カテゴリーアーカイブ:このページの歴史

震災復興加速化、与党提言

2018年8月8日   岡本全勝

7月27日に、与党から総理に、震災復興加速化のための第7次提言の申入れがなされました。少し古くなって恐縮です。
与党復興加速化本部では、これまで、復旧の現状を踏まえ、とるべき措置について政府へ申し入れがされてきました。今回で7回目になります。
今回のポイントは、次のようなものです。
・津波被害地域では、甚大な被害を受けた地域でも、復興の総仕上げの時期。2020年度には、復興を成し遂げる。
・原発被災地では、中長期的な取り組みが必要。復興・創生期間後も、引き続き国が前面にたって取り組む。特定復興再生拠点の整備計画が認定され、それを進める。

与党申し入れは、現状を分析した、進むべき羅針盤です。この申し入れに沿って、関係省庁が、地元と協力しつつ、復興を進めていきます。

故・長島忠美副大臣

2018年8月5日   岡本全勝

今日は、新潟県長岡市山古志(村)へ行ってきました。長島忠美・復興副大臣が亡くなられて1年。仏壇にお参りしてきました。1年は、早いものです。
長島副大臣には、東日本大震災からの復興の際に、高台移転などの規模縮小に、お骨折りを頂きました。「計画の見直しと縮小

久しぶりに行った山古志村は、もう震災の痕がわからないほど、きれいになっていました。中越地震は平成16年、あれから14年が経っているのですから。
今日も企画があるらしく、旧役場にはたくさんの人が来ておられました。水槽には、立派な錦鯉がたくさん泳いでいました。

慶應大学、地方自治論Ⅰ成績評価

2018年8月3日   岡本全勝

地方自治論Ⅰの試験の答案を採点しました。348人分です。ほとんどの学生が、A4用紙両面を使って、びっしりと書いていました。

問1は、地方自治の意義を問うものです。授業でも、「ここは試験に出しますよ」と予告しました。授業で配ったレジュメと資料も、持ち込み可です。問の文章に、必須の語彙は指示してあります。大半の学生は、きちんと回答していました。
残念ながら、合格点を与えることができない回答もありました。指示した語彙を並べるだけ、それも十分な説明ができていません。問に対する答になっていないのです。
また、「模範解答」が出回ったのでしょうか。同じようにまちがった答案が、たくさんありました。「国から一生の自立」は「国から一定の自立」の間違いでしょう。日本語としてもおかしいですよね。
他にも、「(地域で負担と受益を考えるより)国に要求すると満足度が高い」とか「中央政府の各省庁が地方出先機関を設置し、各種のサービスを供給した方が効率的である」とか。まちがった「模範解答」を写すのは危険です。

問2は、多くの学生が、書けていませんでした。問いは、自治体に、議会と首長の二元代表制以外の仕組みを導入することについてです。
授業では、ドイツの地方自治を例に、さまざまな形があることを示しました。また、国政は議院内閣制であることも、問の文章に書いてあります。少々考えれば、何らかの答えは書けるでしょう。
これも、間違った「模範解答」が出回ったのでしょうか。「条例の横出し上乗せ」や「議会と首長との牽制(再議など)」を書いている答案がたくさんありました。
想定していない問がでた場合(今回は予告したのですが)、どのように対処するか。「何でも書けば良い」ではありません。問と全く違った答を書くと、何も書かないより減点になる場合もあります。

問3は、それぞれに考えてもらう問です。誰にでも、何かは書ける問です。
授業中の小レポートで、自治体の政策を勉強してもらいました。それに答えた学生にとっては、簡単だったでしょう。しかし、小レポートを出していない学生や、授業に出ていない学生は、内容ある回答は書けなかったようです。
特に、政策を提案する際に、財源を考えず「ばらまき政策」になっている答案が多かったです。これは、減点です。

全く改行なしの文章もたくさんありました。困ったものです。小レポートの書き方指導で、注意したことなのですが。3分の1の学生は、ほとんど授業に出席せず試験だけを受けているので、このような注意もわからないのでしょう。
授業に出席した学生と、出席していない学生とで、成績が大きく別れる結果になりました。当然といえば当然です。「ノートや配付資料持ち込み可」という試験は、授業に出席せず試験だけ受けて及第点をとることができるほど、簡単ではありません。

進む復興、避難者数の減少

2018年8月1日   岡本全勝

復興庁が、全国の自治体の協力を得て、避難者数の調査をしています。平成30年7月の人数が、公表されました。約6万人の方が、避難しておられます。
この数字は、着実に減少しています。発災直後は約47万人、詳しい数字が取れた時は35万人おられました。「これまでの推移」。
ようやく、ここまで来ました。7年もかかっています。新しい町をつくるのに、場所を決めたり、山を削ったりと、時間がかかりました。

高台移転用地や公営住宅も、順次完成しています。津波被災地では、来年春にはほぼ完成します。「復興の道のりと見通し
避難者の方に、一日でも早く仮設住宅暮らしを終えて、恒久的な住まいに移ってもらうことが、復興庁の一番の使命です。

慶應大学、公共政策論・成績評価

2018年7月28日   岡本全勝

公共政策論の成績評価を終えました。今回も、レポート提出です。10枚前後の力作が多かったです。
出題の際に、書式や入れるべき要素などを指示していたので、多くの学生はそれを守ってくれました。また、授業の中で小レポートを書かせ、書き方指導もしたので、ほとんどが読みやすいレポートになっていました。小レポートに比べ、格段に良くなっています。書き方指導の効果が、出ています。
これは、学生にとっても書き方が身につくとともに、論旨がはっきりして、読む私にとっても読みやすいのです。
これらを満たしていない学生もいました。今回も1ページ以上にわたって、改行がないものなどがありました。彼らの出席状況を見ると、全く授業に出ていない学生や、ほとんど出ていない学生です。もったいないですね、出席しておれば、文章の書き方を身につけることができたのに。

さて、内容についてです。
学生たちは、まざまな社会問題を取り上げていました。少子高齢化、子育て、セクハラ、LGBT、貧困、格差、ブラック職場・過労死、さまざまな差別、過疎化、産業空洞化、政治への関心の低下・・・。
それら課題を調べることと、参考文献を読むことについては、ほとんどの学生が良くできていました。これができているレポートには、Bをつけました。
次に、対策の提案です。これは、ばらつきがありました。これまで取られている対策を評価し、メリットとデメリットがしっかり書けているものには、Aをつけました。
その中でも、特に良くできているものには、Sをつけました。

これからも、社会の問題に関心を持ち、ニュースや書物を読んでください。また、文章の書き方も訓練を重ねて、磨きをかけてください。
皆さんの活躍を期待しています。