7月29日のコメントライナーの拙稿「小さな政府論の罪」が、今日8月2日のiJAMPに転載されました。
投稿者アーカイブ:岡本全勝
8月です
早いもので、もう8月になりました。肝冷斎の暦も新しくなり、今月はお化けです。
8月は学校が休み、勤め人にとってもお盆休みなどがあり、1年のうちでも「余裕のありそうな」月ですね(もちろん、お仕事がかき入れ時の人もおられますが)。ふだんできないことが、できるときです。みなさん、いろんな予定を立てておられるでしょう。
「いろんなことができる」と思うのですが、終わってみると、何もできなかったと後悔することが多いです。それを防止する方法は、予定を立てることです。それも、できもしない理想はあきらめて、まずは「最小限のこと」を書いてみましょう。その次に、「もう少しやりたいこと」を書いてみましょう。日程表に書き込むと、現実性が見えてきます。一人では進まないので、家族や連れを巻き込むと、逃げられなくなります。
私も、ゆっくりと読みたい本が貯まっているのですが、まずは、締め切りが来る原稿を、こなさなければなりません。できれば、原稿の貯金もしたいのですが。代わり映えのしない話ですねえ。もう一つは、キョーコさんのお供で外出することです。こちらは、実現するでしょう。
それにしても、毎日毎晩、暑い日が続きます。新型コロナも爆発的に増えています。何をするにしても、まずはそれへの対策ですね。肝冷斎の元気さには、脱帽します。
子ども食堂6000か所
7月23日の日経新聞1面「データで読む地域再生」は「子ども食堂、6000カ所超 世代超えた交流拠点に」でした。
・・・子どもに低額や無料で食事を提供する「子ども食堂」が広がってきた。2012年に東京都内でボランティアが始めた取り組みが自治体や民間企業などにも担い手を広げ、21年には全国6000カ所を超えた。沖縄県、滋賀県などで加速する。経済的困難を抱える世帯の支援にとどまらず、幅広い世代が集う場としても欠かせない存在になりつつある・・・
・・・沖縄県は子どもの貧困への危機感が極めて強い。15年に県が実施した調査で3人に1人程度(29.9%)が貧困状態との結果が示され、対策が本格化した。県は16年、30億円の「子どもの貧困対策推進基金」を創設し、国も10億円の予算を確保した。
市町村はこれらを原資に食堂の規模に準じた補助金を交付する。21年10月時点の子ども食堂は241カ所と、18年比114カ所増えた。那覇市社会福祉協議会の担当者は「財政支援に加え、自治体と社会福祉協議会の担当者が連携を強めたことなどが奏功した」と説明する。
2位の滋賀県、3位の鳥取県でも行政が支援に取り組む。滋賀県では制度や財政面で後押しする体制を整えた。助成金のほか、営業許可を特例で免除し、開設のハードルを引き下げた。鳥取県では食材費なども補助対象とした。
18年から21年にかけて食堂を最も増やしたのは山口県で7.9倍となった。保険加入や講習の参加など一定の要件を満たせば食堂を開設できる独自の登録制度を設け、手続きの負担を軽減した。
子ども食堂は交流拠点として幅広い役割を併せ持つ。東京都健康長寿医療センター研究所の村山洋史研究副部長は「コミュニティーが醸成されている地域ほど食堂が多い傾向がある」と指摘する。
同研究所は全国約2万5000人を対象に地域の協調性や信頼関係を測るソーシャルキャピタル(SC)と呼ばれる指標を算出し、20年の各都道府県の子ども食堂数との相関を分析した。「地域の人は信頼できる」と答える人が多かった高知県や鳥取県などは、人口あたりの食堂数の割合も高かった。
鳥取県の子ども食堂では子どもと運営ボランティアの信頼関係が強まったことで「家庭内で困っていること」などの本音を引き出し、直接的な世帯支援につなげた。Uターンなどで地域との関わりが乏しくなっていた母子世帯の母親が地域住民とのつながりを育んだケースも多い。
「とっとり子どもの居場所ネットワーク"えんたく"」の福安潤一コーディネーターは「食堂は年代を問わず、住民間の孤立を防ぐ役割を果たしている」とみている・・・
「子ども食堂の活動」「こども食堂」
変化はチャンス、ピンチはビッグチャンス
7月22日の読売新聞夕刊「言葉のアルバム」は、大山晃弘・アイリスオーヤマ社長の「マスク供給 応える使命」でした。
・・・2020年3月。前年に中国・武漢で確認された新型コロナウイルスの感染が、日本でも急速に拡大し始めた。情報が不足する中、人々はマスクを求めて殺到し、売り切れが続出していた。
「何としても安定供給しなくては」。アイリスオーヤマ自体、生産設備のある中国からの輸入が滞り、思うような供給ができなくなっていた。中国政府から、国外へは輸出しないように要請を受けたためだ。交渉の末、日本向けも一定量は確保したが、全く足りない。
家電からペットフードまで幅広い生活用品を手がけるメーカーにとって、消費者が必要としている製品を安定的に届けるのは使命だ。
日本政府からの要請もあり、3月下旬、マスクの国内生産を決断した。それからわずか4か月後の7月、角田工場(宮城県角田市)での本格生産にこぎ着けた。工場を報道陣に公開し、「国内に安全安心なマスクを届けたい」と力を込めた。現在、マスクの国内生産は月1億5000万枚。18年7月の社長就任後、最大のピンチを乗り切った。
グループ売上高8000億円の企業の先頭に立つ。胸に刻んでいるのは、半世紀にわたって社長を務めた父・大山健太郎会長の口癖だ。
変化はチャンス、ピンチはビッグチャンス・・・
・・・2011年3月、東日本大震災が襲った。晃弘さんも角田工場で被災。自ら復旧作業の陣頭指揮にあたりながら、被害を正確に把握し、的確な指示を出す父の姿を見た。震災後、父はLED照明の増産に取り組んだ。電力不足という「変化」に対応するためだ。省エネ性能に加え、大手メーカーより安い価格が支持され、大ヒット商品となった。
「会社がピンチに陥った時、経営トップに求められるのは行動力とリーダーシップであることを痛感した」。ピンチをチャンスに変える父のかじ取りを間近で見てきた経験が、マスク生産に生かされた・・・
この欄は、かつて私も出たことがあります。
サントリーみらいチャレンジプログラム
サントリーが東日本大震災復興支援をしてくださっている「サントリーみらいチャレンジプログラム」、今年度の助成先が決まりました。30日の福島民報紙でも発表されました。
発表資料の審査員意見にも書いたのですが、今年も、意欲ある応募がたくさんあり、選考に悩みました。地域の社会課題に取り組もうとしている人や団体が、たくさんおられます。多くの人がこれらの企画に関心を持って、参加してくださることを期待します。
行政や社会がまだまだこれらの問題に、十分取り組めていないことを痛感します。