2月25日にNHKクローズアップ現代「“国民1人あたり25万円” 復興予算はこう使われた~人口減少時代の災害復興~」に出ました。
要約版を、ウエッブサイトで見ることができます。
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講演
NHKクローズアップ現代に出ました
2月25日22時からの、NHKクローズアップ現代「“国民1人あたり25万円” 復興予算はこう使われた~人口減少時代の災害復興~」に出ました。
「東日本大震災から10年。総額約32兆円、国民1人あたり25万円ほどの負担となる復興予算はどんなことに使われてきたのか。その多くは防潮堤や土地のかさ上げなどのハード事業だが、被災者の心を癒やしたり暮らしを支えたりするソフトの予算は少額ながらも復興に欠かせないことが見えてきた」
現地からの報告の合間に、五百旗頭真先生、飯尾潤先生と私の3人のインタビューが入るという形です。
30分という時間で、一般の方に理解してもらうには、良くまとまった番組だったと思います。国民の皆さんに復興増税をお願いし、巨額の予算をつぎ込みました。納税者への説明責任としても、必要な検証です。もっとも、この内容を本格的に検証するには、この何倍もの時間が必要でしょう。
先日、取材を受けました。どのように使われるか、心配だったのですが。
放送を見た人から、たくさん反応がありました。
・役人批判でなく、中立的な報道でした。
・ネクタイが良かったです。キョーコさんの見立てでしょう。
・冒頭に、帽子をかぶって出てきましたね。
官民連携ゼミに登壇
お知らせしていたように、今日2月23日は、GR人材育成ゼミ(官民連携ゼミ)に登壇しました。「地域課題解決のコツはコレ!役所の上手な使い方・使われ方~震災から10年、元復興庁事務次官が語る官民連携の秘訣」
オンラインでの開催、有料なのに、37人が参加したそうです。「舞台裏」
・東日本大震災からの復興での企業やNPOなどと行政との協働の事例
・現在行われている、自治体と企業との連携協定の事例などを元に、
私が考えている、公私二元論から官共業三元論、新しい時代の行政のあり方をお話ししました。
被災直後に協力を申し出てくれたNPOの代表に対し、私が「NPOが行政に使われてもよいのですか?」と質問し、「いえ、私たちNPOが、全勝さんを使うのです」と言い返されたことは、有名な話です。「官邸の怪人、「民」と出会った衝撃 復興の現場で」。また、岡本行夫さんに政府が負けた話などの実例も紹介しました。参考「東日本大震災 復興が日本を変える-行政・企業・NPOの未来のかたち」
オンライン会議やオンラインでの講演は、聴衆の反応がわからないので嫌いなのですが。今日のゼミは、4人ほどを前に話すことで、問題なかったです。しかも、遠隔地の方も参加できるという利点もありました。
社会を変えようとする人が増え、実績を上げると良いですね。
お話しもしましたが、社会起業家たちは、行政のライバルです。ノホホンとしていると、公務員は負けます。この点については、連載「公共を創る」でも触れようと考えています。
農政ジャーナリストの会で講演
今日8日は、農政ジャーナリストの会に呼ばれて、話してきました。大震災復興10年を振り返って、成果と反省、次への教訓を話しました。
会場には数人で、残りの人たちはオンラインで参加です。60人ほどが参加してくださったとのことです。質問も適確で、話しがいがありました。
補足
今日使った資料の多くは、「1月21日シンポジウム資料」で見ることができます。
教訓については「復興事業の教訓」以下4回の記事を、原発事故の記録と伝承については「原子力災害伝承館が伝えることと残っていること」以下を見てください。
復興に関する記事は「災害復興」の欄を見てください。ただし、累計1600ページを越えます。よく書き続けたものです。
川崎市役所で講演
今日2月2日は、川崎市役所の管理職セミナーで、講演してきました。
コロナ禍なので、会場は人数を限り、いくつもの場所とオンラインで結んでの講演です。主会場は約40人、その他の場所で110人、合計150人が参加したそうです。
十分距離を取っての配置でしたが、マスクをして話しました。
目の前に聴衆がいると、しゃべる方は元気が出ます。反応もわかりますし。
たぶん参加者も、その方が熱心に聞くことができるでしょう。オンラインでパソコンを見ていても、集中しませんよね。パソコンをつけっぱなしにして、他の書類に目を通すとか。中には、「寝ちゃいます」という人もいます。
主会場は、皆さん熱心に聞いてくださいました。最後の質疑では、鋭い質問も出ました。
久しぶりの職員研修講師で、私も熱が入りました。