カテゴリーアーカイブ:著作と講演

読売新聞「記録誌作成へ」に載りました。

2022年1月11日   岡本全勝

1月11日の読売新聞「再生の歩み 東日本大震災」「復興事業 記録誌作成へ…高台移転や産業支援 検証」に、私の発言が載っています。
・・・東日本大震災から10年が過ぎたのを機に、復興庁は新年度、総額31兆円を投じた復興事業を検証する記録誌の作成を始める。外部有識者や政策に関わった官僚らからの聞き取りなども行う。今後想定される首都直下地震や南海トラフ巨大地震の備えとして、2023年の発行を目指す・・・
検証はよいことです。ぜひ、充実した検証をしてください。

私の発言「課題 被災者の目線で」
「今回の震災で、政府はインフラ復旧だけではなく、産業の再生やコミュニティーづくりにも取り組み、その後の災害復興モデルとなった。政府として取り組めない分野では、企業やNPOに参画してもらう仕組みを導入した。一方で、事業規模の拡大を招いたと指摘されている復興事業費の全額国費負担(自治体負担ゼロ)など検証すべき課題は多い。被災者の目線で検証をしてもらいたい」

もう少し違ったことも話したのですが。
なお、震災10年で考えたことは、次のページにまとめてあります。
大震災10年目に考えた成果と課題、目次

人事院、課長補佐級リーダーシップ研修

2022年1月7日   岡本全勝

今日1月7日は、課長補佐級リーダーシップ研修に行ってきました。
この研修は、断続的に半年にわたる研修です。各省から21人が参加し、講義を受けるほか、4班に分かれて政策提言研究を行います。各班には、これまた4省から課長級が、指導員としてつきます。
今日は最後の共同研究発表で、私はその全体講評です。

発表された政策提言の内容については、突っ込みたいところが多々ありましたが、それは指導員たちに任せて、私はこの研修で何を身につけてもらいたいか、何を反省してもらいたいかを指摘しました。
良い結論を出すことはもちろん重要ですが、この研修はその過程を身につけてもらうためのものです。それを、今後の職場で生かすためのものですから。
宣伝ですが、「明るい公務員講座」3部作は、勉強になりますよ。

時事通信社コメントライナー寄稿

2022年1月6日   岡本全勝

時事通信社の「コメントライナー」1月6日号に、寄稿しました。コメントライナーは、時事通信社が契約購読者に毎朝配信する、署名入り解説記事です。

今回の私の記事は、「若手官僚の不安と不満」です。
内閣人事局の依頼を受け、若手国家公務員の研修講師を務めました。幹部候補育成課程中央研修の係長級と課長補佐級の2課程で、どちらも録画です。
幹部候補研修と言えば、事務次官など先輩が経験談と心構えを話すことが定番ですが、主催者の要望は若手職員の不安と不満に答えてほしいとのことです。
内閣人事局の担当者たちと3カ月にわたり議論して、話の重点を決めました。若手官僚の悩みは、「どのようにしたら良い仕事ができるか」「どのようにしたら官僚としての能力が身に付くか」といったことよりも、次の三つのようです。
・生活と両立しない長時間労働がいつまで続くのか。
・従事している仕事が国家国民の役に立っているのか。
・この仕事で世間に通用する技能が身に付くのか。
優秀な学生が官僚を志望しなくなったことや、若手官僚が次々と辞めていくことが報道されています。その原因には、このような不満と不安もあるのでしょう。そこで、仕事の技術のほかに、三つの不安と不満について、その原因と対応策を述べることにしました。

座学の研修は、しばしば「聞いて終わり」となります。そこで宿題も付けました。「配布した講義骨子を上司に読んでもらい、あなたの意見を述べて、上司と30分間意見交換すること」です。若手官僚たちの悩みは、彼らが努力しただけでは解消されません。上司たちが職場の仕事のやり方を変える必要があるのです。それで、このような仕掛けを組み込みました。
研修録画は今年1月から、係長級と課長補佐級それぞれ約700人ずつが受講します。彼らとともに彼らの上司からどのような反応があるか、心配とともに楽しみです。

コメントライナー目次

2022年1月4日   岡本全勝

2022年1月から、時事総合研究所の「コメントライナー」に寄稿しています。コメントライナーは、時事通信社が契約購読者に毎朝配信する、署名入り解説記事です。官僚の経験を生かして、報道では見過ごされている事実や、報道とは少し違った分析を書くようにしています。

2022年
1月6日「若手官僚の不安と不満
3月1日「管理職の必須知識
4月19日「『コロナ禍』を『コロナ成果』に
6月7日「憲法改正は地方自治の規定から
7月29日「小さな政府論の罪
9月16日「最低賃金決定に見る政治の役割
11月7日「社風をつくる、社風を変える
12月27日「それは首相に質問すること?

2023年
2月13日「人事評価、職場と職員を変える手法
3月24日「首相秘書官の現実と課題
5月11日「「行政文書」は正確か
7月10日「一身にして二生を過ごす
8月10日「マイナカード問題と組織管理
10月12日「役所にも人工知能がやってくる
12月14日「日本型職場の功と罪

2024年
2月22日「工程表のない政治
4月26日「管理職を育てる組織へ
7月4日「転職自由社会が与える衝撃
9月10日「行政改革と縮み思考から卒業を
11月18日「日本を支えた意識の劣化

2025年
1月30日「現代日本特殊論
4月10日「選挙投開票にも「働き方改革」を
6月19日「日本の政治はなぜつまらないのか
8月18日「英語が国語になる日
10月27日「官製雇用格差を止めよ
コメントライナー目次2」に続く