全国の自治体の協力を得て、避難者の居場所を把握しています。4週間前に比べ、学校や公民館などいわゆる避難所におられる方は、4.1万人から2.4万人に着実に減っています。知人宅におられる方も減っています。仮設住宅などへ移っておられます。
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行政-災害復興
大臣交代
今日は、朝に松本復興担当大臣の辞任、夕方に平野新大臣の任命がありました。その事務的な準備に、追われました。どなたが新大臣になられるか不明の段階で準備をするので、大臣交代は毎回いろんな苦労があります。
もっとも、平野大臣はこれまで副大臣として指揮を執っておられたので、私ども事務方にとっては、新たなご説明も不用です。円滑な引継ぎが、できました。
ここ数日、テレビのニュースで、松本大臣の横にいる私の姿が、繰り返し放送されたとのことです。私は忙しくて、それらのニュースを見ていないのですが。たくさんの人から、「テレビで観たよ」とのメールを頂きました。ハイ、忙しく仕事をさせてもらっています。
被災者受け入れ市町村との意見交換会
今日は、福島市で、原発事故の被災者を受け入れているいくつかの市町村との意見交換会。総務大臣や経産副大臣のお供をして、出席しました。6月4日には、避難している市町村長との意見交換会をしました。
受け入れている市町村も被災しており、その上で他市町村の住民を受け入れています。たくさんの避難者を受け入れていると、保育園、小中学校、病院などの定数、さらにはゴミ処理場の能力を、上回るところが出ています。
受け入れ側の市町村の行政サービスと、元いた市町村の行政サービスの水準が違うこともあります。例えば子どもの医療費無料化など、首長の方針や財政力によって、市町村ごとに違いがあります。受け入れ側の市町村長は、「なるべく住民と、避難してこられた方と、差をつけずにサービスをしたい」とおっしゃってくださいますが、財源をどうするか、悩ましいところです。
復興、当面急ぐ仕事
復興担当大臣のお供をして、昨日2日は福島県知事と、今日3日は岩手県知事、宮城県知事と面談に行ってきました。
これから、市町村や県の復興を、本格的にお手伝いします。復興の主体は住民であり、市町村です。私たちの仕事は、住民の生活再建や企業の再建への支援、市町村が取り組む町の復興や安全安心づくりの支援です。
当面、急がなければならないことは、次のようなものです。
1 構想会議から頂いた「提言」を、実際の事業に移すための「基本方針」に「翻訳」すること。
2 特に、提言に盛り込まれた「特区」や「交付金」などを、設計すること。
3 市町村が作り始めている復興計画に、必要な助言をすること。
4 市町村が行うあるいは行っている各種事業への助言、手続の簡素化、財源確保、そのほか国としてできる支援を行うこと。
東京で考えていても、効果的なことはできません。地方自治体の要望を聞いて、急ぐものから、各省に取り組んでもらいます。
慌ただしい1週間
今日は金曜日。またまた、怒濤のような1週間が、終わりました。月曜日に復興本部事務局に異動しました。火曜日に全閣僚出席の本部が開かれ、引き続き政務職と事務職幹部で「連絡会議」(これまでは運営会議といっていたもの)を開催。直ちに事務局内の班の編制や、当面の課題を協議しました。今日は第2回目の連絡会議を開き、各班の課題と取り組み方針を説明しました。別途、急ぎの重要課題も検討しています。
その間に、与野党への説明が入ったり、組織立ち上げの雑多な業務をこなしています。ちゃんと3食を食べているのですが、再び1キログラムの減量に成功しました。特段の運動をせずに痩せるのですから、ありがたいことです(笑い)。
被災者支援チームも兼務しているのですが、そちらは職員たちがいくつかの報告と相談のほかは、責任を持って仕事を進めてくれています。これもありがたいことです。
明日明後日の土日には、復興大臣のお供をして東北3県へ。月曜日は、総務大臣のお供をして、福島県で原発事故関係市町村との意見交換会です。