投稿者アーカイブ:岡本全勝

日曜日

2014年5月11日   岡本全勝

今日の東京は、初夏の天気。さわやかですが、暑いくらいでした。昨日は働いたので、今日は休日に。
東京国立博物館のキトラ古墳壁画展に行かなければと思っていたのですが、先日、ホームページで調べたら、とんでもない待ち行列です。140分待ちとか。今朝も、それを確認して、断念。先週、実家に帰った際に、古墳そのものを見てきたので、それで良しとしましょう。
キョーコさんと一緒に、まずは、残っていた合い冬物と夏物を総入れ替え。続いて、押し入れの整理。要らないものが、たまりますね。決心して捨てないと。

日本人の海外雄飛と引揚げ。その記憶と継承

2014年5月11日   岡本全勝

東京大学出版会PR誌『UP』5月号、加藤陽子先生の「敗者の帰還と満洲体験」から。
・・タイトルの「敗者の帰還」とは、太平洋戦争終結時に海外にいた軍人約367万人、民間人約321万人、合計約688万人(数値は終戦連絡中央事務局政治部「執務報告 昭和21年4月15日」による)が、日本本土へと復員・引揚げをおこなった事態を指している・・
・・山本有造編著『満州―記憶と歴史』(京都大学学術出版会、2007年)によれば、終戦時の人口の実に約8.7%にものぼる人々が引揚げを体験した。ならば国民の引揚げ体験は、日本の戦後思想に大きな影響を与えたといえよう・・
・・(加藤聖文氏の論考)いわく、日本の近代とは、日本の歴史始まって以来の人口移動が見られた時代であった。日本人は、台湾・朝鮮・満洲といった植民地や傀儡国家の他、日本占領下にあった中国大陸沿岸部の諸都市に渡って行き、大量の開拓移民としても海を越えた。しかし、「外地」へと雄飛した約330万人のこれら日本人は、1945年8月の敗戦を機に、引揚げ者として「内地」に帰還し、その後は帝国日本を形成していたはずの「外地」について、その記憶を急速に忘却してしまったのではないか。
常に受動態で語られ、自らの外部には目を向けようとしない日本人の引揚げの歴史を相対化すること。このような問題意識は、加藤氏の専論『「大日本帝国」崩壊―東アジアの1945年』(中公新書、2009年)に、より明確に表れている。人や組織の持つ本質はその最期に現れる、と加藤氏は喝破した。国民国家・日本の生き残りを賭けた戦後処理の過程で日本人は、それまでの帝国・日本に包摂されていた諸民族の「その後」を忘却したのではないか・・
このことに関して、私たちは無関心でした。それに関連して、戦後の混乱のなかで、引揚げ者や戦災で焼け出された人、戦災孤児たちに、政府(行政)は何をして何をしなかったか。勉強したいと思っているのですが。
また、戦前・戦中の日本のエリートたちは、海外特にアジアを、ふだんから視野に入れていたと思います。もちろんそれは、今から考えると、ゆがんだ形だったのでしょうが。その頃の会話や議論を見てみたいです。そして、戦後、一挙に内向きになった変化についても。

新聞、署名入り記事

2014年5月10日   岡本全勝

今朝5月10日の朝日新聞1面を見て、おやっと思いました。全ての記事に、記者の署名が入っていました。いつからそうなったのだろうと聞いてみたら、社会部や経済部は2005年頃から原則署名入りだそうです。政治部が最近から署名を原則にしたそうです。1面は政治部記事が多い、また私が読むのは政治部が多いから、私が気づかなかったのですね。
私は、署名入りが良いと思います。責任がはっきりします。もちろん、社内で上司の手が入り、また入らなくとも社の方針に従うので、記者個人の思いを全て書くわけではありませんが。署名入りの方が、記者も張り合いが出るでしょう。無署名は、無責任になります。これは、ブログにも当てはまります。
毎日新聞は、早い時期から署名入りが原則でした。次は、社説にも、執筆担当者の名前を入れて欲しいです。社説は、論説委員が合議して書くようですが、執筆担当者はいます。それを、明らかにすると良いと思うのですが。

鏡は、姿を写すものか、心を写すものか

2014年5月10日   岡本全勝

5月10日日経新聞インターネット版に、帝国ホテルの電話受付係の仕事が紹介されていました。「受話器の向こうから笑顔でおもてなし」。着信から対応までの時間が1秒以内とか、お門違いの電話「孫の夏休みの宿題をどう解くのか」といった質問にいかに手早く和やかに終わるかなど、興味深い内容です。
特に、なるほどと思ったのは、担当者(全員女性のようです)が座る電話交換機の前に小さな鏡を置いてあることです。「口角は上がっているか、目元は笑っているか。電話をとる前に一瞬鏡を見つめ表情を整えてから応対する。笑顔に込めた思いが声だけでも十分に伝わると信じて」とのこと。
鏡は身だしなみを整えるものですが、気持ちも引き締める道具ですね。朝出かける前、玄関の姿見と、職場の鏡は職業人にとって必需品です。