20日の経済財政諮問会議で、対日直接投資が議題になりました。有識者提出資料の最後に、開国指標が付いています。イギリスを満点とした場合の、アメリカと日本の数値が5角形で示されています。あまりの違いにびっくりします。ぜひご覧ください。
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社会と政治
非正規雇用
14日の日経新聞経済教室は、阿部正浩教授の「非正規雇用、スキル向上へ費用議論を」でした。
非正規雇用者や無業者が増えることで、老後に生活保護を受給しなければならなくなる人が77万人にもなり、追加的予算が20兆円にもなるとの試算があるのだそうです。日本の雇用政策は、企業の雇用慣行を補完する形で作られていて、非正規雇用は学生や主婦のパートと考えていました。主たる生計者と考えていなかったのです。だから、社会保険や労働保険の適用除外になっている人も多いのです。職業訓練も受けられず、就業機会に恵まれません。この課題の先進国であるイギリスでは、より進んだ対応をしています。
民主導の街再生
日経新聞は、9日から連載「都市と地方、民主導の街再生」を始めました。第1回目は、まちづくり会社の挑戦です。
・・行政主導の街づくりが失敗しているのは、誰も責任を取らないから。民間資本にして、責任の所在を明確にすることが大切。
・・国は再生計画づくりやインフラ整備を補助金で支援してきた。中心市街地活性化プロジェクトの事業費は1998年度から7年間で5兆円。うち国費は2兆円で、約700地区で基本計画が策定された。しかし、商店街の人口、事業所数、販売額とも減少が続き、会計検査院は「効果は上がっていない」と結論づけた。行政が音頭をとってイベントを展開し、駐車場など箱ものをつくるだけでは、街はよみがえらなかった・・
非常識な110番
・・緊急性のない110番や事件事故と関係のない相談に、各地の警察が苦慮している実態が読売新聞の調査で明らかになった。中には「雨が降ってきたので家に送って欲しい」という要求まであった。「○○さんの自宅の電話番号を教えて」と110番を電話番号案内代わりに使うケースや、「新しく買った携帯電話の電源が入らない」といった相談のほか、「公衆トイレにいるが、紙が切れて困っている。持ってきて」など私的な要求が目立っている・・ゴキブリ駆除に来てくれというのも。
世界各国の日本評価
2日に、東南アジア6か国の日本観を紹介しました。イギリスBBCの世界調査を、務台クレアロンドン事務所長に教えてもらいました。世界34か国で、各国ほぼ1,000人ずつにインタビューしたものです。質問内容は、28か国とEUについて、世界への貢献度(世界によい影響を与えているか、悪い影響を与えているか)をどう見ているかです。
日本への評価は、非常に高いのです。全体での良いという評価(56%)は、ドイツとほぼ同率の2位。悪いという評価(21%)も、ドイツに次いで下から2番目です。国別でも、ほとんどの国が、日本を良く評価しています。アメリカやイギリスでは、70%の人が良く評価してくれています。問題は、悪いという評価をしているのは2か国なのですが、それがお隣の中国と韓国だということです。
詳しくは、原文をお読みください。日本についての結果は、p10に出てきます。