4月から、慶應大学法学部に非常勤で教えに行きます。そのためのホームページを作成中です。学生が見やすいように、この表紙の左上に、入り口「慶應大学での講義」を作ってもらいました。
私ではできないので、社長にお願いしました。かつて使っていたホームページ作成ソフトは、分類ごとに1ページ目(見だしページ)があり、新しい記事はその後ろにつけていきました。しかし、今度のホームページ作成ソフトは、新しい記事が前に来るようになっています。すると、見だしページがどんどん後ろに行ってしまい、検索しにくくなるのです。
カテゴリー別アーカイブ: 講義など
講義など
慶應大学での講義・2017年、2018年
2017年4月から、慶応大学法学部で非常勤講師を勤めています。
2018年
春学期・地方自治論Ⅰのページへ
春学期・公共政策論のページへ
秋学期・地方自治論Ⅱのページへ
2017年
春学期・公共政策論のページへ
春学期・地方自治論Ⅰのページへ
秋学期・地方自治論Ⅱのページへ
かつての慶應大学での講義のページ(2007年、2008年、2010年)。
2017年春学期・地方自治論Ⅰ
2017年春学期・地方自治論Ⅰ―地方行政の仕組み
(金曜日1限)。講義の記録へ
日本の政治と行政は、中央政府と地方政府によって担われています。そして行政サービスの多くは、自治体が提供しています。また、地方自治は、「民主主義の学校」とも呼ばれます。選挙を通じて代表を選び、税金を負担し、行政サービスを受けます。
春学期は、地方自治の仕組みと機能を学びます。
授業計画
1 授業計画の説明。中央政府と地方政府1―地方自治の意味
2 中央政府と地方政府2―国の仕事と自治体の仕事
3 中央政府と地方政府3―自治体の多様性
4 自治体の仕組み1―市役所の仕事
5 自治体の仕組み2―市役所の仕組み
6 自治体の仕組み3―議会
7 自治体の仕組み4―議会と執行部
8 自治体の仕組み5―法律、条例、予算
9 自治体の仕組み6―地方公務員
10 自治体の仕組み7―行政改革
11 統治と自治1―憲法と地方自治
12 統治と自治2―住民の政治参加
13 統治と自治3―コミュニティ
14 地方行政の成果と課題
15 まとめ
秋学期・地方自治論Ⅱ(自治体と地域の経営)は、役所の経営(特に地方財政)と、地域の経営(地域の課題と取り組み)を学びます。
2017年春学期・公共政策論
2017年春学期・公共政策論―官邸、霞が関、被災地から見た政治と行政
(水曜日1限)
現在日本の公共政策を、現場の実態から分析します。特に、政治と行政の役割の変化と、官・共・私による新しい公共を解説します。講義は、大きく分けて、3つの部分から構成します。
1は、東日本大震災の対応で考えた、政府の役割と地域の公共です。
2は、総理秘書官として官邸から見た、政治と行政です。
3は、国と地方の公務員を経験して考えた、行政です。
(参考、私の略歴)
授業計画
1 授業計画の説明。政治と行政の課題と見方
2 大震災から見た行政と社会1―未曾有の災害に対応する
3 大震災から見た行政と社会2―町のにぎわいを取り戻す
4 大震災から見た行政と社会3―公共を作る官・共・私
5 官邸から見た政治と行政1―麻生政権と政権交代の経験
6 官邸から見た政治と行政2―中央政治の参加者と関係
7 官邸から見た政治と行政3―政策と権力
8 霞が関から見た政治と行政1―行政の成果と課題
9 霞が関から見た政治と行政2―省庁改革と政治指導
10 霞が関から見た政治と行政3―30年間の変化
11 霞が関から見た政治と行政4―福祉国家から安心国家へ
12 政治と行政の課題1―中央政治、地方政治、公共空間
13 政治と行政の課題2―国民の期待と不満
14 政治と行政の課題3―これからの政治と行政
15 まとめ
東大での講義
東大駒場キャンパス
平成14年度と15年度の2年間、東京大学大学院総合文化研究科で、客員教授を勤めました。このページは、学生との連絡のために作ったページです。そもそも、このHPを作ったのは、このためだったのです。
平成15年度(夏学期・冬学期)は、「公共政策論」(院生、学部3・4年生合併授業)を担当しました(木曜日第5時限)。永田町霞ヶ関ツアー2003 授業風景
平成14年度(夏学期・冬学期)は、「地域政策論」(院生、学部3,4年生合併授業)を講義しました(木曜日第5時限)。付録:永田町・霞ヶ関ツアーⅠ 付録:永田町・霞ヶ関ツアーⅡ 付録:マスコミツアー
平成14年度の講義録は、加筆して単行本にしました。著作のページ「新地方自治入門-行政の現在と未来」をご覧下さい。
東京大学大学院総合文化研究科
東京大学には、多くの学部と研究組織があります。
学生は1,2回生にあっては全員が教養学部(駒場キャンパス)に所属し、教養と専門の講義を受けます。3回生からは法学部や医学部などそれぞれの学部に進み、専門講義を受けます(ほぼ、本郷キャンパス)。
それら学部の一つに、教養学部(1,2回生を対象とした教養学部と区別するため、後期専門課程と呼びます)があります。この専門学部としての教養学部も、駒場キャンパスにあります。
私も昭和48年から2年間を駒場キャンパスで過ごし、その後本郷の法学部に移りました。四半世紀も前のことです。
各学部には大学院があります。と言うよりは、現在は各大学院に学部が附属している形になっているようです。教官は大学院の教授、助教授であり、学部での講義も持っています。教養学部の場合は、総合文化研究科が大学院になります。英語では、Graduate School of Arts and Sciencesとなっています。私はこの大学院総合文化研究科の客員教授で、あわせて教養学部(3,4回生)も教えます。
客員教授
一般の人には、非常勤講師と言った方がわかりやすいでしょう。国立大学では、外部講師の内の一部を客員教授・客員助教授と称しています(国立学校設置法施行規則第三十条の四)。私が東京大学総長からいただいた辞令には、「文部科学教官(東京大学教授大学院総合文化研究科)に併任する」と書いてあります。
私の場合は国家公務員なので、本来の「総務事務官」という身分の他に「文部科学教官」を併任し、職は「交付税課長」の他に「東京大学教授」を兼ねることになります。国家公務員としての勤務のうち、週4時間を大学で勤務するのです。