カテゴリーアーカイブ:生き様

間違ったら反省する

2026年4月13日   岡本全勝

3月11日のNHKスペシャル「わたしたちの“復興” 震災15年・当事者たちの告白」を見たよ、と言ってくださる人がたくさんおられます。ありがたいことです。「NHKスペシャルに出ました
その人たちがおっしゃるのは、「間違ったと、自ら反省するのは珍しい」です。3月14日の朝日新聞社説「津波被災地の復興 一人ひとりの歩みをより前へ」などでも、うまくいかなかった点を説明しました。「失敗」を正直に伝えることも、責任者の務めだと思っています。

私が官僚になったころ、「行政の無謬性」「官僚の無謬性」という言葉を聞きました。行政は間違わないということのようです。その後わかったのは、間違わないのではなく、間違っても認めないということでした。かつて、「行政の無謬性神話」に書いたことがあります。

特に良くないのが、国会での質疑です。官僚は、現行制度や政策が正しいとして答弁を書きます。担当者も、問題点を認識しています。でも、「現行制度は時代の変化に遅れていて、変える必要があります」と答弁すると、「現行法令がおかしいというのか」とお叱りを受け、審議が止まるおそれもあります。なので、「今やっていることは正しい」と言うのです。
しかし、これでは進歩はありません。官僚の役割は、新しい社会の課題に対応することです。それは、現在の問題を認めることから始まります。たとえ、それが自分がやったことであっても。
自分や組織の間違いを認めるのは楽しくありませんが、官僚がそれを続けていると、国民の信頼を失います。それは、官僚だけに限りません。

学問は二度目が美味しい

2026年4月9日   岡本全勝

3月21日の日経新聞の書評欄、井上義和・帝京大学教授による、橋爪大三郎著『社会』の書評「「当たり前」問う知の移動能力」から。

・・・学問は二度目が美味しい。忙しいビジネスパーソンが「教養」を求めて読書する大きな理由の一つがここにあると思う。

大学入学後に生まれて初めて学問に触れた。抽象的な概念や用語を覚えるたびに世界の解像度が上がっていく気がした。後から振り返れば、それはバラバラに穿(うが)たれた幾つもの小窓から外を観察するようなものだった。卒業後、かつて小窓から窺(うかが)っていた外のリアルに触れる。さまざまな現場で当事者として具体的な経験を重ねるにつれ、借り物でない自分の言葉で物事を把握できるようになる。小窓の死角に隠れて見えなかったものの存在にも気づく。そして多くの人はここで満足する。

しかし、それに飽き足らず再び学問の門を叩(たた)いてみた人は驚くだろう。視界が開け自分で運転して自在に動き回ることができる。かつて小窓から見える断片的な景色を頭のなかで合成してなんとか想像しようとした世界が、車窓からパノラマとして広がって見える。二度目の学問の効用である・・・

「東大教師が新入生にすすめる本」2026年

2026年4月7日   岡本全勝

東大出版会「UP」4月号は、定例の「東大教師が新入生にすすめる本」特集です。
大学の先生が最近はどのような学問を教えておられるのかを知るとともに、学生にどのような本を薦めておられるか、勉強になります。特に後者は、古典というより新古典というような本が紹介されていて、参考になります。

本屋にはたくさんの本が並んでいますが、どれを読んだら良いか迷いますよね。その際に役に立つのが、新聞の書評欄です。書評欄は新刊書が中心です。その点で、「東大教師が新入生にすすめる本」は新古典などが挙げられていて、少し趣旨が違います。
いくつか読みたくなって、注文してしまいました。頂き物の本も溜まっているのに・・・。
東大教師が新入生にすすめる本」2019年、「文化、政治、経済の新しい古典

クレジットカードのポイントに苦闘

2026年4月4日   岡本全勝

笑いながら読んでください。
クレジットカードを使うと、ポイントが貯まります。うれしいのですが、それを使うのが面倒なので、「それなら商品を安くしてくれよ」と思います。

今回は、東京地下鉄メトロカードです。
全日空との提携カードで、マイルが貯まっているとの知らせが来ました。2000ポイント=2000円分では、商品にも代えることができず、メトロカードに移してパスモで使おうとしました。かつて、やったことがあるので。
地下鉄の駅の券売機で操作しようとしたら、「お客様番号を入れろ、駅パスワードを入れろ」と表示されます。「そんなもの、覚えてないわ」。
パソコンで、東京メトロのホームページに入り、自分のカード情報を知ろうとしました。お客様番号はわからないので、メールアドレスを入れ、パスワードを入れますが、何度やってもダメ。パスワードを再発行してもらえるので、生年月日を入れたら、「違う」と表示されました。「自分の誕生日を間違うはずがないわ」と文句を言いましたが、どうしようもありません。数日、イライラが募りました。

駅に行って、駅員さんに相談したら、駅では扱えないとのこと。相談の電話窓口を教えてくれました。
そこで、窓口に電話したら、親切に対応してくれました。私のお客様番号を教えてもらい、駅パスワードも再発行してもらいました。
2000円もらうのに、こんな苦労をするとは・・・。

チューリップが咲きました

2026年3月31日   岡本全勝

善福寺川沿いの桜は、日曜日に満開でした。

孫と、プランターに植えたチューリップ。どんどん伸びて、花が咲きました。黄色と紫色です。ほかにも、たくさんつぼみがあるので、しばらく楽しめそうです。
椿は、今年は一輪も花を咲かせませんでした。去年夏の剪定で切りすぎましたかね。肥料が足りないのでしょうか。お向かいのお師匠さんは、「かつてはしだれ椿のように(そんな椿はないのですが)、枝や葉がたれていたのに、最近は元気が良い」と言ってくださっているのですが。
鉢植えの五色散り椿は、いくつも花を開きました。枯らしたかなと心配していた紅葉は、葉をつけています。ナツツバキも、元気に葉を開き始めました。