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職場での人間関係。上司の「傾向と対策」、部下の「取扱説明書」

新年度が始まって、24日が過ぎました。新しい職場に移られた人、新しい上司を迎えた方、新しい部下を持った人も多いでしょう。そろそろ、仕事のやり方を会得できたでしょうか。また、人間関係は、把握できたでしょうか。
私たち組織の従業員にとって、悩みの多くは人間関係です。モノや事実を相手にして困ることはあっても、悩みは深刻にはなりません。しかし、人間関係、特に上司と部下は、うまくいかないと苦しいですよね。
上司も部下も、それぞれに「癖」を持っています。もちろんあなたも。みんな、聖人君子ではないのですから。また、ある程度の年齢の上司なら、今更その性格を変えることは、無理です。
すると、あきらめて(達観して)、上司に説明する際の「傾向と対策」を、早く身につけましょう。他方、部下に対しては、「取扱説明書」を作ることです。そうすることで、被害を最小限に抑えましょう。リスク管理は、毎日の職場にも当てはまります。もう一度、『明るい係長講座』を読んで勉強しましょう。
昨日と同じやり方で、上司にしかられていては、進歩がありません。部下が同じ間違いを犯したら、それはその部下が悪いのではなく、指導したあなたが下手だったと思いましょう。すると、怒りの半分は、解消されます(笑い)。
それでも納得できない時は。静かに時間が経つことを待ちましょう。

ウクライナの歴史

黒川祐次著『物語ウクライナの歴史-ヨーロッパ最後の大国』(2002年、中公新書)を読みました。読みやすく、勉強になります。
1991年、ソビエト連邦の崩壊で、ウクライナが独立します。5,000万人の大国が、出現したのです。この人数は、ヨーロッパではロシア、ドイツ、イギリス、イタリア、フランスに次いで多いです。日本にはなじみがない国ですが、チェルノブイリ原発事故が起きた国です。
しかし、歴史は古く、ロシア発祥の地でもあります。それが、その後、ロシア、ポーランド、オーストリア、イスラム国家の間で戦争に巻き込まれ、占領され、大変な苦労の道を歩みます。耕地面積が日本の2倍ある農業国で、かつ旧ソ連時代は大工業地帯でした。それが故に、大国の争奪戦に巻き込まれたのです。勉強になります。

仮設住宅、公営住宅の生活環境改善

いわて連携復興センターが、「応急仮設住宅・災害公営住宅生活環境調査報告」を発表しました。
これは、県の委託を受けたアンケート調査で、今回が6回目になります。また、仮設住宅だけでなく、災害公営住宅も対象にしています。詳細は報告書を見ていただくとして、次のような状況になっています。
・住まいの見通しが立っている世帯が増えています。
・災害公営住宅の満足度は高く、8割の方が満足しています。
・他方、災害公営住宅に入ると、会話が少なくなっています。自治会も、これから作る必要があります。
住まいの支援は、仮設住宅や公営住宅、そして自宅を建てるだけでは、十分ではありません。このように、生活環境を整えること、住民の不安や不満に答えることも重要です。
「インフラの復旧から生活の再建へ」が、今回の復興の一つの目標です。各市町村と県が、問題意識を持って、対応しています。
いわて連携復興センターは、各NPOを支援する中間団体です。いろんな支援をしてくれています。みやぎ連携復興センターふくしま連携復興センターも。各地のNPOをつなぐ「中間組織」は、結構重要なのです。復興庁も、お世話になっています。ありがとうございます。