カテゴリーアーカイブ:生き様

砂原教授、政治学の新著紹介

2018年12月20日   岡本全勝

砂原庸介・神戸大学教授が帰国され、ブログも活発になっています。
最近出版された政治学関係の著作を、紹介してくださっています。

単なる紹介(インターネット書店のような)ではなく、意見が書かれているので、参考になります。例えば、『農業保護政策の起源』では。
・・・日本の農業政策といえば,政治家・農協・農水省が作る「鉄の三角形」が重要だと言われたり,農業補助金を増やすことを志向する農水省が国際交渉を梃子に省益を拡大する,などと言われることがしばしばあります。それに対して本書では,そのように大雑把なかたちでアクターの選好を決めて分析を行う方法はとりません・・・

・・・本書を読んで改めて思ったのは,強い強いと言われてきた日本の政府はホントはずっと弱かったんじゃないかなあということです。私の方はもともと自分の住宅の研究でそう思ってたのですが,佐々田さんの農政の話を読んでその思いをより強くしたといいますか。何ていうか現状に働きかけて大きく変更しようというのがずっと難しくて,一応議論としては出るんですが結局採用されることはない,という感じ。官僚の方は,そんなに強く権利義務を変更するようなことはできないという前提のもとに,feasibleな中で一番望ましい政策を選好するようになるというか,そういう理屈を編み出していくような気もします。もちろん強い強いと言われてきたのは産業政策が本丸なのわけですが,その辺に新たな研究が生まれてくるとまた違う話が出てくるのかもしれません・・・

そうですね。官僚の議論が採用されるのはサービスを拡大する場合と、方向変換で成功したのは占領軍を背景にした戦後改革でしょうか。

たくさんの新著が紹介されています。こんなにもたくさんの本が出ているのですね。研究者も、追いかけるのが大変でしょうね。
私も本屋に行っては、政治学や社会学の棚を見るようにしているのですが。先生のブログで見て、初めて知る本もたくさんあります。
問題は、興味を引かれる本がたくさんあるのですが、なかなか読む時間を作れないことです。買っては積んどく本が増えます。そのうちに、買ったことも忘れています。もちろん、読んでも内容を忘れるのですが。

きれいな空と景色

2018年12月17日   岡本全勝

寒くなってきましたね。今朝の東京は、小雨でした。
関東平野を北上すると、新幹線の窓から見える東の空は曇ったままでしたが、西の空が徐々に明るくなってきました。
そのうちに、遠くの山並みのシルエットが見え、その上に薄い青色の空、そしてその上の白い雲と。なんともいえない、きれいな景色でした。朝焼けとも違う、珍しい色合いでした。
川瀬 巴水の版画を思わせる、色合いと色の階調です。
そのうちに、空が明るくなって、その色合いは消えてしまいました。

今年の秋は何をしたか、去年の今頃は、

2018年12月14日   岡本全勝

先日、「時間が経つのが早くて困る」と、いつものセリフを書きました。
で、どのように時間が経っているのか考えるために、先週と先月、さらにこの秋は何をしたのか、手帳を見てみました。すると、結構いろんなことをしているのです。

毎週前半の福島勤務のほかの本業、金曜日の慶應大学での授業。そのほか、数回の講演会、その合間を縫って「明るい公務員講座」第3巻の加筆。そして、毎晩のように続く異業種交流会。休日は原稿書きのほか、孫の相手、新宿紀伊國屋までの散歩、展覧会巡り。このホームページの加筆も、入れておきましょう。毎晩、時間がかかっているのです。

さらに、去年の今頃は何をしていたか。去年の手帳も読み返しました。
今頃は、日経新聞夕刊コラム連載の原稿を準備していたのでした。すっかり忘れていました。
その頃のことです。いくつもコラムの案は持っていたのですが、「こんな内容で良いのだろうか」と悩み、また先輩から「25回は長いので、途中で息切れするよ」と助言をもらってテーマを並べていたのです。そして、1月4日からの連載が始まる前に、結構な分量を書き上げておきました。

もう、1年が経つのですね。その間に、いろんな本も読んだはずなのですが、何を読んだか忘れています。すごい忘却力です。
毎日、新しいことが、脳に書き込まれます。その際に、もう私の脳は記憶容量が満杯で、過去の記憶の上に上書きされるのでしょう。日々忙しくしていると、そして次々と別のことに取り組んでいる、昨日のことをすぐに忘れるのです。

冬になりました

2018年12月10日   岡本全勝

先週、日本列島は20度を越える地域がたくさんあるという、暖かい12月でした。それから一転して、冬になりました。
朝の東北新幹線の窓からは、雪景色の遠くの山並みと、うっすら雪が積もってた田畑が見えました。
福島の最高気温は6度、風も冷たく、冬らしくなりました。
スキー場も、ようやく開場できたようです。

睡眠の謎

2018年12月9日   岡本全勝

12月2日の日経新聞に「眠気の正体 解明に光り」が載っていました。
記事によると、眠りの謎は、2つあるのだそうです。一つは、なぜ生物は眠らないといけないのか。もう一つは、どうやって眠りを制御しているのかです。

人体には、不思議なことがたくさんあります。どうしてあの小さな受精卵一つから、こんな複雑な人体ができあがるのか。脳の判断力や記憶は、どのようにして行われているのか。そして、この睡眠です。
後者の疑問、眠りの制御の方は、なにかホルモンがあって、それが増えたり減ったりして、眠くなったり目を覚ますのだと思います。

問題は、前者の疑問、なぜ眠らないといけないのかです。人生の3分の1は寝ているのですから、それなりの機能はあるはずです。
寝て起きたら、すっきりしています。あのすっきりは、何なのでしょうか。
疲れたら眠くなりますが、単に運動しただけでは眠くなりません。他方で、激しい運動をしなくても、眠くなります。難しい本を読むと眠くなります。面白い本は、寝るのを忘れて読みふけります。
つまらない会議も、午後の電車の中も、眠くなります。赤ちゃんは、しょっちゅう寝ています。
寝ないと死んでしまうようですが、寝ることで何が起きているのでしょうか。肉体の疲労と、脳の疲労と、双方が関係しているようです。