カテゴリーアーカイブ:生き様

寒い5月

2018年5月8日   岡本全勝

大型連休が終わり、東北新幹線の車窓から見える関東平野は、田植えが進んでいました。福島県内は、田植えはまだのようですが。
4月には、30度の日が続きました。今日8日は、福島の気温は10度あまり。冬に逆戻りでした。
天気予報を見て、ハーフコートを着て来ました。正解でした。職員の中には、クールビズを実践して、寒そうな人もいましたが。
ホテルは、先月の暑さで、空調を冷房に切り替えたそうです。よって、部屋で操作しても、暖房にはなりません。毛布を貸してくれました。

この天気が、連休中でなくて良かったです。
カエルも、ビックリしているでしょう。新幹線の中からは、カエルの鳴き声は聞こえませんが。

桂離宮、修学院離宮

2018年5月6日   岡本全勝

この連休に、桂離宮修学院離宮に行ってきました。キョーコさんが申し込んだ参観申し込みに、当選したのです(いろいろと運の良い人です)。

二か所とも、一度は見てみたいと思っていました。日本の伝統的な美を代表する、庭園と建築です。見応えがあります。天気も良く、新緑もきれいでした。
職員による案内と解説がつき、よくわかりました。私の解説より、見学用の案内ビデオや、ウィキペディアの解説「桂離宮」「修学院離宮」をご覧ください。
よく残ったものです。木造の建築物と植え込みのお庭。保存と維持には、労力と費用がかかるでしょうが、後世に伝えたいものです。
修学院離宮の田んぼは、景観のために重要です。農地解放でいったん小作者に渡され、再度、買い上げたそうです。そして、耕作を依頼し、収穫物もその人たちの物になります。

さらに、久しぶりに京都御苑、京都御所にも。こちらは事前申し込み不要。大勢の人、特に外国の方で賑わっていました。
地元の人に教えてもらって、御苑にある閑院宮邸跡拾翠亭にも行ってきました。このような施設があるとは、知りませんでした。
御所の西にある、とらやで、季節のちまきと柏餅を買って、日本の休日は終わりました。

連休中もお仕事だった、サービス業、病院、交通、警察、消防の方々には、いつものことですが、感謝します。
お休みだった勤め人の方々は、明日から仕事に頑張りましょう。

大型連休

2018年5月5日   岡本全勝

大型連休も、あと一日。天気の急変したところもありましたが、おおむね恵まれたのではないでしょうか。
行楽、運動、読書、勉強、家族との時間など、皆さん、有意義に過ごしておられるのでしょう。

私も、奈良の両親に顔を見せた後、いくつかのところを見てきました。
飛鳥資料館で開かれている「あすかの原風景」も、見ることができました。昭和30年頃の明日香村の写真や、明治の頃の古地図です。
正確には、明日香村は昭和31年に合併したので、それまでは、高市村、飛鳥村、阪合村です。私が生まれたのは昭和30年、当時の高市村です。

子供の頃の近所の風景があって、懐かしかったです。石舞台古墳の石の上にも、小学生たちが乗っていました。今は禁止されていますが、私たちも格好の遊び場でした。弟と一緒に見て、「こんなのあったなあ」と二人の記憶をたどりました。もう60年も前の話です。
古地図には旧村(今の大字)の代表(総代)が署名しています。私のひい爺さんの名前もありました。

会読の持つ社会的、政治的意義

2018年5月1日   岡本全勝

江戸時代の授業方法」の続きです。
会読が、政治問題討論の場と、変わっていくのです。「図録」p17。

会読では参加者の身分にとらわれず、平等な関係に立ちます。従来、政治には関与できなかった低い身分の者でも、発言が可能になるのです。そして、主義主張が共通する者たちは、(政治)集団を形成します。学校を経由して藩の要職に就くと、派閥を形成します。
公家の学校だった学習院で学んだ公家たちも、政治化し、幕末の政局に関与します。さらには、尊攘過激派も出入りします。

会読が、参加者が自発的に集会をするという結社の性格を持ち、幕末の言論の場を作り、同士を育てたのです。それは、藩を超え、広いつながりを作ります。
幕末維新の言論空間、人材登用の素地をつくったのです。政治が、制度や為政者によってのみつくられるのではないことが、わかります。

江戸時代の授業方法

2018年4月30日   岡本全勝

国立公文書館の展示「江戸幕府最後の闘い」を見て、いろいろと勉強になったのですが、その一つに、江戸時代の授業方法があります。
江戸後期には、幕府の昌平坂学問所のほか、各藩の藩校や私塾がたくさんできます。そこでは、素読、講釈、会読の3つの方法で、教えたのだそうです。「図録」p12。
素読は、ご存じの通り、意味内容を教えず、ただ声を上げて丸暗記します。「しのたまわく・・・」でしょう。これは、7歳~15歳くらいの初学者が対象です。
次に、講釈に進みます。先生が生徒たちの前で、書物の中の1章、1節について内容を説明する一斉授業です。これは、日本の小中学校の古典的授業風景ですね。

興味深いのは、会読です。素読を終了した程度の学力を持つ者たちが集まって、ある書物について問題点を出したり、意見を出したりして集団研究をする、共同学習です。
会読には、テキストを読む会読と、講ずる輪講があります。輪講は、10人前後の生徒が1グループになり、一人が指定されていたテキストのか所を読み、講義します。そのあと、他の生徒から読み方や質問などが出され、講師はそれに答え、討論を行うのだそうです。今で言う、ゼミに当たりますね。
しかも、身分社会の江戸時代に、輪講では参加者の身分にとらわれず、平等な関係に立ちます。また、参加者が自発的に集会をするという、結社の性格を持っていました。自主ゼミです。この項続く。