カテゴリーアーカイブ:著作

河北新報、内閣官房参与の仕事

2019年7月29日   岡本全勝

7月29日の河北新報の東京検分録「内閣官房参与 復興へ首相に直言継続を」に、内閣官房参与の仕事を、取り上げてもらいました。

・・・岡本全勝氏(64)は2016年、復興庁事務次官の退任と同時に参与に任命された。国の出先機関を集約した福島復興再生総局の事務局長として円滑に指揮するための人事的な配慮。「総理を悩ませず、手前で悩むのが私の仕事。市町村長のよろず相談、苦情承り所」と自らの役割を例える。
震災直後から復興行政に関わる岡本氏。「福島はまだまだこれから。国の責任で暮らしとにぎわいを取り戻す長い闘いと繰り返し申し上げている」と説明し、「総理の情熱は変わっていない」と断言する・・・

連載「公共を創る」第11回

2019年7月20日   岡本全勝

連載「公共を創る 新たな行政の役割」の第11回「町を再建するーまちとは何か 町のにぎわいの3要素」が、発行されました。
前回の津波からの復旧に続き、今回は、原発事故からの町の再建を説明しました。原発事故被災地では、津波被災地と異なった困難さがあります。
放射線量が低下する必要があること、場所によっては放射性物質を取り除く必要があること。住民の中には戻らないと決めた人がいること、戻ってくる人も徐々に戻ってくること。住民が戻らないと、商業の再開は遅れ、商業が再開しないと住民は戻らないこと・・・。

そして、これまでの復興を通じてわかった、町の暮らしが何で成り立っているかについて、解説しました。道路や建物を復旧しただけでは、町での暮らしは戻らないのです。産業となりわいの再生、コミュニティの再建が必要です。
公共施設の完成をもって、復旧が完了したとは言えません。住民とそこでの暮らしが戻ってこそ、復興なのです。

『明るい公務員講座 管理職のオキテ』重版

2019年7月16日   岡本全勝

明るい公務員講座 管理職のオキテ』が、重版になりました。4月に出版して、3か月です。
いくつかの自治体では、管理職研修にまとめて買っていただいています。「職員に読ませているよ」と、報告くださる首長さんもおられます。数百冊買ってもらった自治体もあります。ありがとうございます。

類書がないことが、売れている理由だと思います。書いた内容は、経験者なら知っていることばかりです。しかし、それを「教科書」の形で整理したものがないのです。
また、一般的な管理職論はたくさん本屋に並んでいるのですが、抽象的です。本書は、私の経験その多くは失敗ですが、それを基に具体例を書いているので、わかりやすく身につくと思います。

連載「公共を創る」第10回

2019年7月12日   岡本全勝

連載「公共を創る 新たな行政の役割」の第10回「町を再建するーまちとは何か 町を復旧・復興する」が、発行されました。
前回の「町をつくり直す難しさ」に続き、実際にどのようなことをしたか、説明しました。

まずは、施設や住宅の復旧です。元の場所では危険な場合は、高台を切り開いたりかさ上げして、町の基礎を造りました。
通常の災害復旧はこれで完成ですが、今回は続いて、暮らしの再建に取り組みました。産業再建やコミュニティの再建です。

原稿は続くよどこまでも~、その2

2019年7月8日   岡本全勝

原稿は続くよどこまでも~」の続きです。もちろん、この表題は「線路は続くよ どこまでも~」のメロディーで読んでください。

執筆に際しては、具体事例と抽象的考察とを組み合わせることに、気を遣っています。具体事例だけだと主張にならず、抽象的主張だけだと理解してもらえません。
大学の先生の公共政策論や社会論は、その分析の鋭さに感心するのですが、私たちの実生活と離れている場合も多いです。日本社会、近代社会を分析し記述すると、抽象的にならざるを得ないのでしょうが。「その分析とご指摘はもっともですが、明日から私たちはどのようにしたらよいのでしょうか?」と質問したくなります。
私の論考は、復興や行政の現場で体験し考えたことなので、現場密着型です。しかし、そこから問題点と今後の方向性を提示しなければなりません。「公共を創る」と銘打ったのですから。

読み物として、読者に読んでもらえるような工夫も必要です。学術論文ではありません。
専門誌への連載という「制約」もあります。1回に載せる分量を、ほぼ同量にそろえる必要があります。きっちりと3ページとか4ページに収める必要はないのですが。今回は1ページ分で、次回は5ページ分になるのは、編集長が困ります。
で、まとめて送った原稿を、数回に分割してもらいます。ほぼ均等にならないときは、文章の構成を再考します。とはいえ、そんなにうまく行かないので、途中で切って「続く」と入れてもらいます。

頑張った甲斐あって、第1章3(1)と(2)をほぼ書き上げました。(3)を書いて、第1章を完成させます。書きためて余裕を持っておかないと、毎週締め切りに追われるようでは、精神衛生上よくありませんからね。