集中力、その3。選択と持続

集中力の続きです。
考えてみるに、集中力には2つのものがあるようです。
一つは、頭に浮かぶいろんな考え事の中で、あることに集中することです。もう一つは、そのことに集中し続けることです。前者を選択(散漫の反対)と呼び、後者を持続と呼びましょう。
もちろん、集中力が続かないのは、他のことを考えたり他のことに手を出すからで、持続と選択は盾の両面です。でも、なかなか一つのことに集中できないのは、前者の選択の問題であり、一つのことに集中しているのにそれが続かないのは後者の持続の問題です。

集中力が続かない。これは困りものです。いくつかの場面が考えられます。他の案件が頭にちらつく(前回に述べたアブハチ)、考え事が行きなずんで止まってしまう、じっと座って考え事をするのがつらいなどなど・・。
試験の前になると、放ってあった小説を読みたくなるとか・・・。嫌々やっていることは、集中力は続きませんね。

では、逆に集中力が続くのは、どのような場面か。面白い本を読んでいたり、ドラマを見ている、ゲームにのめり込んでいると(私はしませんが)、時間が経つのを忘れるます。
他方、締めきり間近になると、集中してなんとかやり遂げるという場合もあります。追い込まれると、仕方なくやり続けます。

現時点での結論。なぜ集中力が続かないのか、よくわかりません。
しばらく、考え続けましょう。