カテゴリーアーカイブ:生き様

東大教師が新入生にすすめる本

2019年4月1日   岡本全勝

東大出版会「UP」4月号は、定例の「東大教師が新入生にすすめる本」特集です。
私が大学を卒業してから、40年余り。いま、先生たちはどのような本を学生に勧めているのか、そして学問の最先端はどうなっているのかを知る良い資料です。当時、このような紹介があったら良かったのに。

紹介されている書名を見て、「これは読んだなあ」「これは買ったけど読んでいない」「こんな本があるのだ」と思いを巡らせます。そして、先生方の紹介文を見て、読もうという意欲が出てきます。「こう読むのか」と。早速、数冊アマゾンで注文してしまいました。

P6で、伊藤亜聖・社会科学研究所准教授が『20世紀システムⅠ 構想と形成』(1998年、東大出版会)を、次のように紹介しておられます。
・・・20世紀の特徴が「設計されたシステム」であることを、「理念国家」アメリカの歴史から国際連合、国際通貨基金、世界貿易機関の設立、そして米ソ冷戦に着目して議論している。21世紀に入って以降に顕在化した所得格差の拡大と反グローバリゼーション、国家以外のアクターの重要性、中国をはじめとする新興国の台頭とパワーバランスの変化などを念頭にいま改めて読むべき本・・・
なるほど。この本も、本棚のどこかにあるはずなんですが・・・。

3月31日

2019年3月31日   岡本全勝

今日は3月31日、3月が終わります。3月も、忙しかったですねえ。自分で忙しくしているのですが(苦笑)。
東京は、ひととき暖かくなったのですが、また寒さが戻っています。桜は見頃を迎えています。善福寺川沿いの桜も、七分咲きです。お花見には、少々寒いようでした。ご近所のハナカイドウも、きれいな花を咲かせています。

平成30年度が終わり、新年度が始まります。
学校や職場で、新入生の人たちは、大きな希望と少しの不安のなかにいるでしょうね。転勤や異動をする人たちも、新しい仕事に頑張ろうと意欲に燃えているでしょう。
ぜひ、その気持ちを持ち続けてください。

もっとも、学業も仕事も、時には難しいことも起きます。その際には悩まずに、身近な人に相談してください。
仕事での悩みなら、『明るい公務員講座』がお役に立ちます。管理職になった方には、『明るい公務員講座 管理職のオキテ』が参考になりますよ(宣伝です)。

インターネット検索の限界

2019年3月25日   岡本全勝

3月19日の読売新聞文化面「読むは今」、稲泉連さんの「偶然の出会い「ぴあ」の役割」から。
・・・昨年11月、情報誌『ぴあ』がスマートフォンアプリとして“復刊”した。ライブや映画上映のスケジュールなど、都市のエンタメ情報のインフラだった同誌の休刊は8年前。
「『ぴあ』の機能はネット検索で代替できる。それが休刊の大きな理由でした」2000年の入社以来、休刊まで雑誌『ぴあ』の編集に携わり、現在はアプリ版の編集長を務める岡政人さんは語る。
では、今回のアプリ版『ぴあ』のリリースに当たって、彼らはどのような「役割」を再び見つけ出したのか。
「実際に雑誌がなくなってみると、『情報は検索で探せるものだけではない』という問題意識が僕ら自身にも生じてきたんです」・・・

・・・同誌が支持を得たのは、例えば「この週末に何をしよう」といった曖昧なニーズを一冊で満たしたからだった、と岡さんは指摘する。
「ぱらぱらと頁をめくることが、自分でも思っていなかった行動のきっかけになる。そうして出かけた先で新たな出会いや関心が生まれる。それが情報誌の果たしてきた役割でしょう。『自分のしたいこと』が明確な人なら、確かにグーグル検索があればいいかもしれない。でも、エンタメの出会いの全てが、検索で生まれるわけではない」・・・

探したい本がわかっているなら、インターネットで検索するのが便利です。しかし、本屋をぶらりと歩いて、興味深い本を見つけることは、インターネットではできません。「街歩き、文具店

鎌田浩毅先生新著『読まずにすませる読書術』

2019年3月23日   岡本全勝

鎌田浩毅先生の新著『読まずにすませる読書術 京大・鎌田流「超」理系的技法』(2019年、SB新書)を紹介します。鎌田先生の読書術としては、『理科系の読書術』がお勧めです。今回の書は、前著の延長にあります。

今度の本は、読書家に共通の悩み、「本の自己増殖」への解決策です。買っても最後まで読めない、読まない本が増えることへの対策です。
ポイントは次の通りです。
・ストックしてあるだけの本が再び必要になる場面はない。
・「この本が人生を変えるか?」で不要な本は減らす。
・「いつか読む」では永遠に読めない。

信頼できる書評家やレファレンス本の紹介も、役に立ちます。例えば「鹿島茂先生のオール・レビューズ」。

読みたい本を買い込んでは、積ん読になっている私にとっても、先生の指摘はそれぞれ納得できます。目次で理解する、飛ばし読みするは、実行しています。役に立ちます。

では、本を買わないことを実践できるか?
う~ん、どうも私の場合は「本屋に行くこと」「本を手に入れること」が趣味であり、目的になっているようです。
「何の目的で、その本を読んでいるのですか」「何のために買うんですか」と問われると、「気に入ったから」と答えるしかないことが多いです。反省。
まだ、鎌田先生のように「解脱」できていません。先生も、トランクルーム10室にため込んだ本をカビにやられて、「解脱」されたようですから。わが家もそろそろ満杯になってきたので、容量という点から強制的に「捨てる」を実行しなければなりません。

ところで、「身体で選べば読む本をコントロールできる」として、「体癖」による、本の選び方が紹介されています。お試しください。

春の東京、桜開花

2019年3月21日   岡本全勝

今日は春分の日で、お休み。東京は、午後から晴れ、気温も20度を越えましたが、風がきつかったです。桜の開花が、宣言されました。

わが家の椿は、次々と美しい花をつけています。もう一つ、去年買った、鉢植えの五色散り椿も、きれいな花を咲かせました。枯れたかと思っていた、鉢植えの小さな桜とモミジも、芽を吹きました。キョーコさんが、まめに水をやってくれているのです。こちらの桜は、花はだいぶ先のようです。

久しぶりに、近くの商店街を散歩すると、お店が入れ替わっていたり、ビルが壊されていたり。入れ替わりが激しいですね。もっとも、この商店街は、いくつもあった古本屋さんが1軒になり、私には縁のないお店が多いのです。

4月下旬から始める予定の、連載の原稿と格闘しています。骨格をつくるのに、時間がかかっています。
書きたいことの部品はたまっているのですが、どのように並べるか。幹と枝の配置に難渋しているのです。全体を紹介する「はじめに」を、書いては消して、行きつ戻りつです。