寝ると成果が上がる

10月19日の日経新聞夕刊、日本体育大学教授「子どものからだと心・連絡会議」議長の野井真吾さんによる「勉強、運動…よく寝て成果アップ」に興味深いことがたくさん載っていました。

日本の子どもの睡眠時間は世界でも極端に短いのです。小学5~6年生の睡眠時間は、女子が8時間35分、男子が8時間40分です。アメリカのある団体によると、6~13歳は9~11時間睡眠が望ましいとのことです。

勉強や運動で能力を発揮するには、しっかり寝るのが大切です。平均6時間41分しか寝ていなかったアメリカのバスケットボール選手に、1日10時間寝るように指示したところ、成果が上がりました。実験を始めて5週間後には、フリースローの成功率が9%も上昇したのです。この研究からは、勉強や運動での成果を上げるには、塾の回数や練習時間を増やすより、十分睡眠を取る方が効率がよい場合があるのです。

しっかり睡眠を取るには、「気合い」「太陽」「外活動」の3つが重要です。後ろ2つは、皆さんもご存じでしょう。では「気合い」とは何か。
「明日は○時に起きる」と宣言し、体内時計をセットすることです。実験で「あすは午前6時に起きる」と被験者に伝えたところ、起床時間の1時間半ほど前から活動に必要な体内物質(副腎皮質刺激ホルモン)が徐々に分泌され始めました。
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