今日は、復興5周年企画の一つである、「現場場で役立つ復興論文大賞 表彰式」に行ってきました。これは、地域創造基金さなぶりが企画した、学生等を対象とした論文コンクールの表彰式です。趣旨が、「現場で役立つ復興論文」です。企画書(募集要項)から引用します。
・・・「研究成果から浮かび上がる、次の5 年の課題や挑戦とは」
東日本大震災発災後、多くの研究者の方々が、被災地の住民や暮らし、支援活動や震災に関わる様々な調査・研究に取り組まれているかと思います。その調査・研究の成果は、2016 年以降の東北の次の5 年において、地域が何を注視すべきかを浮かび上がらせる、極めて重要な資源・情報であると考えています。
本事業は、研究者の皆さま方が調査を通じて明らかになった事実や成果、あるいは課題等を、各地域の行政、NPO、住民の方々へ伝える橋渡しのようなプロジェクトを目指し、まずは広く研究者の方々にご関心を持って頂き、その研究結果としての論文や論稿を投稿頂きたいと考えています・・・
・・・解決策が明確でないケースでも、そこに課題が存在していることが明らかになるだけでも大きな価値があると考えています・・・
そうですよね、せっかく多大な労力とお金を費やした研究が、それぞれの発表だけで終わっては、もったいないです。先日の児童生徒作文コンクールといい、良い知恵を出す人がいますねえ。入賞作品は、なりわい、つながり、伝承など、インフラ復旧にとどまらない広がりがあります。作品は追って、ホームページに載るようです。参考にしてください。
投稿者アーカイブ:岡本全勝
なぜか忙しい1週間
またまた、怒濤のような1週間が過ぎました。退職して民間人になり、非常勤職員になったはずなのに・・・。仕方ありませんね。福島と東京と、2か所に仕事場ができたので、それも忙しさを助長しています。
挨拶回りも十分にできていません。もっとも、これまで異動の度に、ゆっくりと挨拶回りができたことはありません。常に、その日から仕事に追われて。しかし今回は、公務員人生が終わった節目です。落ち着いたら、ご挨拶に参ります。いただいた電子メールに返事を書くことも、遅れています。
昼も忙しいですが、どうしても、夜が足りません。いろんな方が、「慰労会をしよう」と言ってくださるのですが。国会議員、マスコミ、企業、NPO、研究者、友人、同業他社。身内の方は後回しにして、異業種の方との意見交換会を優先します。日程調整しながら、「土曜と日曜なら空いているのですが」と言って、嫌われています。実は、それらの日にも入れているのです。
「全勝さん、忙しいでしょうから、落ち着いたら懇談会をしましょう」と言ってくださる方が、うれしいです(すみません)。いつになるやら・・・。このホームページに書こうと、温めてある記事もあるのですが、順次載せますわ。
退職、2
昨日は、岩手、宮城、福島県知事に退任のご挨拶をして、そのまま福島泊まり。マスコミの皆さんを中心に、まずは挨拶回りをしました。夜は、早速、地元の方と異業種交流会・意見交換会でした。
この5年間、マスコミが客観的な報道をしてくださったことに、感謝します。これまでだと「遅れている復興」とか「被災者の気持ちに立っていない行政」といった、おきまりの批判報道がされたのでしょうが。今回の大震災では、そんな定番報道ではなく、被災地を取材した報道が多かったです。もちろん、私たちには耳の痛い指摘もありましたが。抽象的な「遅れている批判」では、対応のしようがないのです。「××地区の○○事業が・・・」と指摘されれば、私たちも対応できます。東京で取材していても、復興のニュースは書けないのです。これからも、現場の事実に基づいた指摘をしてください。私たちが気づいていない点を指摘してくださるのは、ありがたいことです。
TBSのインターネットで、私の記者会見を載せてくれたそうです。http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye2803543.html
・・・「官僚人生の最後にこのような重大な仕事を5年間も引き続きさせてもらえたと。私にとっては嬉しいというか、やりがいがあった。これだけの仕事を責任負わせてもらうというのは官僚冥利だと思います」(退任した岡本全勝復興庁事務次官)
「行政の縦割りを廃し前例に捉われない」という信条のもと、これまでの官僚体制に挑戦し続けてきた「名物次官」の退任です・・・
退職
今日、辞令をいただき、事務次官を退任しました。また、内閣官房参与の辞令をいただき、福島復興再生総局事務局長に就任しました。民間人であり、非常勤の国家公務員です。勤務としては、週の半分を福島で、残りを東京で働くようです。空いた時間で、ほかの仕事に就くこと(兼業)もできます。
昭和53年4月に自治省に採用されてから、38年あまりの公務員人生でした。
未来はわからないものです。自分の人生も。よもや、復興庁の事務次官になるとも、総理大臣秘書官になるとも、予想していませんでした。
もちろん、いずれの仕事も、国家公務員の範囲内なので、そんなに驚くことではありません。また、それまでの私の経験を生かすことができたので、「図らずも」とか「青天の霹靂」ではありません。そのようなことでは、私を選んでくださった上司や、仕事の相手となった国民の皆さんに失礼です。いつも、「私以上にこの仕事ができる奴はいない」という思いで、仕事に取り組んできました。さまざまな活躍の場を与えてくださった神様に、感謝します。
私が公務員になって目指したのは、行政のプロです。そして、日本をよくするために、官僚の力量を発揮することでした。いくつも、これまでにない仕事をさせてもらい、新しいことに挑戦しました。「前例通りにする公務員」ではなく、「新しいことをする官僚」を目指していた私としては、ありがたいことです。指導してくださった先輩たち、応援してくださった皆さん、支えてくれた同僚たちに、感謝します。
振り返って、思うことはたくさんあるので、順次このホームページでも書いていきましょう。
疲れは、体の悲鳴
6月4日の日本経済新聞「その疲れ、休めのサイン」が、勉強になりました。
2012年の厚生労働省調査によると、4割以上が半年間以上続く慢性的な疲労を感じています。そのうち約2%は、日常生活に支障が出ています。文部科学省の調査でも、45%以上に半年間以上続く慢性的な疲労があります。かつても、疲れているという調査結果もありました。ただ、「大半は一晩寝ればとれるもの」でした。ところが、生活や労働環境の変化に伴い、慢性的な疲労に変わってきたのだそうです。
このような疲労の原因は、1に人間関係の悩みなど「精神的ストレス」ですが、そのほか、過重労働や激しい運動のような「身体的ストレス」と、紫外線や化学物質による「生活環境ストレス」があるようです。「だるい」「しんどい」などの疲労感は、「痛み」「発熱」と並んで体の異常や変調を知らせる3大アラームなのだそうです。睡眠や週末の休みで疲れが回復しないなら、慢性化しつつあると考え、医者に相談するべきと、記事は書いています。
たかが疲れ、しかし、あなどるな疲労です。