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被災地視察

今日は、復興大臣のお供をして、宮城県女川町と南三陸町に、町長や被災者との意見交換に行ってきました。2町とも、町の中心部が津波によって壊滅し、多くの人が犠牲になりました。また、街並みがなくなっています。
仮設住宅は既に完成し、住民が暮らしています。冬に向けて、断熱材を入れる工事が行われていました。そのほか、不便な点などを聞いてきました。町の中心が津波でなくなるとともに、地盤沈下しています。高台に移転するしかありません。その構想がまとまりつつあります。
また、働く場として、水産業の再開が重要です。漁港、製氷施設、加工場の復旧が進められています。仮置き場に集めたがれきをさらに分別し、焼却する準備も進められています。仮設の焼却場も建設します。
両町の心配の一つに、専門職員の不足があります。町にとっての数年分の公共事業を、一時に発注しなければなりません。とても、現在の職員では、人数もノウハウも足りません。国や他の地方自治体からの、技術職員の応援が必要です。

福島県知事との意見交換

今日は、復興大臣のお供をして、福島県知事との意見交換に、行ってきました。県からは、原発事故という特殊性による被害からの再生のため、特別立法を要請されています。その項目を含め、県からの要望や指摘を聞いてきました。

電子定期券、スイカ

JR東日本のIC乗車券「スイカ」が、10年を迎えるそうです。最初は鉄道の定期券でしたが、その後、電子マネーの機能が付きました。現在では3,700万枚が発行されています。ということは、日本人の3割が持っていることになります。関東圏に人口の3割が住んでいることを考えれば、そうなのかとも思いますが。
便利なものですね。かつての接触式カードの定期券は、定期券入れからいちいち取り出して、改札機に通す必要がありました。いまは、定期券入れで触れるだけです。駅の売店でペットボトルや新聞を買う時も、小銭はいりません。町のコンビニでも、使えるところが増えています。もちろん、別の電子マネーである、エディなどもあります。最近は、小銭入れを出すことも減りました。1円玉の発行枚数も、減っているそうです。
数年前、コンビニやスーパーのレジを素早くするために、10円以下は計算しなくて良いようにしようと、勉強したことがあります。外国では、おつりの代わりに、キャンディをくれるところもあるとのことです。電子マネーやクレジットカードの普及で、コンビニのレジも早くなりました。

企業の方への講演

今日は、六本木ヒルズで、港区主催の「企業と環境展」のオープニングセッションの講演をしてきました。今日の参加者は企業の方が多いので、今回の大震災に際し、企業にたくさんの支援を受けたこと、また地域の復興には企業活動の再開が必要であることを、お話ししてきました。
被災直後は、道路や上下水道、電力や通信といった公共インフラとともに、ガソリンスタンド、コンビニ、宅配便といったサービスが重要だったこともお話ししました。
阪神淡路大震災では、ボランティアが活躍し、ボランティア元年といわれました。今回の大震災では、ボランティア活動とともに、企業の貢献が大きかったです。それは、近年、企業の社会的責任、CSRという概念が広がったからだと思います。阪神淡路大震災の当時は、それほど広がっていなかったのだそうです。
今日も、国会や各省との協議等、忙しかったのですが、その合間を縫って、行くことができました。六本木ヒルズの49階は、眺めが良く、東京の都心だけでなく、富士山まで見えました。