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社会の変化と行政
今日、参議院総務委員会で「迷惑メール規制法改正案」が審議可決されました。実はこの元法は、平成14年に参議院総務委員会の委員長提案(議員立法)で作られた法律です。
13年の4月から6月までの3か月間に、電話事業者に寄せられた苦情や相談は、29万件でした。それが、法施行後の14年7月から9月までの3か月では、6万件まで減りました。しかし、最近、手口が巧妙悪質になり、増えてきたので、新たな対策を盛り込んだのです。
興味深いのは、日本が法律を作ったあと、アメリカが日本の法律を参考にして、同様な法律を作ったことです。アメリカの議員が、日本の法案作成の中心だった世耕参議院議員に教えを請うたとのことです。アメリカでは2004年1月から施行されました。今回の法改正では、このアメリカの法律も参考にしましたが。
通信だけでなく、アメリカが日本の法律を参考にすることは、珍しいことと思います。いつも、学ぶのは日本の方でしたから。日本が先進国へ法律を「輸出」した例をご存じの方は、教えてください。
もっとも、法律を作っただけで迷惑メールがなくなるほど、簡単なものではありません。
①迷惑メールを拒否する技術や、身元を偽った発信者を特定する技術の開発
②国外からの迷惑メールを減らすための、国際間の協力
③通信事業者による、迷惑メール送信者への利用停止
など、いろいろな対策が必要です。
法案審議を聞きながら、「いろんなことを考えさせる法律だなあ」と、勉強しました。
公共
10日から、日本経済新聞「経済教室」で、「公共性を問う」の連載が始まっています。10日は田中直毅さんが、企業と公共性や日本社会の公共性の変化について書いておられました。11日は林敏彦先生が、国家・市民・市場の三角形を解説し、インターネットなど超国家空間での公共性を説いておられました。拙著では、「第8章公の範囲は」で、官・共・私の三つで説明しました。
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昨夜は、省庁改革本部時代の同僚(減量班)との懇親会でした。ワシントン、宮古市、山口県から帰ってきた職員の歓迎会です。今夜は、富山県時代の同僚(各省からの出向者、「でるくい」のメンバー)の懇親会でした。これも、九州大学、北海道からの帰京歓迎会です。みんな、それぞれの場所で活躍中です。いろんな話題で、話が盛り上がります。ありがたいですね、こうして集まってくれるのは。