何度やっても、講演は難しい

いろいろと講演を引き受けています。大学の講義も。しかし、何度やっても、話すことは難しいです。「宮城県市町村行財政セミナー
場慣れはしているのですが、毎回「あそこは、もう少し違った話し方をすれば良かったなあ」と、振り返ることが多いです。

もちろん、講演会の評価は、伝えたいことを伝えることができたか。そして、聴衆に満足してもらえたかです。
前段は、何を伝えるかを考え、脱線しないようにレジュメを配ります。これで、伝えたいことは、はっきりします。後段は、聴衆の反応やアンケートで評価がわかります。

私はもう一つ、伝えたいことを明確にするだけでなく、楽しみながら聞いてもらうことを考えます。白板を使って動きを入れたり、質問をして興味を引いたり。楽しく聞きながら、重要なことを持って帰ってもらう。これが、私の理想です。
話している最中は、「聴衆に受けているか」を気にします。受けが良いと、私も話が乗ります。聴衆の反応を見ながら、次の話の展開を考えます。その場合に、受けが良くないときは、どうしたら受けるかを必死に考えます。

聴衆が雑多な人からなっている場合は、難しいです。そのテーマに関する知識、関心がばらばらなので、全員を喜ばせることが難しいのです。
次に、話が同じ内容で、聴衆もよく似た人たちであっても、受けが良い場合と、いまいちの場合があります。これには、頭を抱えます。
同じ内容を話しているつもりでも、興味を持ってもらえる場合と、そうでない場合があるのでしょう。ちょっとした言い回しとか、表現の違いだと思います。

わかりやすいように、抽象論でなく具体例、簡単に言うと私の体験談や失敗談を多用します。また、なるべくリラックスして聞いてもらえるように、笑い話などを織り込むのですが。これが受けない場合があります。
関西漫才を目指している私にとって、これはつらいです(苦笑)。で、時に「ここは笑ってください」と、笑いを強要するのです。これは反則行為ですね。
壇上で、あるいは終わってから次回に向けて反省し、工夫を重ねます。「難しい速記録起こし

一対一での会話は、相手の表情を読みながら応答しなければならないので、もっと難しいのですが。この場合は、相手とのやりとりなので、直ちに修正が可能です。