本を捨てる、思い出を捨てる

少しずつ、本を捨てることを始めました。
書斎の本棚は、とっくの昔に満杯になっています。少しずつ床に積み上げたのが、山のようになっています。パソコンにたどり着くには、その山並みの間の、けもの道を歩くのです(笑い)。階段、寝室にも増殖中です。反省。

ほとんどの本は、もう二度と読むことはないとわかりつつ、なかなか捨てることができず。決断力のない男です。とはいえ、このままでは、日常生活に支障が出そうです。新しい本を買ってきても、置く場所もなく。
去年春に、近くのブックオフに98冊持って行きました(2017年5月9日)。しかし、改善は見られません。それどころか、ますます増殖します。

そこで、少しずつ職場に持って行って、職員に引き取ってもらっています。職員にとっては、迷惑な話かもしれません。でも、中に1冊でも「読もう」と思ってもらう本があれば。
「これは誰も読まないなあ」と思う本は、古紙回収日に出しています。まだ始めたばかりで、目に見える成果は出ていません。

本の山を崩したり、本棚から本を抜くと、「こんな本も読んだなあ」という本が発掘されます。あることすら忘れている本ですから、捨てても何の支障もありません。でも、なぜ捨てにくいか。
わかったことは、本という物ではなく、「読んだ本」「買った本」という思い出が捨てがたいのですね。