カテゴリーアーカイブ:明るい課長講座

取引先とのもめ事の処理

2021年11月3日   岡本全勝

10月27日の日経新聞夕刊「こころの玉手箱」、谷原徹・SCSK社長の「愛用の手帳とノート」から。

・・・愛用の手帳で取引先との会合は赤い字、社内の重要会議は青い字とスケジュールを記している。このほか経営会議の議事録なども自分でノートに記入する。システム会社の経営者はペーパーレスで仕事をしているイメージがあるかもしれないが、私の場合、紙の手帳も手放せない。

赤い字で少なくないのがトラブル処理だ。忘れがたい案件がある。私が総括責任者として取引先の担当専務と話してもなかなか解決せず、当時の青園雅紘社長に相談すると「真剣に謝ってこい。それでも許してもらえないお客様とは付き合わなくていい」と背中を押してくれた。
解決できずに土下座では悔しい。そこで仕切り直して「ヒアリングさせていただきたい」と申し入れると、私ひとりに取引先の役員が11人も出てきた。粘り強く協議したところ、光明が見えてきた。同じ定義のデータが複数存在することがシステムトラブルの引き金になっていたのだ。

取引先とシステム会社がひとつのプロジェクトをどう成功に導くか。しっかり膝を突き合わせて議論すれば方向性を見いだせるはずだと分かった。この取引先とは今でも親密な関係にある。システム開発にトラブルは付きもの。「逃げない」「最後までやりきる」という姿勢を貫けば、信頼につながる・・・

寝ると成果が上がる

2021年10月28日   岡本全勝

10月19日の日経新聞夕刊、日本体育大学教授「子どものからだと心・連絡会議」議長の野井真吾さんによる「勉強、運動…よく寝て成果アップ」に興味深いことがたくさん載っていました。

日本の子どもの睡眠時間は世界でも極端に短いのです。小学5~6年生の睡眠時間は、女子が8時間35分、男子が8時間40分です。アメリカのある団体によると、6~13歳は9~11時間睡眠が望ましいとのことです。

勉強や運動で能力を発揮するには、しっかり寝るのが大切です。平均6時間41分しか寝ていなかったアメリカのバスケットボール選手に、1日10時間寝るように指示したところ、成果が上がりました。実験を始めて5週間後には、フリースローの成功率が9%も上昇したのです。この研究からは、勉強や運動での成果を上げるには、塾の回数や練習時間を増やすより、十分睡眠を取る方が効率がよい場合があるのです。

しっかり睡眠を取るには、「気合い」「太陽」「外活動」の3つが重要です。後ろ2つは、皆さんもご存じでしょう。では「気合い」とは何か。
「明日は○時に起きる」と宣言し、体内時計をセットすることです。実験で「あすは午前6時に起きる」と被験者に伝えたところ、起床時間の1時間半ほど前から活動に必要な体内物質(副腎皮質刺激ホルモン)が徐々に分泌され始めました。
詳しくは原文を読んでください。

進化する職場の机配置

2021年10月19日   岡本全勝

10月11日の朝日新聞夕刊「凄腕しごとにん」は、「岡村英司さん 刷新したオフィス、5万坪」でした。良くない例として、役所の机配置が出てきます。

・・・カフェの周囲に、机を不規則に並べた。出入り口の数は絞り、動線をコントロール。一見、使いづらそうだが、社員同士が立場や部署を超えてふれ合いやすい。
まるで家のリビングのようなオフィスは、顧客企業である金融機関からの依頼でデザインした。合併で大きくなった金融機関から、旧組織の出身者の間にある心理的な距離を縮めたい、との要望があった。
オフィスのデザインを受注したら、顧客企業の経営者に必ず聞く。「どんな会社にしたいのか」「何を実現したいのか」・・・

