カテゴリー別アーカイブ: 講演

講演

富山県庁で講演

今日5月15日は、富山県庁で管理職研修の講師を務めてきました。テーマは「地方公務員にも働き方改革を」です。200人の職員が熱心に聞いてくれました。
今まさに、私が訴えている主題です。働き方改革は、仕事のやり方の改革だけでなく、日本社会の改革を迫っています。
それは、日本の行政の曲がり角でもあります。これについては、この20年近く主張していることです。拙著『新地方自治入門―行政の現在と未来』に書きました。しかし、行政だけでなく、働き方や社会のあり方を変えなければ、一部分の改革だけでは達成できません。そこでは、服装や居場所を例に出して説明しました。
そして、この変化は、中間管理職に難しい課題を背負わせます。そんな話をしました。

と書くと、深遠な議論をしていますが、今日の講演はもっと笑える話をしました。
と同時に、民間企業もまた、働き方改革に挑戦しています。最近調べた先進事例を、提供いただいた「優れもの」を使いながらお示ししました。精神論や抽象論では、身につきません。これには、みんなが身を乗り出して聞いて(見て)くれました。
元部下がたくさん並んでいて、やりにくいというか、やりやすいというか・・・。名前を出した人たちには、ごめんなさい。出さなかった人たちも、ごめん。

相馬市役所で講演

今日は、相馬市役所で職員研修の講師を務めました。拙著『明るい公務員講座』を読まれた立谷市長から、「本に良いことが書いてある。それを、職員にいつもの調子でしゃべってほしい」との依頼があり、引き受けました。
本に書いてあることにも触れましたが、それよりも、大震災の対応そして復興と、市長も職員も大変な苦労をされました。それを通じて、職員が「成長、発展」したことを、皆さんと一緒に振り返りました。

自治体というと、「前例がありません」「予算がありません」というと思われがちです。しかし、今回の災害に遭った自治体では、そんなことは言っておられませんでした。
また、立谷市長が民間出身で、災害前から、持ち前のリーダシップで、市役所と職員を引っ張っておられました。発災直後にお邪魔したしたときも、様々なアイデアで、緊急事態に応えておられました。

災害という試練を、仕事ができる場や住民に応える場として、多くの職員が活躍しました。それを通して、職員も市役所も能力を向上させました。
前例のないこと、法令にないことに挑戦する。住民の立場に立って、要望を実現すること。また、できない場合はその理由を述べて、説得すること。企業やNPOなどと協同すること。
私が、これまで主張していたことが、大災害という場面で、実施する、実施せざるを得ませんでした。そこで、住民の期待に応えることができるかどうか。職員と自治体の能力が試されました、もちろん、初めてのことでもあり、はじめから順調にできたわけではありません。経験を積むことで、上達したのです。この経験を、普段の業務にも生かしてほしいと思います。

カナダの財界人への講演

今日は、慶應大学で講義をした後、新幹線で仙台へ。日本商工会議所が主催する「日本・カナダ商工会議所協議会」で、東日本大震災からの復興について講演するためです。
20分という限られた時間、英語の同時通訳なので、資料を絞り込みました。写真中心のスライドで7枚。「これでは時間が余るかも」と心配していたのですが、同時通訳の英語を聞きながら、ゆっくりとお話ししたら、ちょうど20分でした。
このような講演は、何を伝えるか、そのためにどのような資料に絞り込むかが、重要です。

奈良テレビ出演

3月17日夜放送の、奈良テレビ「ならフライデー9」に出演しました。その録画を送ってもらいました。
1時間番組のうち、約半分が私と福島復興を取り上げています。
失礼な言い方ですが、丁寧な作りに、驚きました。また、被災地を適確に報道していただき、ありがとうございます。切り口といい、使っているデータといい、適確です。
田中記者がほぼ一人で、作成されたようです。良くこんなに内容の濃い番組を作ることができますね。その技量と熱意に、敬意を表します。
地方局だけで放送するのは、もったいないですね。
小学校の卒業アルバムらしいものも出てきて、小学生時代の私の顔が映りました。職場で見ていた職員から、どよめきが上がりました(笑い)。

知人や友人から、「見たで」と報告がありました。
「どうやった?」と質問したら、「かっこよく映っていましたよ」「全勝さんの言いたいことは、良く伝わっていたんじゃない」という声のほかに、「顔は年取っていたなあ・・」とのこと。
次回撮影の時は、化粧しますわ。

福島復興を考えるシンポジウム

3月18日に、福島市で開かれた「福島復興を考えるシンポジウム」に登壇しました。県庁の主催で、テーマは福島の復興です。内堀知事、村尾キャスター、藤沢烈さんと一緒でした。土曜の午後に、会場がほぼ満員の盛況でした。私たちの議論は、復興には様々な担い手が必要だということです。
私たちのパネルディスカッションの前に、福島を元気にしている、若い農業者たちや絹織物業者が取り組みを発表しました。それぞれにすばらしい挑戦をしています。リンクを張りました。ご覧ください。
福島のおいしい農作物、チーム福島プライド」「おいしいトマト・体験農場、ワンダーファームいわき」「日本の農業を元気にする、クールアグリ」「世界一甘い桃を目指して、古川果樹園」「大規模米作、カトウファーム」「世界一薄い絹織物、齋栄織物