カテゴリーアーカイブ:生き様

インターネット検索の限界

2019年3月25日   岡本全勝

3月19日の読売新聞文化面「読むは今」、稲泉連さんの「偶然の出会い「ぴあ」の役割」から。
・・・昨年11月、情報誌『ぴあ』がスマートフォンアプリとして“復刊”した。ライブや映画上映のスケジュールなど、都市のエンタメ情報のインフラだった同誌の休刊は8年前。
「『ぴあ』の機能はネット検索で代替できる。それが休刊の大きな理由でした」2000年の入社以来、休刊まで雑誌『ぴあ』の編集に携わり、現在はアプリ版の編集長を務める岡政人さんは語る。
では、今回のアプリ版『ぴあ』のリリースに当たって、彼らはどのような「役割」を再び見つけ出したのか。
「実際に雑誌がなくなってみると、『情報は検索で探せるものだけではない』という問題意識が僕ら自身にも生じてきたんです」・・・

・・・同誌が支持を得たのは、例えば「この週末に何をしよう」といった曖昧なニーズを一冊で満たしたからだった、と岡さんは指摘する。
「ぱらぱらと頁をめくることが、自分でも思っていなかった行動のきっかけになる。そうして出かけた先で新たな出会いや関心が生まれる。それが情報誌の果たしてきた役割でしょう。『自分のしたいこと』が明確な人なら、確かにグーグル検索があればいいかもしれない。でも、エンタメの出会いの全てが、検索で生まれるわけではない」・・・

探したい本がわかっているなら、インターネットで検索するのが便利です。しかし、本屋をぶらりと歩いて、興味深い本を見つけることは、インターネットではできません。「街歩き、文具店

鎌田浩毅先生新著『読まずにすませる読書術』

2019年3月23日   岡本全勝

鎌田浩毅先生の新著『読まずにすませる読書術 京大・鎌田流「超」理系的技法』(2019年、SB新書)を紹介します。鎌田先生の読書術としては、『理科系の読書術』がお勧めです。今回の書は、前著の延長にあります。

今度の本は、読書家に共通の悩み、「本の自己増殖」への解決策です。買っても最後まで読めない、読まない本が増えることへの対策です。
ポイントは次の通りです。
・ストックしてあるだけの本が再び必要になる場面はない。
・「この本が人生を変えるか?」で不要な本は減らす。
・「いつか読む」では永遠に読めない。

信頼できる書評家やレファレンス本の紹介も、役に立ちます。例えば「鹿島茂先生のオール・レビューズ」。

読みたい本を買い込んでは、積ん読になっている私にとっても、先生の指摘はそれぞれ納得できます。目次で理解する、飛ばし読みするは、実行しています。役に立ちます。

では、本を買わないことを実践できるか?
う~ん、どうも私の場合は「本屋に行くこと」「本を手に入れること」が趣味であり、目的になっているようです。
「何の目的で、その本を読んでいるのですか」「何のために買うんですか」と問われると、「気に入ったから」と答えるしかないことが多いです。反省。
まだ、鎌田先生のように「解脱」できていません。先生も、トランクルーム10室にため込んだ本をカビにやられて、「解脱」されたようですから。わが家もそろそろ満杯になってきたので、容量という点から強制的に「捨てる」を実行しなければなりません。

ところで、「身体で選べば読む本をコントロールできる」として、「体癖」による、本の選び方が紹介されています。お試しください。

春の東京、桜開花

2019年3月21日   岡本全勝

今日は春分の日で、お休み。東京は、午後から晴れ、気温も20度を越えましたが、風がきつかったです。桜の開花が、宣言されました。

わが家の椿は、次々と美しい花をつけています。もう一つ、去年買った、鉢植えの五色散り椿も、きれいな花を咲かせました。枯れたかと思っていた、鉢植えの小さな桜とモミジも、芽を吹きました。キョーコさんが、まめに水をやってくれているのです。こちらの桜は、花はだいぶ先のようです。

久しぶりに、近くの商店街を散歩すると、お店が入れ替わっていたり、ビルが壊されていたり。入れ替わりが激しいですね。もっとも、この商店街は、いくつもあった古本屋さんが1軒になり、私には縁のないお店が多いのです。

4月下旬から始める予定の、連載の原稿と格闘しています。骨格をつくるのに、時間がかかっています。
書きたいことの部品はたまっているのですが、どのように並べるか。幹と枝の配置に難渋しているのです。全体を紹介する「はじめに」を、書いては消して、行きつ戻りつです。

春の一日

2019年3月17日   岡本全勝

今日の東京は、少し肌寒かったですが、良い天気でした。
まずは、上野の国立博物館で開かれている「御即位30年記念 両陛下と文化交流―日本美を伝える」へ。小ぶりでしたが、良いものが並んでいます。
その後、散歩がてら日本橋まで歩いて(約3キロ)、高島屋の「手塚雄二展」に。良い日本画が並んでいました。光というか、水蒸気というか、空気を表しておられます。手塚画伯も、いろいろ試行錯誤して、現在の画風に到達されたのがわかります。初期の頃には、速見御舟、東山魁夷を思わせる画風のものもありました。
東京駅の前では、温泉帰りの元部下とバッタリ。
紀伊國屋新宿本店に寄って、気になる本を数冊買って帰りました。

4月下旬から、連載を始める予定なのですが、執筆が進みません。体には良いことをしたのですが・・・。

1週間が終わりました。

2019年3月15日   岡本全勝

今日は金曜日夜。1週間が終わりました。久しぶりに、ほっとしています。
ここのところ、休日がなかったので、明日は久しぶりのお休みです。といっても、出かける用務があるのですが。

3月11日前後は、シンポジウムに呼ばれたり、マスコミの取材があったりと、いろいろと仕事が立て込みます。
今週はことのほか、いろんな人から様々な相談がありました。頼りにしてもらえることを、良しとしましょう。
被災地視察に行くと、自分の時間が取れません。異業種交流会のあとは、疲れもあって、すぐに寝てしまいます。

次に向けて、いろいろと考える時間も必要なのですが。本も読みたいし、展覧会も行きたいし。肝冷斎がうらやましいです。これも