・・・親会社の三井不動産でオフィスの営業をしていた10年ほど前までは、空間デザインとは無縁だった。がらんどうの建物に客を案内し、部屋のスペックを説明し、貸し出す仕事を重ねた。貸出先では役所のような島型のデスクを多くの社員が囲んでいた。社員管理が優先され、働き手が不自由に見えた。
雑誌で紹介された米国のIT企業のオフィスに衝撃を受けた。真ん中の吹き抜け空間に、らせん階段があった。階段の中心にいる社長が社員に対し、経営方針を肉声で伝えるためのデザインという。
オフィスをただ貸すのではなく、新しい価値を提供したい――。担当するオフィスビルにさっそく家具を持ち込み、モデルルームを作った。見よう見まねで始めたオフィス改革が、いまや本業となった。
人と人がフラットに出合い、リラックスして話すと、アイデアが生まれ、イノベーションが加速する――。世界中のオフィスをめぐって得た確信だ・・・

若手社員、テレワークでは上司との意思疎通に不安

2021年10月18日   岡本全勝

10月11日の日経新聞夕刊に「若手社員の79%、テレワーク悩み 上司との意思疎通に不安」が載っていました。
・・・新型コロナウイルス禍で在宅勤務が急速に広がる中、若手社員の79%がテレワークに何らかの悩みを抱えていることが民間調査で分かった。オンラインで気軽に相談しづらい、アドバイスをもらいにくいなど、上司や同僚とのコミュニケーションに関する悩みが目立った・・・

元の調査結果は、スタッフサービス・ホールディングスの「新しい働き方の選択肢に関する意識調査 第4弾「テレワーク」のコミュニケーション不足は「気の使いすぎ」(2021年9月2日)です。
それによると、若手社員の79%が何かしら困っています。若手社員のテレワークにおける悩み1位は「ちょっとした相談ができない」が56%。続いて「話しかけたり、教えてもらうタイミングがわからない」41%、「上司や先輩がどう思っているかわかりづらい」38%と続き、悩み上位はコミュニケーションが目立っています。

先輩社員も、77%が何かしら困っています。先輩社員に聞いた、「テレワークで部下や後輩の教育や指導するときに困っていること」で最も多かったのは、「一方通行のコミュニケーションになっていないか不安」32%でした。続いて「部下や後輩のスキルが身につかないのではないかと不安」29%、「教えたり、指導するタイミングがわからない」23%と続きます。文書で伝えることの難しさや教育の仕方の課題だけでなく、若手社員が相談に困っていることに対して、先輩社員は「『聞いてくれればいいのに』ということがよくある」20%が上位となっていることから、コミュニケーションの取り方・気遣いに、ギャップがあると分析しています。

どのような工夫をしているかも、調査されています。参考にしてください。

コロナ死、50代以下では8割が男性

2021年10月15日   岡本全勝

10月10日の朝日新聞、新型コロナ欄に「働き盛りの死者、8割が男性 肥満や糖尿、ストレス影響も」が載っていました。

・・・東京都内で新型コロナに感染した死者を分析すると50代以下では男性が8割を占める。若年から中年の働き盛りの世代が重症化する要因の一つが、肥満や糖尿病とされ男性がなりやすい傾向にある。専門家は食生活の乱れやストレスが背景にあると指摘し、「誰もが直面しうる問題」と注意を呼びかける・・・
・・・こうした傾向の一因とみられるのが、重症化しやすいとされる肥満や糖尿病を抱える割合が男性の方が比較的高いことだ。都が9月に発表した50代以下の死者のうち少なくとも3割が肥満か糖尿病を抱えていた・・・

・・・男性の方が肥満や糖尿病になりやすいのはなぜか。
糖尿病や摂食障害の治療を続ける九州中央病院の野崎剛弘・メンタルヘルスセンター長は、ホルモン分泌の違いで男性の方が内臓脂肪が蓄積しやすい傾向にあると指摘する。
野崎氏は長時間になりがちな労働環境にも問題が潜むと警鐘を鳴らす。男性は健康診断で問題があっても自分の体を気遣う余裕がなく、自覚症状が出るまで放置しがちな傾向にあるという。本人が自覚しないままストレスをため、暴飲暴食する生活が常態化している患者も少なくないという・・・