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仙台市出初め式

各地で、消防の出初め式が、行われています。私は、消防庁長官の代理で、仙台市出初め式に行ってきました。昨夜の仙台はすごい風で、鉄道に遅れが出るほどでした。出初め式では、はしご乗りが披露されるのですが、強風だと中止になるのです。
今朝は風もおさまり、良い天気でした。それでも、屋外の儀式は、冷えますねえ。消防職員・消防団員などの行進、訓練の紹介などを、見せてもらいました。

地域振興、ないものねだりからの脱却

新聞各紙が、新年から1面で、日本の未来に向けて、課題と処方箋を連載しています。先日も書きましたが(明るい日本に、誰がするのか)、悲観論だけでない、建設的な記事や主張を期待しましょう。4日の朝日新聞では、地域の活性化のために、これまでは、道路がほしい××が欲しいといった「ないものねだり」をしてきたが、これからは、地元にある歴史や文化といった資源を見つけ出す「あるもの探し」が重要だと、指摘しています。
また、アレックス・カーさんの次のような指摘も、紹介しています。「戦後の日本は、古いもの=文明でない、自然=危険として、古い街並みを壊し、山を真っ平らにし、土手をコンクリートにかえた。日本の自然や古い街並みには、欧米人をも引きつける力や妙があったのに・・なぜこんなことになったのか。原因の一つは、日本人の誇りの欠如だ。もう一つは、古いものを残しつつモダンにする技術が、これまでに日本になかったことだ・・」。
そうですね、「残そう」と言いつつも、その技術が欠けていました。古い家や街並みは、精神論だけでは、残せませんね。詳しくは、原文をお読みください。

生活を支える毛細血管

4日付けの東京の新聞に、東京ガスの広告が、載っていました。紙面一面に黒い地が拡がり、その上に毛細血管のように、青い網目が広がっています。よく見ると、東京湾とその周辺の地図のようです。しかし、道路地図ではありません。網の目は、東京近郊のガス導管網です。
説明されれば「なるほど」と思いますが、ふだんは気にせずに、お世話になっているのですね。
このHPでも、かつて「家は配管だらけ」を書きました。ガス管のほかに、電線、電話線、インターネット・CATV回線、上下水道。ネットワークというと、道路や鉄道を考えますが、それらは各家庭までつながっていません。
それに対し、ガス管や電線は、各家庭までつながっています。すごい網の目が、張り巡らされているのですね。

交通事故死者数の減少

一年間の交通事故死者数が、5,000人を下回りました。3日の各新聞が、伝えています。1952年以来、57年ぶりだそうです。ピークは1970年で、その1万7千人に比べると、3割にまで減っています。1980年代に1万人程度になり、2000年代になって徐々に減少していました。
道路の改良や信号の設置、車の安全性能の向上、シートベルト着用、交通違反の厳罰化などが、効果を発揮したのだと思います。また、交通マナーの向上も、事故の減少につながっていると考えられます。
社会全体での事故ですから、特効薬はありません。しかし、対策を積み重ねることで、減らすことはできます。半世紀も、かかりましたが。
もちろん、未だに5千人もの人が、亡くなっておられます。その人や家族にとっては、1万人であろうが5千人であろうが、かけがえのない一人です。また、年間の自殺者は、10年以上、3万人を上回ったままです。

新年のご挨拶

あけまして、おめでとうございます。
皆様、良いお正月をお迎えのことと、存じます。
わが家も家族そろって、元気に新年を迎えることができました。おせち料理のほかに、私の誕生祝いの鯛をいただき、届いた年賀状の整理をして、初詣に行ってきました。
今年が、良い年でありますように。