カテゴリー別アーカイブ: 明るい課長講座

生き様-明るい課長講座

集中力、その3。選択と持続

集中力の続きです。
考えてみるに、集中力には2つのものがあるようです。
一つは、頭に浮かぶいろんな考え事の中で、あることに集中することです。もう一つは、そのことに集中し続けることです。前者を選択(散漫の反対)と呼び、後者を持続と呼びましょう。
もちろん、集中力が続かないのは、他のことを考えたり他のことに手を出すからで、持続と選択は盾の両面です。でも、なかなか一つのことに集中できないのは、前者の選択の問題であり、一つのことに集中しているのにそれが続かないのは後者の持続の問題です。

集中力が続かない。これは困りものです。いくつかの場面が考えられます。他の案件が頭にちらつく(前回に述べたアブハチ)、考え事が行きなずんで止まってしまう、じっと座って考え事をするのがつらいなどなど・・。
試験の前になると、放ってあった小説を読みたくなるとか・・・。嫌々やっていることは、集中力は続きませんね。

では、逆に集中力が続くのは、どのような場面か。面白い本を読んでいたり、ドラマを見ている、ゲームにのめり込んでいると(私はしませんが)、時間が経つのを忘れるます。
他方、締めきり間近になると、集中してなんとかやり遂げるという場合もあります。追い込まれると、仕方なくやり続けます。

現時点での結論。なぜ集中力が続かないのか、よくわかりません。
しばらく、考え続けましょう。

やる気のない社員

2月21日の日経新聞1面連載「働き方進化論」は、「脱せるか「やる気後進国」」でした。このホームページでも紹介したことがある、国別の従業員のやる気度調査が載っています。

・・・終身雇用が社員の安心感を生み、組織に貢献しようと勤勉に働くー。日本に関するそんな定説は過去の話だ。
米ギャラップ社が従業員のエンゲージメント(仕事への熱意度)を調査したところ「熱意あふれる社員」の割合は、米国が32%なのに対し、日本はわずか6%にすぎなかった。
調査した139カ国中132位と最下位級だ。しかも日本は「周囲に不満をまき散らかしている無気力な社員」の割合が24%、「やる気のない社員」が70%に達した・・・

集団への帰属意識が、構成員に安心感をもたらします。これは、個人にとっても社会にとっても、安定をもたらす良いことです。ところが、その反面、依存心が強くなることがあります。
「私が頑張らなくても、大丈夫」との思いが蔓延すると、その組織は活力を失います。かつての共産主義国家はその例です。
他方で、個人が競争する社会は、それぞれが頑張りますが、不安や不安定がつきまといます。
競争と安住、個人の自立と集団への帰属。その兼ね合いが、難しいところです。

集中力、その2。本人側の邪魔する要素

集中力の続きです。
集中できるかどうか要素、環境(外部からの邪魔)の次は、本人の要素です。この場合も、邪魔するものから考えましょう。

集中すべき事柄以外に、悩み事があると、集中できませんよね。それは、他の仕事であったり、健康や私生活での悩みです。これが頭にちらつくと、あるいは頭の大きな部分を占めると、やるべき仕事や読書に集中できません。
体調も、重要です。睡眠不足、二日酔いでは、集中できません。もちろん、風邪を引いているとか病気の場合も。

仕事の場合は、いくつものことを抱えていることが、選択を妨げます。これを防ぐには、時間割や仕事の順番を決めて、ある時間には一つのことに集中することです。虻蜂(アブハチ)取らずにならないように。ひとまず、虻に集中します。その間に、蜂(別の案件)が頭に浮かんでも追い払いましょう。
このように、まずは邪魔を取り除くことで、集中できる条件をそろえましょう。
この項続く

集中力、その1。邪魔する要素、外部要因

私は、勉強ができる人、仕事ができる人と、そうでない人との大きな違いは、集中力があるかどうかだと思っています。知能指数の差以上に、集中力の差が、できる人とそうでない人の違いを生みます。
近年、集中力が落ちてきたと思うことが多いので、なぜだろうと考えてみました。どうしたら集中力が高まるかについては、いろんな本が出ているようです。それはそれとして、私の経験から述べます。

集中力には、本人の要素と、外部の要素があります。まず、外部の要素、環境から考えましょう。
邪魔される場合を考えると、わかりやすいですよね。うるさかったり、注意を引くものがあると、どうしてもそちらを見てしまいます。
皆さんも、テレビを見ながら、難しい本は読めないでしょう。私は、音楽を聴きながらの読書はできません。
人の脳は同時に複数のことを処理できず、複数のことをしているように見えても、それは短い時間で脳内での処理を切り替えているのだそうです。よって、集中できず、能率は上がりません。

スマホやパソコンが仕事を邪魔することは、『明るい公務員講座 仕事の達人編』に書きました。
三井住友海上火災保険が、働き方改革で全社員に配った退社時刻宣言POPには、「ただいま集中タイムです」という表示もあります。要するに「いま集中しているので、話しかけないでください」ということです。この項続く

 

指示は明確に、あうんの呼吸は通じない

2月19日の日経新聞夕刊「Bizワザ」は、「あうん捨て外国人と仕事。期日、具体的に指示を」でした。
・・・企業のグローバル化が進むなか、日本人と外国人が一緒に仕事をする職場が増えている。「あうんの呼吸」が通じないことも多い。どう接すればいいか。外国人社員と上手にコミュニケーションを取る方法を専門家に聞いた・・・
外国人社員に通じなかった例として、「できれば・・・をやって」「はやく」が理解されなかったことなどが上げられています。

この記事は外国人労働者の場合ですが、これは日本人職員を相手にする場合も同じです。
何をいつまでにするかを具体的に指示しないと、通じないことがあります。
私の失敗事例と改善策は、『明るい公務員講座 課長に脱皮編』(近く発売)に書きました。参考にしてください。