カテゴリーアーカイブ:日記

本の都ヴェネチア

2013年6月3日   岡本全勝

アレッサンドロ・マルツォ・マーニョ著『そのとき、本が生まれた』(邦訳2013年、柏書房)が興味深かったです。グーテンベルクが西洋で印刷術を発明したことはよく知られていますが、その後、どのようにして商業出版が発達したか。
ヴェネチアが本の都になり、ユダヤ教やイスラム教の経典、アルメニア語やギリシャ語の本、楽譜や地図まで、出版の一大拠点になっていたのだそうです。500年の歴史に耐え、焚書ににも生き残り、それら貴重な本が残っているのです。
ルネサンスが起点としても、フィレンツェやローマでなく、なぜヴェネチアだったのか。それは、本を読んでください。
そして、なぜヴェネチアの出版が衰退したか。宗教の締め付けがきつくなり自由な出版が制約されたことやヴェネチアの勢力の衰退によるようです。
ところで、「ナポレオン時代の医師で哲学者のドナート・アントニオ・アルトマーレは、1562年に『マナについて』を出版し、全46ページで聖書に登場する食べ物を解説している」(p182)は、何かの間違いだと思いますが。

ICカード、全国相互利用

2013年5月25日   岡本全勝

東京では、パスモスイカ(電子マネーつき定期券)で、駅の売店だけでなくコンビニなどでも、小銭を持たずに支払いができます。便利なものです。地方の大都市圏でも、それぞれのICカードがあります。名前もユニークですね。スイカの他、イコカ、キタカ、ピタパ。これらが、3月から全国で共通して使えるようになりました。
先週、奈良に行ったときも、便利でした。近鉄への乗り継ぎも切符を買うことなく、改札を通ることができます。今日、仙台で駅弁を買うときも、「スイカで」と言えば、すみます。
ところで、パスモについて、私の失敗(?)は、次のようなものです。駅で勧められて、パスモ定期券にクレジットカードをつけました。あわせてANAカードも。これで、「定期券とクレジットカードとANAカードの3枚を1枚にできる」と計算したのですが。
いざクレジットカードで支払うとなると、定期入れからパスモカードを出して支払い、もらった控えを財布に入れるので、2度手間は変わらず。あまり便利になりませんでした。インターネットでイギリスから本を取り寄せたときは、JCBカードは受け付けてくれないし。

普通の休日

2013年5月19日   岡本全勝

今日は午前中に、六本木の新美術館の「貴婦人と一角獣展」に。比較的空いていて、見やすかったです。「以前、見たことがあるなあ」と、思っていたのですが。現物を見て思い出しました。パリの美術館で見ました。いつのことかは、思い出せないのです。何かのついでに行ったのでしょう。
ところで、ビデオによる解説は、わかりやすいです。実物を展示されただけでは、背景のたくさんの花や動物たちまで、視線が行きません。また、この壁掛けが、どんなお城にあったのか。作られた背景なども。パネルによる説明より、わかりやすいですね。もちろん、実物を見た後なので、「なるほど」と引き込まれます。実物のリアリティには、かないません。
よくこれだけのものが、500年間、残ったのですね。同様のものも、たくさん作られたのでしょうに。しかも、この壁掛けは、所有者の家系に跡継ぎがいなくて、次々と持ち主が変わったようです。
昨日今日と、普通のサラリーマンの生活をしました。よって、原稿は進まず。反省、と言いつつ、ほとんど反省していません。
でも、帰りに寄った本屋では、某著名記者とばったり。立ち話で、経済の見通しなどについて、無料の講義を受けてきました。ここは、価値がありました。

さわやかな5月の奈良。興福寺、東大寺

2013年5月19日   岡本全勝

18日は、所用があって奈良へ。時間があったので、興福寺と東大寺に寄ってきました。
興福寺では、南円堂と北円堂が特別公開されています。高校3年間、この近くを通っていましたが、中に入るのは初めてです。南円堂不空羂索観音菩薩坐像は、3メートル余り。大きくて、存在感があります。北円堂は、なんと言っても無著・世親立像です。ここに、おられたのですね。
国宝館では、天燈鬼・龍燈鬼立像の実物にご対面。職場においてあるミニチュアとは、リアルさが違います。当たり前です。
山田寺仏頭
も好きです。よいお顔をしておられます。火災に遭って、顔だけ、しかも痛んでいることが、さらに魅力を高めています。正面からより、向かって左斜めから見るとすばらしさが引き立つと、私は思っています。
阿修羅像もよいですが、迦楼羅像もユーモラスで好きです。国宝館も、手狭になりましたね。
東大寺では、昨年できた東大寺ミュージアムに。日光・月光菩薩を、間近に見ることができました(リンクを張りたいのですが、みつかりません。仏像の検索サイトもなく、サイト内検索もついていないようです。東大寺のホームページは、改良の余地がありますね)。
大仏さんにたくさんのお願いをして、飛鳥園で写真を買って帰ってきました。
奈良公園は、修学旅行の学生さんで一杯でした。その間をすり抜けて、駆け足で巡ってきました。
土産物屋にもたくさんの観光客がいましたが、これといって欲しいものは見当たりません。鹿せんべい、奈良漬け、大仏さんのミニチュアはまあまあとして、木刀、新撰組の旗??。
子ども向けの安いものや友人へのお土産物も悪くありませんが。大人や年配の人が、少々高くてもいえ価値があって、自らの記念に買って帰ろうと思うようなもの、海外からの観光客に勧めることができるものを、開発して欲しいです。近年の博物館や美術館のミュージアムショップは、参考になると思います。

いつになったら、普通の公務員の仕事に

2013年5月16日   岡本全勝

昨日このホームページで、長尾編集長に、連載再開を宣言しましたが。でも、この1年間は、「来月になったら、仕事も落ち着き、普通の公務員の暮らしになるよ」と宣言しては、T参事官から「前にも、同じことを言っていましたよね」と、繰り返し笑われています。
復興庁では、この4月にも大幅な増員を行い、部屋の模様替えもしました。職員は本庁200人、出先200人の合計400人に増えました。このほかに、各省職員を併任しています。
「もうそろそろ仕事も落ち着く頃だ」と思うのですが、復興が進むと、新しい仕事が見えてきます。また、原発災害からの復興、特に避難区域への帰還は、まだ本格的には進んでいません。仕事が落ち着くのは、まだ先のことですね。
さらに、放課後の異業種交流会や「××さんと久しぶりに飲む会」もあり。早く帰っても、自宅で飲んで、早々と「使用不能状態」になります。
執筆の決意をしているのか、言い訳をしているのか。反省。