「講演」カテゴリーアーカイブ

講演

日本財政学会で報告

今日は、日本財政学会で報告するために、立教大学(池袋)に行ってきました。私の出番は、分科会Cー3「東日本大震災復興の現段階」です。このようなテーマを取り上げてくださることは、ありがたいことです。

今回の災害では、町を造り替える(高台移転やかさ上げ)必要があったこと。そのために住民の話し合いが必要であったこと。またインフラの復旧だけでは暮らしは戻らず、産業やコミュニティの再建が必要だったこと、をお話ししました。
財政学会ですが、予算だけでは実現できないことに焦点を当てて、お話ししました。皆さん、その点については納得いただいているようです。課題は、ではどのような手法で実現するかです。被災地では、その試行錯誤をしているのです。

旧知の先生方や記者さんと、挨拶を交わしてきました。

国際セミナーで講演

今日は、午前中は福島復興局で一仕事。
それを終えて、裏磐梯で開かれている国際研修交流協会国際セミナーに、基調講演に行ってきました。最近は、毎年呼ばれています。今年は、福島の現状とこれからに絞って、スライドを使ってお話ししました。
今年も、イヤホンで同時通訳の英語を聞きながら、通訳が終わるのを確認しながら、次の話をしました。

今週は、茨城県境町、奈良県橿原市、福島県裏磐梯と、3か所で講演をしました。よく頑張りました。しかし、出張を重ねていると、雑事が片付きません。

奈良県市議会議長会研修会

今日8月30日は、奈良県市議会議長会に呼ばれて、議員研修会の講師に行ってきました。
今日の主題は、東日本大震災への対応と議会の役割です。発災直後にさかのぼって、事態の推移と国が何をしたか、そして私が何をしたか何を考えたかを、スライドを使ってお話ししました。100人を超える議長や議員が、熱心に聞いてくれました。
昨晩も茨城県で講演会があり、明日も東京で仕事があるので、早起きをして日帰りで行ってきました。

茨城県境町職員自主勉強会

今日は、職員自主勉強会に呼ばれて、茨城県境町に行ってきました。17:45からの研修会です。75人もの職員が、終業後に集まって、話を聞いてくれました。
依頼の趣旨は、私の経験を踏まえた後輩公務員への助言です。拙著『明るい公務員講座』の記述を基本としながら、私の苦労と仕事の仕方を、お話ししました。
公務員の中でも、普通の人よりたくさんの経験をして、人一倍苦労したというのが、私の「売り」です。それを振り返り、皆さんの参考になることをお話ししました。

あまり堅苦しくなるのもいかがかと思い、笑ってもらえるように話しました(これはいつものことですが)。
皆さん熱心に1時間、居眠りもせずに聞いてくれました。終業後に研修会に集まるということだけでも、その熱心さが分かります。
早速、電子メールで、参加者の感想文を送られてきました。私の趣旨が通じているようで、うれしいです。

宮崎県市長会、町村会研修講師

今日は、宮崎県市長会の依頼で、副市町村長・人事課長研修の講師に行ってきました。『明るい公務員講座』を出版してから、また連載中の「明るい公務員講座・中級編」を読んだ方から、講演の依頼が来るようになりました。
私自身は、地方自治の専門家を目指し、途中から国家行政のあり方を専門にしてきました(慶應大学でも、その2つを講義しています)。第3の分野として、組織の管理も勉強してきました。これまでの著作も、その3分野に分けることができます(著作一覧)。

確かに、職場の管理、職員の育て方、管理職の育て方って、専門家がいないのですよね。自治体の組織管理でも、行政改革的な制度論や公務員制度については、総務省も担当部局があるのですが。職員育成について専門的なことをしゃべれる人は、なかなかいないようです。
本屋に行くと、人生訓や職場のノウハウ本がたくさん並んでいます。しかし、あるものは抽象的すぎて、あるものはパソコンの使い方のように技術的すぎて、これといった本がないのです。今、役場の現場で困っていること、それへの処方箋が書かれていないのです。
これまでは、職場で先輩のやり方をまねて、やってきたのでしょう。それが通じなくなったのです。職員の意欲を引き上げる方法以外に、若手職員の指導の仕方に悩み、メンタルヘルスに悩んでおられます。だから、拙著が読まれ、連載も読まれているのでしょう。

講演依頼が来ると、まず「何をしゃべって欲しいですか」「職場では何に困っていますか」と聞いて、その問題関心に沿ってお話しするようにしています。それが、私にとっても、取材の場になっています。
皆さん、それぞれに悩んでおられますが、大きなところは共通していますね。
河野・宮崎県知事からも、「連載は、まだ本にならないのですか」と催促を受けました。