投稿者アーカイブ:岡本全勝

少し古本を処分10

2026年3月28日   岡本全勝

少し古本を処分9」の続き、「少し古本を処分4」の続きになります。本以外の書類についてです。

「このほかに、省庁改革本部、再チャレンジ政策担当、総理秘書官、大震災対応の仕事に関する資料が、職場と自宅に段ボール箱に入って残っています。これは、学者先生に私の経験を話す機会をもらっているので、それに合わせて整理しています」と書きました。
聞き書き(オーラルヒストリー)が進むので、それに合わせて、資料の入った段ボール箱を開けています。省庁改革本部、再チャレンジ政策に関するものも、いろいろ残っていました。大物は何と言っても首相秘書官時代です。そして、ついに東日本大震災関係の箱を開いています。
よくまあこんなに残しておいたのだと思うくらいに、残っています。公式の記録ではなく、私が毎日考えた「次に何をするか」のメモなどです。このようなきっかけがないと、たぶん箱を開かないままに終わったでしょう。よい機会を与えていただいたことに、感謝しなければなりません。

ところが、書斎には、これらのほかに何が入っているか不明な箱が、いくつかあります。本や資料の下に隠れていました。いずれ箱を開けるのですが、怖いですね。

美術館、日本の特徴

2026年3月28日   岡本全勝

3月9日の日経新聞に「「日本のモナリザ」どこ? 名品乏しい常設展、国は文化財通年公開へ」が載っていました。

・・・ルーヴル美術館の「モナリザ」鑑賞はパリ観光の王道ルートだが、日本では観光客にとっての「定番」が乏しい。目玉となる作品が短期間しか公開されていないのが一因だ。文化庁は2027年度までに国立美術館の所蔵品を原則通年展示にする方針だ。ただ日本の文化財は傷みやすい素材も多く、保存と活用のバランスが課題となる・・・

記事では、アムステルダム国立美術館の「夜警」、ワシントンナショナルギャラリーの「散歩、日傘をさす女性」などが常設展示され観光資源となっているのに対し、日本では、俵屋宗達「風神雷神図屏風」(京都国立博物館)、草間彌生さんの作品群(国立国際美術館)など海外の愛好家も多い作品が通年展示されていないことが指摘されています。

記事にも書かれているように、これには次のような背景もあります。すなわち、日本の博物館や美術館では目玉の作品を常設展示するのではなく、海外の著名な作品を呼んできたり、ある芸術家の作品を集めた企画展が多いのです。これは、日本に居ながらにして世界の名品を見ることができるという利点がありますが、海外からの訪問客には受けませんね。

ここにも、明治以来、海外の文物を輸入してきた日本の姿が見えます。博物館はそれを紹介する機能・場だったのです。
先日、東京国立近代美術館の下村観山展に行きましたが、良かったです。そして、外国からのお客さんも多かったです。
もっと自信を持って、日本の作品を海外客に見てもらいましょう。日本の美術品を海外の人に見てもらうのは、立派な「輸出産業」であり、日本の地位を引き上げるもの(ソフトパワー)です。フランスなどに負けない文化立国を目指したいものです。
他方で、過去の日本文化を誇るだけでなく、未来に何を残すかも課題です。

パワーポイントが作れました

2026年3月27日   岡本全勝

講演会では、話の骨子と投影資料、場合によっては配付資料を使っています。骨子は文字だけなので、一太郎で作り(私は一太郎の方が使いやすいので)、ワードに変換して、主催者に送ります。問題は投影資料です。過去に集めた写真や画像をPDFにして、スライドを作ります。定番のものができているので、追加したり削除したりしています。新しい画像を作る技能がないので、これまでは職員などにお願いしていました。簡単な図は万年筆などで書いて、それを読み取って画像にしたこともあります。

会社の中の私・私の中の会社」の図を作るに当たって、最初は万年筆で書いたのですが。一度やってみようと考え、パワーポイント作成に挑戦しました。インターネットで作業方法を調べ、試行錯誤の末にできたのが、あの図です。
意外と簡単にできました。少し変なところもありますが、良しとしましょう。70の手習い、正確には71歳の手習いです。若い人は笑うでしょうが。

試行錯誤したのですが、わかってしまうと、簡単なことで悩んでいました。職場なら、わかっている人に聞くことができて、悩まなくてもすむのでしょう。改めて、職場の機能を認識しました。
さて、話題の人工知能。使った人は便利だといいます。どうしましょうかね。調べものなら、今の検索機能で十分です。文章は考えながら書くものであって、機械や他人が書ける文章なら、私が書く必要はないですね。作業の効率化と思考の委託は、別のものだと思うのですが。

連載「公共を創る」目次11

2026年3月27日   岡本全勝

目次10」から続く。「全体の構成」「執筆の趣旨」『地方行政』「日誌のページへ

第5章 社会は創るもの
1 これまでの議論
4月2日 254これまでの議論ー大震災の復興から見えた論点と方向性
4月9日 255これまでの議論ー成熟社会に対応した見方への転換
4月16日 256これまでの議論ー社会・経済システムの大転換を成し遂げるには
5月7日 257これまでの議論ー
5月14日 258これまでの議論ー
5月21日 259これまでの議論ー
6月11日 260これまでの議論ー
6月18日 261
6月25日 262
7月2日 263
7月9日 263
7月16日 265

星を見て1000キロ飛ぶガ

2026年3月27日   岡本全勝

3月15日の日経新聞に「動物に驚異の「超能力」 星を見て1000キロ飛ぶガ、馬は感情読む?」が載っていました。へ~と、びっくりすることばかりです。

・・・地図や全地球測位システム(GPS)を使わずに毎年夏に約1000キロメートルも旅をする昆虫がいる。オーストラリアのボゴンモスというガだ。スウェーデンのルンド大学などは2025年にこのガが方角を探る仕組みを突き止め、英科学誌「ネイチャー」に発表した。
ボゴンモスは約40億匹もの大集団を作り、涼しい山地まで飛んで眠りにつく。秋になると元の繁殖地に戻る。渡り鳥と同様に季節に応じてすみかを変えるわけだ。このガの寿命は約1年しかなく、遠大な旅に出るのは生涯で一度きりだ。どう方角を知るのだろうか。

ルンド大などは100匹以上のガを採取して胴体を棒に固定し、実験室に星空の映像を写して飛ぼうとする方角を調べた。映像を動かすとガは追従して正しい方角を向いた。研究チームはボゴンモスが星空や月を目印にすると考えている。地球の自転で夜空の星の位置は変わるが、それを織り込んで正しい向きに飛ぶ。
ルンド大のエリック・ワラント教授は「星を頼りに移動するのは人間や特定の鳥類だけだとされてきた」と話す。研究チームは小さなガが同じ能力を持つと証明し、常識を覆した。
ボゴンモスは曇りの日には地球を南北方向に走る磁場の地磁気を使って方角を知る。ルンド大などの実験で地磁気を鋭く捉えた・・・