形になります。アメーバが、下から上へ動いているようです。
図1
日本の人口ピラミッド1950年~2050年
図2
日本の人口ピラミッド1950年~2050年(5歳刻み)

NPOの規模

2007年11月14日   岡本全勝
日経新聞「やさしい経済学」「非営利部門と統計整備」は、13日は従業者数でした。それによると、非営利部門の有給従事者はフルタイムに換算すると430万人、ボランティアが210万人、合計で640万人相当になります。
就業者総数は6,382人(18年度、総務省労働力調査)です。そのうち、例えば農林業は250万人、建設業は559万人です。結構な数ですね。
もっとも、医療保健(医療法人など)が、191万人を占めています。統計上こうなるのですが、非営利と聞くとNPOやボランティアを想像して、病院はちょっとイメージが違いますね。「お医者さんって所得が多く、企業と何が違うんだ」という声もあります

日本のソフトパワー

2007年11月12日   岡本全勝

日経新聞夕刊は、10日から「JAPASIA・アジアの中の日本」を連載しています。日本文化がクール(格好良い)と、アジアに広がりつつあります。伝統的な富士山・芸者や寿司ではありません。日本語の名前のお菓子やバイク、そして有名なのがマンガです。日本のよいイメージが広がるのは、良いことですね。戦後日本が、敵国アメリカを好きになったのは、政治や軍事からではありません。アメリカの文化、それも芸術文化でなく生活文化にあこがれたからでしょう。

貧困と社会的排除

2007年11月7日   岡本全勝
7日の読売新聞「社会保障・安心」は、「貧困拡大、見えぬ実態」を取り上げていました。日本では貧困状態にある層を把握する手段がないこと、生活保護制度の限界、生活保護と職業紹介の縦割りの問題などが指摘されています。
さらに、「社会的排除」=企業、学校、家族などとのつながりが薄く、社会から孤立しがちな状態の課題も、指摘されています。私は、この課題を中間集団の機能として、「新地方自治入門」第8章で論じました。

NPOの経済規模

2007年11月7日   岡本全勝
6日から日経新聞「やさしい経済学」で、「非営利部門と統計整備」が始まっています。近年注目されているNPOの活動を、経済から、とらえようとする試みです。
20.7兆円、GDP500兆円の4%になるそうです。農林水産業が、7.5兆円ですから大きな数字です。ちなみに、トヨタ自動車の世界での売り上げは25兆円で、農林水産業の売り上げは14兆円です。
拙著「新地方自治入門」第8章で、公共主体として、NPOを大きく取り上げました。私も、連載を読んで、勉強しています。