「講演」カテゴリーアーカイブ

講演

よんなな会

今日3月10日は、よんなな会に呼ばれて、短い講演に行ってきました。この会は、47都道府県の地方公務員と、中央省庁で働く官僚をつなげるものだそうです。
今日は、400人の参加者と100人のスタッフで、合計500人という大人数でした。北海道から沖縄まで全県、そして全府省から参加したとのこと。

私の講演の他、米田恵美・Jリーグ理事のお話しと、入江慎也さん(吉本興業、カラテカ)の話がありました。入江さんの話は、明るい公務員の勧めでした。私の主張と重なりますが、さすがにプロの芸人さんは上手ですね。
その間に、17人の公務員による、「自己宣伝・同士募集」が入ります。講演のあと、お酒や食べ物を持ち寄って、交流会が開かれます。そこで、お互いに同好の士を募るのです。それは仕事の悩みであったり、部活動であったりします。これは良くできた企画です。

いや~、後輩たちのエネルギーと、企画のうまさに、びっくりしました。これだけもの公務員が、意欲を持って社会を変えようと参加しているのです。
20~30年ほど前にも、地方公務員の勉強会や集まりが活発になった時期があります。「分権を支える受け皿として力をつけよう」という趣旨でした。それはどちらかといえば、研究的勉強でした。
今回の集まりは、それにとどまらず、いろんな分野、いろんな課題に取り組もうとしています。また、インターネットが発達して、お互いの意見交換なども便利になりました。これを活用しない手はありません。
紹介した「自己宣伝・同士募集」も、スクリーンに概要が映されるとともに、そこに二次元コードがついています。「より詳しくは、こちらを見てください」ということです。

私への依頼は、明日8年を迎える東日本大震災の経験を話すことと、後輩たちへのメッセージでした。応援の気持ちを込めて、お話ししてきました。「写真

経済同友会の復興シンポジウム

今日は、経済同友会の「復興シンポジウム」に出席するため、仙台に行ってきました。第1部は、沿岸地区における産業復興。第2部は、福島のインフラとなりわいの再構築がテーマです。

私は、第3部「大震災の経験から導く防災に関する示唆」の司会を務めました。尾崎・高知県知事が南海トラフへの備えについて、池田・都城市長が後方支援の準備について、内容の濃い説明をしてくださいました。
引き続き、総括スピーチもしました。大震災から学んだことです。平成の30年は、大災害外が続いた時代でもありました。その度に、学び、対策を充実してきました。政府だけでなく、企業、NPO、国民もです。それを整理して、説明しました。

経済同友会は、毎年、このような活動をしてくださっています。経済界の方々、オピニオンリーダーの方々が、関心を持って、復興を支援してくださることは、ありがたいことです。
そのお礼も述べてきました。

仙台で講演

きょうは、夕方から仙台で、ある勉強会の講師を務めてきました。
8年間の歩みをおさらいし、何をしたか、何が残っているかを、お話ししました。100人の聴衆が、熱心に聞いてくださいました。
帰りの新幹線、左の窓からは、満月に近い大きな月が見えました。

帰ってからは、届いていた慶應大学の追試の採点。「明日までに登録せよ」とのことなので。

何度やっても、講演は難しい

いろいろと講演を引き受けています。大学の講義も。しかし、何度やっても、話すことは難しいです。「宮城県市町村行財政セミナー
場慣れはしているのですが、毎回「あそこは、もう少し違った話し方をすれば良かったなあ」と、振り返ることが多いです。

もちろん、講演会の評価は、伝えたいことを伝えることができたか。そして、聴衆に満足してもらえたかです。
前段は、何を伝えるかを考え、脱線しないようにレジュメを配ります。これで、伝えたいことは、はっきりします。後段は、聴衆の反応やアンケートで評価がわかります。

私はもう一つ、伝えたいことを明確にするだけでなく、楽しみながら聞いてもらうことを考えます。白板を使って動きを入れたり、質問をして興味を引いたり。楽しく聞きながら、重要なことを持って帰ってもらう。これが、私の理想です。
話している最中は、「聴衆に受けているか」を気にします。受けが良いと、私も話が乗ります。聴衆の反応を見ながら、次の話の展開を考えます。その場合に、受けが良くないときは、どうしたら受けるかを必死に考えます。

聴衆が雑多な人からなっている場合は、難しいです。そのテーマに関する知識、関心がばらばらなので、全員を喜ばせることが難しいのです。
次に、話が同じ内容で、聴衆もよく似た人たちであっても、受けが良い場合と、いまいちの場合があります。これには、頭を抱えます。
同じ内容を話しているつもりでも、興味を持ってもらえる場合と、そうでない場合があるのでしょう。ちょっとした言い回しとか、表現の違いだと思います。

わかりやすいように、抽象論でなく具体例、簡単に言うと私の体験談や失敗談を多用します。また、なるべくリラックスして聞いてもらえるように、笑い話などを織り込むのですが。これが受けない場合があります。
関西漫才を目指している私にとって、これはつらいです(苦笑)。で、時に「ここは笑ってください」と、笑いを強要するのです。これは反則行為ですね。
壇上で、あるいは終わってから次回に向けて反省し、工夫を重ねます。「難しい速記録起こし

一対一での会話は、相手の表情を読みながら応答しなければならないので、もっと難しいのですが。この場合は、相手とのやりとりなので、直ちに修正が可能です。

宮城県市町村行財政セミナー

きょう2月15日は、宮城県市町村行財政セミナーに呼ばれて、講演に行ってきました。170人の方が聞いてくださいました。

第1部は小西砂千夫・関西学院大教授で、第2部が私です。東北で、二人で関西弁でしゃべってきました。まあ。村井・宮城県知事も大阪出身だし、アイリスオーヤマの大山健太郎会長も大阪出身ですよね。
「G7の中で日本がゲベです。おっと、ゲベってわかりますか」と聞いたら、「わかりません」といわれました。最下位、ビリのことです。

東北の方はまじめなので、それなりに手を打ちました。笑って欲しいところは、「ここは笑ってください」と強要しました(笑い)。
何度も講演はしているのですが、観客と波長が合う会と、あわない会があるのです。きょうは良かったかな?
話し方は関西弁、笑いも取りましたが、内容は、もちろん重要なことですよ。