投稿者アーカイブ:岡本全勝

日本語の脱亜入欧

2020年1月13日   岡本全勝

アルファベット日本語」の続きです。
カタカナ語やアルファベット日本語は、主に英語などから取られます。アジアの言葉からは、まずは取られません。ここに、欧米を憧れ近づこうとした、近代日本の意識が反映されています。
そしてそのような言葉を使うことで、欧米に近づいたという気持ちになります。他方で、アジアの人たちは、私たちの視野に入っていないのです。

京都や浅草に来た外国人は、カタカナ英語やアルファベット表記の店名の店を、日本らしいと選ぶでしょうか。
彼らは、日本に日本らしさを求めてやってきています。英語表記の店名の店より、日本語の店に入るでしょう。たぶん、訪日外国人を相手にしている商店は、このことに気づいているでしょう。
そのうちに、カタカナ英語表記やアルファベット日本語は「恥ずかしいものだ」という意識が、広まれば良いのですが。

しかも悪いことに、日本人が英語と思っているカタカナ語は、その発音では外国人に伝わらないことが多いのです。
先日、地下鉄の動画広告で、次のような場面を見ました。英会話学校の宣伝です。日本人が、外国人と英語で話しています。二人が意外な関係にあったことがわかります。外国人が言った言葉が、日本人には「いつ相撲終わる」と聞こえます。吹き出しには、It's a small world.と出ています(地下鉄の広告とウエッブの動画とは、少し違うようです)。参考「東武アーバンパークライン
この項続く

つながらないSNS

2020年1月12日   岡本全勝

1月8日の朝日新聞「つながらない SNS」から。

・・・フェイスブック(FB)やツイッターといったソーシャルメディアが普及すれば、誰もが年齢や国籍、職種を問わず、つながれる。そのはずだったが、現実は・・・

・・・一方、ツイッターを使って一時は時代の寵児になったものの、現在は距離を置く人もいる。「異論を認めない空気になっていて、気楽に書き込めない。正直、めんどくさい」。IT会社「ディグナ」社長の梅崎健理(けんり)さん(26)だ。
11年前、ツイッターを始めた。「高校生でも、政治家、有名経営者ともフラットにつながれる」と感動した。17歳の時、憧れのソフトバンクグループの孫正義さんに「会いたい」とつぶやくと、本人の目にとまり、対面。2010年の新語・流行語大賞のトップテンの一つ「~なう」では受賞者に。フォロワーは、3万人を超えた。

想定外はその後。素性を明かし、発信しているのに、自身のフォロワーが増えるにつれ、匿名による批判が相次いだ。約5年前から投稿をほぼ、しなくなった。
梅崎さんは現在、FBで個人的な投稿をする際は「友達」だけが見られるようにしている。ソーシャルメディアは今、LINE(ライン)やSlack(スラック)といった知り合い同士でのやりとりが主流で、無数の小さな閉鎖的な空間に収斂したと感じている。「無理にする必要はない。大切なのは、一対一のリアルなコミュニケーションですから」・・・

アルファベット日本語

2020年1月12日   岡本全勝

困るハイブリッド語」の続きです。
これまで私が批判していたのは、英語をカタカナに置き換えた、カタカナ語(カタカナ英語)です。しかし、ここで取り上げられているのは、カタカナにも変えないアルファベット表記のままの「日本語」です。

フランスでは、アカデミー・フランセーズ(フランス学士院の一部)が、フランス語を守り、質を維持していると聞いたことがあります。日本では、国語研究所でしょうか。
そのような仕組みも重要でしょうが、新しい言葉を広める人たちの認識がもっと重要です。

第一はマスコミです(おっと、これもカタカナ語です)。NHK(これはアルファベット表記。日本放送協会)と、朝日新聞をはじめとする新聞社はその代表でしょう。
「NHK」と私たちは何気なく話しますが、これも日本語の文章に入れると、据わりが悪いですね。「エヌエイチケー」と表記するのでしょうか。アナウンサー(これもカタカナ)が読む原稿は、どのような表記になっているのでしょうか。
公共放送を任じるなら、もう少し日本語を大事にして欲しいですね。BS、Eテレ・・こうしてみると、罪深いですね。
役所も、変なカタカナ語を使う罪においては、同罪ですが。

IT関係者(これもアルファベット表記)も、罪は深いです。ITを「イット」と発音した政治家がおられましたが、それを責める方が悪いですよね。
ディスプレイ、キーボード、デフォルト、インターネット、ウエッブ・・・。漢字に置き換えることはできませんかね。画面、鍵盤、初期設定などなど。
業界用語を、そのまま世間で使うからです。一般の人向け、すなわち、中学生や高齢者にも通じるような日本語に置き換えて欲しいです。あるいは、新しい言葉をつくるとか。

国語の時間に、JRやNHK、ITといった言葉をどのように発音するのか、教えているのでしょうか。
「AKB48」はアイドルグループの名前なので、そんなものかと思いますが。これが日本語の文章の中に入ってるとき、どのように発音するのか。国語の教科書に出て来たら、教師も生徒も困るでしょうね。「よんじゅうはち」とふりがなを振ったら、誤答でしょうか。
この項続く

かながわ政策法務研究会で講演

2020年1月11日   岡本全勝

今日1月11日は、かながわ政策法務研究会に呼ばれて、船橋市まで講演に行ってきました。新年早々の出番でした。
60人余りの方が、聞いてくださいました。今日の参加者は、神奈川県内だけでなく、東北や関西からも。
かながわ政策法務研究会は、神奈川県内の自治体職員と研究者等を中心に結成された勉強会です。勉強熱心な公務員がいることは、頼もしいですね(ホームページがないとのことなので、リンクを張ることができません)。

主催者の注文に沿って、大震災で考えた町とは何か、住民の暮らしを支えるとは何かを、お話ししました。いま連載している「公共を創る」の要約にもなります。
質疑応答も、的確な質問が次々と出て、内容の濃い講演会になりました。
皆さんが、地域から日本を良くしてくれることを期待しています。
続きあり

被災外国人に、やさしい日本語

2020年1月11日   岡本全勝

田村太郎さん(注)が、NHK大阪のニュース「被災外国人にやさしい日本語」(1月7日)に登場しました。

ちょうど昨日、このページで、通じないカタカナ語について書いたところです。
日本語になっていない、しかし日本人はそれで通じると思っているカタカナ語(カタカナ英語)、さらにはカタカナにもしないアルファベットのままの単語は、外国人にはわかりにくいです。特にアジアから来ている人には、難しいです。日本人でも高齢者は、困ります。
災害時は、特に伝わることが重要です。

このニュースは、13日朝の「おはよう日本」でも、放送されるとのことです。
(注)このホームページにしばしば登場する、災害支援などを行っているNPOの代表者。先日も「災害時施設運営管理者研修」に登場しました。