先日の昼食時です。あるお店で食事をしたら、近くの席で、中年の男性が二人で話していました。結構大きな声なので、聞こえてきます。AさんとBさんとしておきましょう。
A:彼は良いリソースを持っているんだよな。
B:・・・
A:リソースって、資源のことだよ。彼がいると、職場が明るくなるよ。難しい仕事でも。
B:それって、彼の能力とか性格でしょ。
A:そうだけど。
笑いそうになりましたが、こらえました。
先日の昼食時です。あるお店で食事をしたら、近くの席で、中年の男性が二人で話していました。結構大きな声なので、聞こえてきます。AさんとBさんとしておきましょう。
A:彼は良いリソースを持っているんだよな。
B:・・・
A:リソースって、資源のことだよ。彼がいると、職場が明るくなるよ。難しい仕事でも。
B:それって、彼の能力とか性格でしょ。
A:そうだけど。
笑いそうになりましたが、こらえました。
6月9日の日経新聞「入社2カ月後の壁 どう乗り切るのか」、曽和利光」人材研究所代表の発言から。
――1年目で転職を考える人も多そうです。
「ミスマッチの度合いは人によって異なるが、早期の転職は勧めていない。根性論ではなく、自身のステップアップのためだ。転職の際には前職での経験が能力につながっているか問われる」
「早期に転職を決意する人の中には、今の仕事に飽きたことを理由に挙げる人もいる。ただ、実際には飽きているのではなく、そもそも現在の仕事が身についていないことが多い。仕事が身についてくると『飽きる』というネガティブな感情が湧き起こる前に、すらすらと仕事をこなせるようになるためだ。転職を通じてステップアップを望むなら、半ば無意識でも仕事をこなせる領域に達した後の方がよい」
――現在勤める会社で帰属意識をもって前向きに働くためには?
「新社会人のうちは、信頼する上司に黙ってついていける環境が必要だ。こうした環境は本来会社が整備することが前提だが、難しい場合は自分でメンターになるような上司を見つけないといけない」
6月8日の日経新聞「一目均衡」、M&Aエディターの奥貴史による「取締役のスキル、投資家にさらせるか」が、面白く、興味深かったです。
・・・「酒とゴルフには自信があるんだけどな……」。ある上場企業の取締役が先日、寂しそうにこうつぶやいた。
この企業では最近、株主総会に向け取締役候補者の「スキルマトリックス」というものを作成した。これは各取締役がどんな能力を持っているかを一覧表にしたものだ。東京証券取引所はスキルマトリックスなどを活用して取締役の技能を投資家に分かるよう開示することを求めており、2021年内に開示できない場合はその理由を説明する必要がある。
スキルマトリックスには取締役が持つ経験や技能を「見える化」し、適正な陣容が保たれているかをチェックする効果がある・・・
この記事の冒頭にある「酒とゴルフ」は接待技術なのでしょうが、会社が開示する文書には載せにくいでしょうね(苦笑)。記事には、次のような文章があります。
・・・日本では社内から昇格した取締役の場合、漠然とした長年の論功行賞や年次バランス、社内での調整力をいかして取締役になった例も少なくないからだ。株主など市場関係者に胸を張れるスキルがある、と主張できる人はどれだけいるだろうか。
それだけではない。スキルマトリックスをつくってみたら「その企業の目指す中長期の経営方針との不一致をさらしてしまう例も散見される」・・・
5月31日の日経新聞夕刊、「コーチングで自分に気付き」から。
・・・ビジネスの現場での活用が中心だった「コーチング」の裾野が広がっている。学生や主婦も、対話を通じて自分の価値観や歩み方を明確にしていく手法を取り入れている。夫婦で気づきを共有するケースもある。働き方の多様化や新型コロナウイルスの感染拡大への戸惑いも尽きないなか、悩みを解く導きとなるか・・・
・・・コーチングは相手となるコーチとの対話を通じ、目標達成のための行動や思考を促す手法だ。米国で広がり、00年ごろから日本でも企業のマネジメント向上策として注目されるようになった。コーチに必要な公的資格はないが複数の民間団体などが資格制度を設けている。
家族や友達との相談と違うのは、コーチが提供するのは「助言」ではない点だ。飯田さんの場合も、「家族や友達は、心配してアドバイスをくれる。コーチは自分で気づけるよう導いてくれる」と話す。
これまで日本ではコーチングに関心を持つ人といえば、40~50代のビジネスマンや経営者が多かった。
だが、2019年10月に正式なサービスを始めたコーチングのマッチングサービス「mento(メント)」では、コーチを探す利用者は20代後半~30代前半が中心。運営するウゴク(東京・渋谷)の木村憲仁社長は、「働き方や生き方で選ぶ余地の大きい『自己選択の時代』が来て、戸惑う人が増えたのではないか」と話す。
人々の迷いを深めているのが、新型コロナウイルスの感染拡大による混乱だ。1度目の緊急事態宣言が出た20年春から、SNS(交流サイト)のツイッターで「コーチング」を含むツイート数は急増したという。
解決策を示すわけではないコーチング。利点とされるのが、本人も整理できていなかった考えが明確になり、他の人とも共有しやすくなることだ・・・
具体事例は、記事をお読みください。
前野隆司著『幸せのメカニズムー実践・幸福学入門』(2013年、講談社現代新書)が、勉強になりました。かつて興味を持って買ってあったのですが、放置してありました。連載執筆にあたり、積ん読の山から発掘しました。
近年、幸福学が盛んになっています。その理由の一つが、経済成長の達成です。経済成長によって、生活満足度は上がる傾向にあるのですが、ある段階からは上がらなくなります。当然ですよね、もし上昇を続けて、生活満足度が満点まで上がったら、その先はどうなるか。そう考えても、物の豊かさは、幸せの一要素でしかありません。
各人によって異なる幸福感をどのように、客観的に比較分析するか。幸福論は、古典時代からさまざまな識者が論じ、また私たちもそれなりの考えを持っています。幸福学では、哲学的な幸福論ではなく、多くの人の調査を基に統計学的に分析します。
他人との比較(地位財)による満足と、他人との比較と関係ないこと(非地位財)よる満足があります。前者は、所得、社会的地位、物などです。後者は、健康、自由、愛情、社会への帰属意識などです。そして、地位財による幸福は長続きせず、非地位財による幸福は長続きします。しかも地位財による幸福は、維持するために「走り続け」なければなりません。終わりがありません。
前野先生の研究では、幸せの心的要因は、次の4つにまとめられています。「自己実現と成長」「つながりと感謝」「前向きと楽観」「独立と自分らしさ」です。
人によって考えはさまざまでしょうが(先生もそれは断っておられます)、私には納得できる要素です。
詳しくは本を読んでください。「明るい人生講座」です。役に立ちますよ。
とはいえ、東北楽天ゴールデンイーグルスが負けると、元気が出ません。