「体験談」カテゴリーアーカイブ

生き様-体験談

締め切りがないと進まない

総武線を往復する本と資料」の続きにもなります。
家と職場の机の上に、本と資料が溜まっています。読みたい、読まなければと思って取ってあるのですが、なかなかその時間が取れません。

時々、その「山崩し」をやります。
「おお、こんな資料もあったよな」「これは、読もうとしたんだ」と思い出しつつ、関心が薄れた資料は斜め読みして捨てます。本当はゆっくりと読みたいのですが。時には、連載やホームページを書くために取っておいた資料が見つかることがあります。

なぜ、資料は溜まって、整理されないか。それは、締め切りがないからです。原稿は締め切りが来るので、いやおうでも、書き上げなければなりません。追い込まれるのです。ホームページの記事は、毎日ほぼ2つを載せています。書きやすいのから載せるので、少しでも複雑な題材は後回しになります。反省。

『明るい公務員講座』で、仕事の進行管理と期日の決まらない仕事の進行管理を書きました。仕事なら追い込まれるのですが、そうでない「勉強」は、仕事のようにはいきませんね。

普通の時間を実のある時間に

毎朝、高円寺の自宅から幕張の職場まで通っています。
7時頃の丸ノ内線は空いてはいますが、座れません。もっとも、ぎっくり腰を経験した身では、この17分を立っている方が腰には良さそうです。
四谷駅から幕張本郷駅までの50分近くは、ゆったりと座れます。多くの人の通勤方向と逆なので。長い時間ですが、私には少々うれしい時間です。

最初の頃は、窓から見える景色が楽しみでした。三つの大きな川を渡ります。隅田川、荒川、江戸川です。ビルが続く景色の中で、川を見ると気持ちが良いですね。最初は空から降った雨粒。一つ一つは小さいのに、集まって小川になり、それが集まってこんなに大きな川になります。

最近は、破ってきた新聞に目を通します。読んだら終わりの記事、ホームページ紹介したい記事、その他勉強になる記事に分けます。
ほかから邪魔が入らず、またほかにすることがないので、集中できます。もちろんそんなに深くは考えることができないので、新聞記事を読むのにちょうど良いのです。
ぼけ~としたり、原稿の続きを考えたりもします。締め切りに追われると、原稿執筆も。

帰りの電車は、朝に処理できなかった新聞切り抜きを読みます。それが終わったら読もうと、雑誌や本を入れてあるのですが、こちらは読めませんねえ・・・。

クレジットカード決済、不審なメール?

毎日、詐欺メールが届きます。多くは、私が使っていないクレジットカードや銀行からの電子メールなので、さっさと削除します。
先日、新聞社を名乗る怪しい電子メールが届きました。
「現在ご利用のお支払い方法で、決済ができない状態となっています。お支払い方法の確認・変更手続きをお願いいたします」とです。
確かにこの新聞社はクレジットカードで支払っていますが、文面がいかにも詐欺メールらしいです。発信者のアドレスなども、巧妙にできています。

で、その新聞社の幹部に、「お宅の名をかたる詐欺メールが来たよ」と報告しました。
その人の返事は、「念のためですが、カード決済をされている場合、クレジットカードの更新時にエラーになることがあるようです。裏面のセキュリティコードの数字が変わるためですが、そうした事情がなければおかしなメールですよね」とのこと。

そういえば、先日、クレジットカードが更新されて、セキュリティコードの数字が変わったなあと、気がつきました。
それで、そのメールを信用して、手続き入り口をクリックしました。どうやら本物のようです。でも、パスワードや第2パスワードを要求されたときは、「これが巧妙な仕掛けなら、困るなあ」と心配になりました。でも、セキュリティコードを更新すると、完了のお知らせが来ました。
本物か偽物か判断がつきにくくなりました。困ったものです。

クレジットカードの期限切れは、ほかの支払いでも、影響が出ました。アマゾンで本を注文したら、クレジットカードの期限切れとの表示が出ました。これは、画面で更新して、終わり。

令和6年の回顧3、生活

今年の回顧の3は、生活です。

今年も、仕事や原稿執筆に追われた1年でした。なかなか余裕ある生活にはなりません。自分で仕事を引き受け、仕事を作っていることが原因です。去年も同じことを書いています。「回遊魚」の性(さが)ですね。仕事があることはありがたい、と思いましょう。
読みたい本を次々と買い込むのですが、読む時間がありません。すぐに寝てしまうからですが。

キョーコさんのお供をして、旅行にも行きました。国内のほか、9月にイギリスに行ってきました。行くと、楽しいだけでなく、いくつも気づくことがあります。

娘の方の孫のうち、女の子は5年生。男の子は2歳を過ぎ、休日に公園に連れて行って遊ばせています。元気な子どもの相手をするのは大変です。これが一番重要な仕事です。
息子にも、女の子が生まれ、孫は3人になりました。こちらはワシントン暮らしなので、写真や動画で見ています。

早寝早起きで、インフルエンザや風邪をひくことはなかったです。去年悩んだ40肩ぎっくり腰は、今年は大丈夫でした。予防のために、朝晩の簡単な体操、昼の散歩などに努めています。健康な体に産んでくれた両親と、健康管理をしてくれるキョーコさんに感謝です。

令和6年の回顧2、執筆や講演

今年の回顧、その2は執筆や講演についてです。

まず執筆です。
共著ですが、英語の本が出版されました。『Public Administration in Japan』(2024年、Springer Palgrave Macmillan)の「第19章 Crisis Management」です。これは、うれしかったです。

連載「公共を創る」は、208回まで続きました。月に3回、12か月で36回です。1回あたりが400字詰めで17枚、6800字余り。毎回締め切りに追われる日々でしたが、右筆の助けを借りて、遅れることなく書くことができました。2019年4月から5年半以上、よく続いたものです。今年も、目次を見返すと、いろんなことを書いていますね。去年の年末にも「来年中には完結しますかね」と書いたのですが、今年も同じ台詞を書いておきます。こんどこそ。
時事通信の「コメントライナー」、今年は5回寄稿しました。世間の流行とは少し異なった視点から、社会を見ることを心がけています。こちらは1200字、短い分量に納めるため、文章をそぎ落とすことに苦労しています。
新幹線の車内誌「ウェッジ」に載ったり、朝日新聞「論壇時評」で宇野重規・東大教授に発言を取り上げてもらったこともありました。

講演は、今年もたくさんのお呼びがありました。
国や自治体の職員研修、東日本大震災の教訓などです。JICAの依頼で外国の方に、日本の発展を支えた行政を話す機会もできました。
昨春から、行政学者に官僚経験を話しています。毎月呼ばれ、19回になりました。でも、まだ半分を超えたところです。それらも入れて合計すると、人前で話すことは50回でした。
新聞記者などの取材も、いくつか受けました。官僚のあり方や大災害からの復興についての質問が多いです。

このホームページも、毎日欠かさず記事を載せました。毎日ほぼ2本、年間で合計730本を超え、過去最高のようです。これも、結構な時間を取られます。載せようと思った新聞記事切り抜きは、溜まるばかりです。最近は、肝冷斎がよく引用してくれます。やや無理な引用もあります。
カウンターは、437万まで来ました(もう少しで438万)。年初に413万でしたから、延べ24万人の方が見てくださいました。ありがとうございます。