カテゴリーアーカイブ:生き様

松原先生の書庫

2014年4月13日   岡本全勝

先日(4月7日)紹介した、松原隆一郎先生の『書庫を建てる  1万冊の本を収める狭小住宅プロジェクト』(2014年、新潮社)。その書庫を見せていただきました。我が家からは、歩いてすぐのところです。
実物も、予想以上の立派さで、感激しました。先生におねだりして、先生がゆったりできると書いておられた、1階の階段下に座らせてもらいました。納得。
設計された堀部安嗣先生が、「もう2度とできない」とおっしゃっていましたが、まあ、知恵と工夫の結晶です。このような書庫を建てて欲しい研究者や読書家は、たくさんいると思います。みんな蔵書の置き場や、部屋の床が抜けることに困っているのですから。この書庫を基本形にして、サイズを大きくするとか、付属室を変えるとか。
もう一つの圧巻は、書棚に並んだ本の数々です。多くの棚で、私の関心と重なる本が並んでいました。
うらやましいです。自分の集めた本を、ほぼすべて収納できる。しかも、螺旋階段で、全てを一望できるのです。書庫を作るというのは、本好きにとっての「男子の本懐」ですよね。しかし、先生の書庫をうらやむ前に、我が書斎、いえ今や書庫になっている6畳間は、読みもしない本を捨てることが先決です。その決心がつかなくてねえ・・。優柔不断です。

歳歳年年花不同

2014年4月12日   岡本全勝

東京は、春の日が続いています。ソメイヨシノは終わりましたが、八重桜が真っ盛りです。我が家の鉢植えの桜も、ささやかな花をつけています。去年咲いた鉢植えのチューリップが、今年も花を咲かせています。通常は、翌年は病気の花しか咲かせないのに、今年は結構立派な花をつけています。
ご近所の花海棠のピンクとヒメリンゴの白い花も真っ盛り、モッコウバラもいくつも黄色い花を開き始めています。
去年まで少ししか花をつけなかった椿が、今年は手入れが良く(といっても、お向かいのおじさんに、してもらったのですが)、びっくりするほどの花を咲かせました。それに引き替え、進歩のない我が身を振り返ると、あの有名な漢詩を少し変えてみたくなります。
年年歳歳人相似 歳歳年年花不同。
本歌はもちろん、「年年歳歳花相似 歳歳年年人不同」。劉廷芝「代悲白頭翁」。訳はこちらが、わかりやすいようです。

8坪の土地に書庫を建てる

2014年4月7日   岡本全勝

松原隆一郎先生の『書庫を建てる  1万冊の本を収める狭小住宅プロジェクト』(2014年、新潮社)が、とてもおもしろくて、一気に読んでしまいました。
東大教授である先生が、1万冊が入る書庫を作る話です。しかし、普通の建物ではありません。8坪の小さな土地に、建てるのです。どのようにして、建築家である堀部安嗣さんが設計するか。
さらに、できあがった書庫は、すばらしいです。写真がついていますが、とても8坪の土地に収まっているとは思えません。お二人の哲学がこもっています。
そして、松原先生が、なぜ書庫を作られたか。おじいさんの仏壇を書庫に収めるまでの、松原家の隆盛とその後の歴史探訪が語られます。お薦めです。
本文でも書かれていますが、家を建てることは、一つの小説になりますね。私も、今の家を建てることは、楽しい経験でした。小さな家には、それなりの苦労があります。大きな要求に対し小さな予算と面積、それをどのような設計に組み込むか。大きな家以上に、ドラマがあります。

今日のクスッ

2014年4月6日   岡本全勝

昨日の「触ってください」に引き続き、笑える話を。
今日、地下鉄に、小学校低学年くらいの男の子が、マスクをして乗ってきました。しばらくして、マスクを外して、くしゃみをしました。
お父さんが、「なぜマスクを外すの」と聞いたら、男の子が「(マスクをしながらくしゃみをすると)マスクが冷たくなるんだもの」と答えました。
街に出ると、いろいろおもしろいことに出会います。

皇居乾通り

2014年4月5日   岡本全勝

今日は、キョーコさんのお供をして、皇居乾通りの一般公開に行ってきました。新聞報道にあるように、昨日の初日は、金曜日にかかわらず、5万人を超える人出でした。「さて、今日は何時間、待つのだろうか」と思いつつ、東京駅から坂下門方向に向かったら、既に人人人・・。
列は内堀通りを南下して、祝田橋の手前で西に曲がり、桜田門手前から北向きに。そこで、3つの枠(1つの枠に何百人入るでしょうか)に入れられ、それぞれの枠から、順次前進して次の4つの枠へ。そこから、順次、手荷物検査とボディチェックを受けて、坂下門へ。2時間半かかりました。その間、通り雨に降られもしました。
上空から見たら、すごい集団が見えたでしょう。後でニュースを見ると、9万人の人出だったそうです。まあ言ってみれば、初詣の明治神宮、大阪万博の時の月の石を見る行列並でした。
列を作るためのロープが張られ、警察官が上手に誘導して、混乱はなかったです。ボディチェックは、男性は男性警察官に、女性は女性警察官に受けます。ところが、男性の列に混ざってしまったおばさんが、女性の列に並び直すのがいやならしく、男性警官に向かって「触ってください」と、コートの前をはだけました。若い警官は困った顔をして、「ご協力をお願いします」と、女性の列に連れて行きました。
乾通りも、これまた人人人。桜はきれいでしたが、大臣や総理のお供をして車で通るときは、人気のない寂しいくらいの場所なので、全く印象が違いました。