カテゴリー別アーカイブ: 講演

講演

研究者との意見交換

今日は、あるシンクタンクで、著名な学者さんたちと、コミュニティや社会でのつながりについて、2時間ほど議論をしました。
私は、復興を通じて考えた、「町とは何か」を説明しました。いま、連載をしている「公共を創る」が、ちょうど話題に合致しているので、思っていることを話すことができました。次回は、私の考えについて、意見をもらおうと考えています。
いろんな方と意見交換することは、私の足りない点を指摘してもらえ、また間違っていないことを確認できる、ありがたい機会です。

7月にも、いくつかの講演を引き受けているので、この準備もしなければなりません。春にした講演の速記録ができてきて、それに手を入れなければなりません。もちろん、連載の執筆も。
この週末も、失業しません。

農水省で講演

今日は、農水省生産局の職員研修に呼ばれて、話をしてきました。
生産局では、しばしば職員勉強会をしておられるようです。枝元局長の依頼で、仕事の効率化について話をしました。

日本の労働生産性が低いことは通説になっていますが、霞が関が日本の生産現場の生産性より高いとは、自信を持って言える人は少ないでしょう。
働き方改革を進めるとしても、役所では、多くの仕事はやめるわけには行きません。簡素化はできるとしても。機械化や民間委託も、もう限界でしょう。
すると、仕事の仕方を効率化するしかありません。これまで「長時間労働は良いことだ」が常識だった霞が関で、この観念を変えるのはそう簡単ではありません。
しかし、管理職が仕事の仕方を少し変えれば、効率は上がります。私の失敗、それに学んだ仕事術を、伝授してきました。

農水省には、復興に大きな協力を得ています。また、これからも、営農再開に支援をしてもらいます。感謝の気持ちを込めて、話をしてきました。
「同業者」なので、気を許して「実例」「ナマの話」をしてしまいました。でも、その方がわかりやすかったと思います。

関西大学経済学部で講演

今日6月14日は、関西大学経済学部で講演をしてきました。大震災の復興から考える「町とは何か」です。
すべてを流された町を復興することで、町のにぎわいを取り戻すには何が必要かがわかりました。それを、お話ししました。これは、緩やかに衰退している日本各地の過疎地域に通じる課題です。

学生の多くは、発災時には小学生でした。あの惨状を、はっきりとは、記憶していないと思います。もちろん、阪神淡路大震災は知りません。
金曜日の夕方ですが、多くの学生が熱心に聞いてくれました。

勉強会講師「災害時の悲しみと怒り」

今日は、放課後に、官民中堅職員の勉強会に呼ばれて、話しに行ってきました。
話題は、「大震災の際の悲しみと怒りにどう対応するか」です。
これは、なかなか難しい題です。私は、被災現場にしょっちゅう行きましたが、現場に長くいたわけではありません。当事者でないので、悲しみと怒りは、本当のところはわかりません。
しかし、住民や市町村長から、話を聞いたり、突き上げを受けました。特に、原発事故について、被災者からの政府への怒りを受け止めることは、ずっと続けています。

これまで、その場その場でいろんなことを思ったのですが、じっくりと考えたことはありませんでした。「行政の外の話だろう」とです。
悲しみにくれる被災者を、どのように支援するのか。怒りを抑えられない被災者に、どのように対応するのか。「町の復興の3要素」に入っていない要素です。
もちろん、人の心に行政が立ち入ることは難しいです。参考「現代の宗教事情
行政への怒りにどう対応するかは、行政の課題そのものです。
今回、話をするために、論点を整理しました。すると、改めて、大きな課題であることに気づきました。いずれ、説明しましょう。

ところで、私が「仕事」をしている時間に、肝冷斎は、今日も神宮球場でお楽しみだったようです。