今日の閣議で、辞職を承認してもらいました。発令日は6月21日です。なお引き続き、非常勤の国家公務員として勤め、福島復興再生総局事務局長に就任する予定です。
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守衛さん、2
先日、「守衛さんが顔を覚えてくれました」と書きました。さらに進化しました。私が鍵受取窓口に顔を出すと、既に鍵を持って待っていてくれるのです。そして、受け渡し簿の該当ページを開いて、差し出してくださいます。すごいものです。鍵の保管してある場所から窓口まで、5メートルほどあるのですが。相当早い時点で私を認識し、鍵を出して待っていてくれているようです。
これについて、思いだしたことがあります。若い頃に、建設省のビルにあるそば屋に、昼食を食べにしばしば行きました。関係者の間では「建そば」と呼ばれていたお店です。食券を購入するのですが、お店の人に食べたいメニューを告げる前に、食券とおつりが出てくるのです(笑い)。神業でした。
最近、そのご主人(女性)にお会いする機会があり、「どうして、頼んでもいないのに、メニューとおつりがわかるのですか」と聞いてみました。「顔を覚えていて、多くの人はいつも同じものを頼むから」だそうです。
復興庁勤めの経験
復興庁は、各省から職員に来てもらっています。宮内庁を除く全省庁からです。また、民間人も多いです。やっている仕事は、これまでにないこと、またこれまで行政がやっていないことに手を広げています。千年に一度の大災害と戦っているのです。法律と補助金を配るだけでは、この地域の活力は戻りません。インフラを復旧しただけでも、人は戻りません。
職員は、だいたい2年勤務して元の省に戻るのですが、復興庁の経験を聞くと、それぞれに新鮮だったと答えてくれます。何人かの感想を、私なりに整理してみました。
・徹底した現場主義、現場との近さに驚きました。合計××回出張しました。
・総理大臣、大臣など政務職幹部との距離の近さとスピード感が、すごいです。次官室や統括官室が、近かったです。
・役所らしくない仕事が多いです。コーディネーターのような業務、イベント屋のような仕事もありました。
・親元の省では付き合うことのない様々な団体(大企業、中小企業、NPO)と付き合うことができました。
・単にお金を出すだけでない支援の在り方。政府持っている情報と信用力を活かした仕事を、勉強しました。
・各省庁をはじめ民間企業・自治体からの出向者の寄り合い所帯という特殊な組織形態でしたが、様々なバックグラウンドを持つ人と一緒に仕事をできたことが勉強になりました。
・視野が広くなり、自らのキャリア形成を考える上でも、大変貴重な経験を積むことができました。
そうですね。このように、これまでにない仕事、現場に行くこと、さまざまな出自を持つ職員と一緒に仕事をすることを、楽しいこと勉強になることと思ってもらえると、うれしいです。これを、嫌だなあと思うと、仕事が楽しくなくなります。
社会は、行政・官僚だけで成り立っているのではなく、企業や町内会、NPO等から成り立っています。行政の世界に閉じこもっていては、仕事になりません。
守衛さん
復興庁が4号館に移転してから約1か月。守衛さんが、顔を覚えてくれました。
4号館は、門のところで身分証明書を出して守衛に見せ、玄関で改札機に証明書をかざして入ります。そして6階の執務室の入り口に暗号付きのドアがあり、さらに事務次官室には普通の鍵がかかっています。この鍵は1階の守衛さんのところにあり、鍵受け渡し簿に受取人の名前を記入して、鍵をもらいます。私は朝8時過ぎに、誰よりも早く出勤するので、自分で鍵をもらいます。
ところが、数週間前から、私が部屋番号を告げる前に、守衛さんが6××号室の鍵を出してくれるのです。顔を覚えてくれたようです。
歴史は読むものか、つくるものか
昨日ホームページを書いているときに、うろ覚えだった「I Want YOU for U.S. Army」を確認しました。私は、あのアンクルサムの絵とともに、「US wants you」と覚えていたのです。でも、それでインターネットで検索したら、ちゃんとたどり着きました。便利なものですね。
そのときに、第一次世界大戦の際に、フラッグが作った、海軍の募集ポスターも見つけました。そこには、次の言葉が書いてあります。
The Navy Needs You! Don't Read American History, Make It!
(海軍は君を求めている!アメリカの歴史なんか読まず、歴史を作れ!)
私たちが取り組んでいるのは、千年に一度の大災害。その復興に参加することは、まさに歴史を作っているのです。見ているだけではダメです。また、前例通りにやっていても、歴史を作っていることにはなりません。