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2008.01.25

2008年1月25日   岡本全勝

小西砂千夫関西学院大学教授が、「自治体財政のツボー自治体経営と財政診断のノウハウ」(関西学院大学出版会)を出版されました。宣伝せよとのご指示ですので、ご紹介します。
先生の言葉によれば、売りは「住民の目線で自治体財政を解説するのがねらいです。初めて話し言葉で書いてみました」とのことです。住んでいる市町村の財政を勉強するには、もってこいの本です。市町村議会議員や職員、市役所の財政に関心のある方にお勧めします。

秋学期の授業終了

2008年1月19日   岡本全勝
今日で、秋学期の授業は終了。予定した内容を、講義し終えることができました。もちろん、まだまだお話ししたいことはあるのですが。
授業って、難しいですね。本に書いてあることをしゃべるだけなら、「本を読んでください」ですみますし、学生からすれば「それは本で読みました」になります。とはいえ、学部生への講義ですから、一通りの基礎知識も教授しなければなりません。しかし、それだけではつまらないですよね。もう少し掘り下げた難しいことも、話さなければ。大学院なら、問題点についての講義ですむのですが。
基礎知識については、全体像をいかにわかりやすく教えるかがポイントです。時間が限られているので、詳しい内容まで説明できません。重要な事項を、地方自治の全体像の中でどこに位置するかがわかるように、お話ししました。課題については、その背景と現在の動向をお話ししました。その際には、最新の資料を配りました。この資料の準備は、結構大変なのですよ。もっとも、これも実務家教員のセールスポイントです。
「地方行政って、こうなっているんだ」と理解してもらい、「こんな問題があるのだ」と知ってもらえれば、成功です。
基本的知識を習得してもらい、問題点を知ってもらう。そして、興味があれば、自分でさらなる勉強をしてもらう。これが、大学の授業でしょう。そして、ものの見方を身につけてもらえれば、満点ですね。
その点、秋学期の地方自治論は、バランス良く講義できたと、自己評価をしています。もちろん、自己満足でなく、学生たちの意見を聞かなければなりませんが。授業終了後に、拍手をもらいました。儀礼であっても、うれしいですね。
最後まで出席してくれた学生たちに、お礼を言います。特に、少々難しい話の時に目を輝かせて食らいついてきた学生と、笑って欲しい小話の時に笑ってくれた学生に。

授業再開

2008年1月12日   岡本全勝
冬休みも終わり、大学の授業を再開。といっても、来週で終わりですが。今日は、第8章地方財政の課題です。ここは、私の本業分野です。1学期間でも話しきれないほど、話すことがあります。でもそれを、1時間半に収めるのです。そこで、ごくごくポイントを絞って、話しました。資料もわかりやすいのを用意したので、理解してもらえたと思います。
全体像とポイント、現在の仕組みと問題点、それとわかりやすい実例。これがうまくいくと、わかりやすい話になります。今日は、満足。

888,888番

2008年1月10日   岡本全勝
888,888は、2008年1月10日、宮城県の常陸さんでした。
今年は春から縁起が良いですよ。
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地域経済発展と道州制

2008年1月6日   岡本全勝

私は、道州制の目的を、政治にあっては、中央政府が国政を考えるため(地方のことは地方に任せるため)と、経済にあっては、地域経済を発展させるため(東京に依存しないため)、と説明しています。前者のスローガンは「霞ヶ関分割」であり、後者は「東京を向かずアジアを相手に」です。このHPでも、イギリスの経済道州制を紹介しました(2007年10月24日)。また、日本では、広域単位(道州規模)で地域経済を考える仕組みがないことも紹介しました(「地域振興と国家行政機構」2007年10月28日)。
日本の各道州(案)は、オランダ、ベルギー、オーストリアなどヨーロッパの国々と、同程度の人口や経済規模を持っています。各地域が東京を向いているから、地域の経済が活性化しないのです。道州の経済自立と発展は、そんなに難しい話ではないのです。EUの経済統合と方向は逆ですが、それと対比できます。日本は、アメリカ、EUと3極をつくるくらいの規模があったのですから。
一方、イングランドが経済道州制を導入していること合わせ、フランスの州は地域経済発展の見地からスタートしました。最後に、地方自治体になりました。いずれも、県や市では経済単位としては小さすぎ、国家では大きすぎるから設計されたものです。
日本の経済界も、道州制導入に熱心なので、期待しています。