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地方講演

今週は、長野県佐久と福島県須賀川市に、講演に行ってきました。川上村の藤原村長さん、お世話になりました。川上村は、レタス生産日本一の村です。(8月8日)
先週は、福島県川俣町に講演に呼んでもらいました。川俣町は、古くから絹織物で栄えた町です。20年前までは、機屋さんが200軒もあったそうです。今では、産業構造の変化で10分の1に減りました。生き残った会社は、ニューヨークと直接取引をしているとのことでした。
今週は、川崎市夜間教室からお声がかかっています。この秋も、大学・市町村役場などなど、たくさん呼んでいただいています。(9月15日)
来週は、愛知県田原市の合併記念講演会に呼ばれています。東大の授業も始まります。翌週は、関西経済連合会研究会、桜井市役所、そして母校奈良女子大学付属中等教育学校での講演があります。高校の後輩に何をしゃべったら通じるか、東大での講義より難しく、悩んでいます。

30000番

30000番は、9月19日、岡山県の稲田さんです。こんな時間帯に見て下さっている人がいるとは、驚きです。のらくろ君によると、進行状況は次のとおりだったそうです。
2:28 29955  5:03 29961  6:03 29968
6:10 29981  6:18 29988  6:19 29990
6:21 29993  6:23 30002
でも、 のらくろ君は、逃してしまいました。

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最近の副業

9月27日付け南日本新聞に、インタビュー記事「地方交付税の今後」が載りました。新聞社のHPに載らないので、鹿児島県外の方にご覧頂けないのが残念です。韓国では、すべての新聞記事が、インターネットで見ることができるそうです。大野支社長、木脇記者、遅れてまっせ。(9月29日)
東大の新学期も始まるし、原稿もまだいくつか抱えていて。ほいほい引き受ける自分が悪いのですが。原稿書きのない日曜日の朝が来ないかなあ・・。(連休も債務奴隷状態の・・より)

普通交付税の算定結果

月刊『地方財政』8月号(地方財務協会)に、拙稿「平成15年度普通交付税の算定結果等」が載りました。今年の特徴は、総額の7.5%減少、県分留保財源引き上げなどの改革です。また、普通交付税のほか、交付税を補完する財源についても解説してあります。すなわち、交付税の算定に併せて、臨時財政対策債・第1種と第2種の地方特例交付金・恒久的減税補てん債・先行減税補てん債の5種類も計算しています。地方交付税総額は18.1兆円、これら補完的財源は7.6兆円になっています。地方交付税を語るときには、これら「補完的財源」(交付税の類似財源)も説明する必要があるのです。

来年の交付税総額

来年度に向けての各省の概算要求が、報道されています。その中に交付税総額も、出ています。しかし、この数字が、来年度の交付税総額になるわけではありません。予算に出てくる交付税総額には、2つのものがあります。一つ目は、国の一般会計に計上される額で、二つ目は、(特別会計から)地方団体に配られる額です。今回出ているのは、この一つ目の数字(のたたき台)です。
実際には、年末の地方財政対策によって、地方団体が必要とする総額が決定されます。今回出ている数字は、議論の過程の数字です。さらに、交付税の代わりに発行している赤字地方債(臨時財政対策債)の額も、あります。もっとも、この数字だけを見ていると、「交付税は増えるのか」と誤解されそうです。常々申し上げているように、交付税総額は、減少すると見込まれます。