カテゴリーアーカイブ:講演

マレーシア国政府行政官研修

2025年9月18日   岡本全勝

今日9月18日は、国際協力機構の依頼で、マレーシア国政府行政官研修の講師に行ってきました。この研修は、1981年、当時のマハティール首相が「ルックイースト」を唱え、日本を手本に近代化を進めました。その協力の一つとして始まったようです。15人の行政官が3週間にわたって、日本の行政などを学びます。

もっとも、マレーシアは急速に経済発展して、すでに1人当たり国民所得は1万4千ドルだそうです。
「もう、日本に学ぶことはないでしょう」と言うと、「いえいえ、まだあります」との答え。「東京は暑いですか」と聞くと、「マレーシアより暑い」と言われました。「今週末から涼しくなる予報です」と答えておきました。

私の講義は、日本の近代化と行政の役割です。「マレーシアと比べながら、聞いてください」とお願いしました。日本に来るのが初めての人も多く「座学も良いですが、外に出て日本を見てください」と助言しました。
田植え機の写真を見て「クボタ」と声が上がります。産業立地の話になり、トヨタやパナソニックを出すと、「ホンダ」など次々に聞かれます。
例によって、鋭い質問がたくさん出ました。日本の外国人労働者受け入れと移民政策、国民倫理、いくつかの産業分野で中国に負けていないか、などなど。最後は時間切れになりました。

日本語がけっこうできる方もおられます。最後に記念撮影を求められ、真ん中に立とうとしたら、日本語で「ボウシ」と帽子をかぶることを要求されました(笑い)。真面目でない方の写真を載せておきます。

埼玉県職員研修講師

2025年9月10日   岡本全勝

今日9月10日は、埼玉県職員研修のため、さいたま市浦和まで行ってきました。研修は「リーダーシップ・トレーニング」で、参加者は県職員(主幹級・主査級)の計12人です。10時半から16時半までの長丁場でした。
私の役割は「自治体職員のリーダーシップ」を講義することですが、講義だけでは参加者も飽きるでしょう。そこで、主催者と相談して、午前中は講義、午後は班別討議(2題)と質疑にしました。

管理職や管理職を目指す人たちの研修でなく、主幹級(課長補佐)や主査級(係長)から選ばれた12人に、リーダーシップを講義するのです。主催者と何度もやりとりをして講義の内容を固め、また班別討議の設問も一緒に考えてもらいました。
班別討議は、予想以上に盛り上がりました。そのために工夫もしたのですが。反応が良いと、やりがいがありますね。
彼ら彼女らが、さらに経験を積み、視野を広げて、立派な幹部になることを期待しています。

補足 新聞を読むことの意義は「新聞の役割」をご覧ください。

朝日新聞福島総局勉強会

2025年9月9日   岡本全勝

今日は、朝日新聞福島総局での記者勉強会に、福島市に行ってきました。
頂いた主題は「復興政策の理想と現実」で、「巨大津波と世界最悪級の原発事故に見舞われた地域の復興に対し、政策をつくる側は何を考え、どう地元と対話し、どのような復興を目指したか。そして現実はどうだったか。できたこと、できなかったこと、今後どうあるべきかなどについて解説する」です。

発災以来すでに14年余りが過ぎました。当時のこと知る記者も少なくなり、若手記者は体験していません。時間とともに記憶が薄れることは仕方ないことであり、人間の脳にとって必要なことです。しかし、現状を分析し、何がうまくいっていて何がうまくいっていないか。それを記事にするためには、これまでの経緯も知っておく必要があります。
復興庁は、なるべく記録を残し、ホームページに載せることに務めてきました。また、それだけでは当時の意図や苦労がわからないので、関係者から聞き取りをして残すこともしています。私自身も、書物や新聞の取材に答えることで、残し伝えることを心がけてきました。(私の所管ではありませんが、新型コロナ感染症対策では、どのように記録は残っているのでしょうか。)

私も担当を離れて5年が経つので、改めて保管してあった資料(かつて使った講演資料など)を引き出し、講義資料を整えました。電子媒体は便利ですね。ところが、どこにどんな資料を保管したか(講演で使ったか)がわからず、講義資料の半封筒の紙資料を見て、整理しました。あわせて、これを機会に、半封筒の紙資料は捨てました。

勉強会は、前半を大震災全体、主に津波被害とし、後半を原発被害としました。そして、記者の関心に応えるため、質疑の時間をたっぷり取りました。
約20人の方が出席、5人の方がオンラインで参加でした。さすが第一線で活躍している記者たちです。鋭い質問がたくさん出ました。このような形でお役に立てるとは、うれしいです。

外国政府幹部への講義資料

2025年9月5日   岡本全勝

この秋も、国際協力機構(JICA)の依頼で、外国政府幹部への講義をいくつか引き受けました。主題は「日本の発展に果たした行政」と「大震災からの復興」です。

これまでに何度も講義しているので、資料はあります。日本のことを深く知らない人たちへの説明、かつ通訳を挟むので、それなりの工夫が必要です。主に写真を投影し、説明資料も図表と簡潔な言葉にしてあります。
英語とフランス語に翻訳した資料は、私も理解できますが、ベトナム語、アラビア語になると、自分が作った資料なのに理解できません。

そして、講義では、時間の半分を質疑にあてます。「私の話の途中でも、わからなかったら質問してください」と言います。毎回、質問は、とんでもなく出ます。講義が進まないくらい(笑い)。でも、その方が理解が進み、満足してもらえるのです。

講義をするたびに、「ここは伝わっていないな」「ここは資料を変えよう」と気づくところが出てきます。
そこで、改良を加えるのです。この夏は、同時に4つの講義の資料加筆を進めたので、頭がこんがらがりました。ようやくそれらの翻訳資料ができあがって、一安心です。

高岡法科大学で講演

2025年8月26日   岡本全勝

昨日8月25日は、高岡法科大学で講演するために、高岡市に行ってきました。
富山県寄附講義「現代社会と法  自然災害と法 -対応 復旧 復興-」の一つで、私の役割は連続講義の冒頭に、東日本大震災の経験を話すことです。学生と市民、約50人が熱心に聞いてくださいました。
昨年1月に能登半島地震があり、富山県でも氷見市などで被害が出ました。聴衆には、被害を受けた人もおられました。
東日本大震災への対応を話すとともに、能登半島地震との違い、「経験したことのない災害」が起きることを説明しました。

その後、県庁勤務時代(30年も前のことです)の音楽仲間写真)と、意見交換会をしてきました。