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慶應大学、地方自治論Ⅱ期末試験

2019年1月25日   岡本全勝

今日は、慶應大学法学部で地方自治論Ⅱの期末試験でした。合計286人が受験しました。ふだんの授業出席は、120人ほどです。学生さんにも、いろいろと事情があるのでしょうが。
記述式3問です。授業に出ていれば簡単な問い(出ていないと難しい問い)と、ふだんから考えなければ書けない問いです。
採点を始めましたが、これだけの人数になると大変です。

放射線量の安全基準

2019年1月22日   岡本全勝

1月20日の読売新聞サイエンス欄に、増満浩志・編集委員の「被曝線量 数字に惑わずに」が1面を使って載っていました。
・・・放射線防護の枠組みは分かりにくい。特に原発事故後の対応は、平常時と大きく変わるだけに理解されづらく、「安全基準を緩めた」と批判されることもある。
リスクは「あるかないか」でなく、「どのくらい高いか低いか」が重要で、その判断には数字の意味を正しく理解することが欠かせない。科学的な根拠を飛び越えて「放射線量が年20ミリ・シーベルトでは危険」「いや心配ない」などと議論するのは不毛だ・・・

そして、具体的な事例が書かれています。
例えば、食品の基準値の100倍の肉を食べたらどのくらい被爆するか。全く心配ありません。なぜなら、この基準は食品の半分が基準値すれすれという想定で作られたからです。
日本の食糧自給率、そして原発事故被災地産の食品の市場占有率を考えると、そんなことはあり得ないでしょう。これは、チェルノブイリ事故の際に、被災地住民が「地産地消」で暮らしていたことを例にして作ったのではないでしょうか。そして、日本では、この基準値を上回るものは、出荷していません。
飲酒やたばこの発がんリスクとも比較してあります。

もちろん、安心については個人差があります。なるべく安全な方を選ぶのは当然ですが、その程度を誤ると、暮らしが不自由になり、余計なリスクを増やします。
わかりやすい解説です。ぜひお読みください。インターネットで読めると良いのですが。

慶應大学、地方自治論Ⅱ第13回目

2019年1月18日   岡本全勝

今日は、慶應大学法学部で地方自治論Ⅱの最後の授業でした。
秋学期の総集編をしました。これまでの授業で話したことを、毎回配ったレジュメと資料に沿って、おさらいをしました。結構な分量になっています。
全体を通してみると、各回の話の位置づけがよく分かります。あわせて、どこが重要な点か、そして期末試験に出すかも。

来週行う試験は、配ったレジュメや資料の持ち込みが可能です。今回は、準教科書も持ち込みを許すことにしました。
地方行財政の項目を丸暗記してもらうことは、考えていません。基本を理解して欲しいのです。それを問います。試験は記述式です。考えなければ書けない問いもあります。もっとも、授業に出ていたら、難しくありません。
ふだん120人の出席者が、今日は160人に増えました。学生さんたちにも、それぞれの事情があるのでしょうが。私の試験は、授業に出席せず単位を取れるような、簡単なものではありません。

学生に感想などを書いてもらいました。「地方行政や地方財政の基本がわかった」という反応の他に、「ものの見方や本の読み方、人生論が役に立ちました」という意見も多かったです。
これから日本を背負って立つ慶應大学法学部の学生たちに、どのようにしたら志を遂げることができるか。私の経験を、お話ししたかったのです。その点では、私の講義は成功でした。本に書いてあることは、本を読めばわかるのですから。

慶應大学、地方自治論Ⅱ第12回目

2019年1月11日   岡本全勝

今日11日は、慶應大学で地方自治論Ⅱの第12回目の授業。
地方財政の各項目は一通り話し終えたので、今日はおさらいの意味を込めて、地方財政の見方と、分権(自立と自律)の成果と課題、地方財政の課題をお話ししました。
その際には、内包と外延・深掘りと周囲確認、肝冷斎の絵も話しました。

学生の出席カードには、「ものを見る見方がわかった」との記述が多かったです。
うれしいですね。地方財政の仕組みなら、教科書を読めばわかります。私が慶應大学法学部の学生に教えたいのは、そのような知識ではなく、ものの見方、考え方、このあと社会で活躍する際に必要なものです。彼ら彼女たちは、これから日本社会を背負って立つリーダーなのですから。