年別アーカイブ:2026年

デジタルごみ屋敷

2026年5月7日   岡本全勝

5月2日の日経新聞に「写真撮影、世界で1日53億枚 スマホの「デジタルごみ屋敷」化どう防ぐ」が載っていました。
・・・大型連休まっただ中。観光名所やご当地グルメをスマートフォンで撮影する人も多いだろう。世界では1日平均で53億枚もの写真が撮影されているという。何気なく撮ったその1枚、見返すことはあるだろうか・・・

アメリカの調査団体の推計では、1日に撮影される写真は世界で約53億枚。2025年では約2兆1000億枚です。スマホで撮影される写真が9割を占めます。フイルムカメラとは違い、フイルム代や現像代を気にしなくてすみます。保管にも場所を取りません。そして、知人に送るだけでなく、世界に発信できます。

便利になったのは良いのですが、それには代償を伴います。スマホの中が「デジタルごみ屋敷」になって、価値ある写真が大切にされず埋もれてしまうのです。まあ、世間には迷惑をかけませんが。記事で紹介されている例では、ある人のスマホに保存してある写真は約2万枚とか1万枚です。海外旅行や孫の写真などなど。思い出が詰まっているのですが、探すのが一苦労です。
記事で紹介されている写真整理法は次の通り。
撮影したらすぐに見返すこと。好きな写真は「お気に入り」に入れて、ほかの写真を削除すること。溜まった写真は分類すること。
100枚を超えると、見ることはなくなりますね。1年12枚(1月1枚)でも、10年で120枚になります。

紙の写真の整理も問題です。「実家じまい」で大量のアルバムの処理に悩む人も多いです。家庭を訪問して、写真整理の手伝いをしてくれるサービスもあるそうです。
私はあるときから、写真は撮らない、写らないことにしました。それでも、講演会やキョーコさんとの旅行で撮られます。ホームページに載せるもの、パソコンに保管する少しのものを除いて、さっさと削除します。とはいえ、私も紙の写真が、子どもの頃のものからたくさん箱に溜まっています。もう見ることもないのでしょうが。

大型連休終わり

2026年5月6日   岡本全勝

今日は5月6日、春の大型連休が終わります。5月2日土曜日からだと5日間、4月29日からだと8日間の休みです。まだ、7日、8日と休む方もおられるでしょう。終わってしまうと、短いですね。
みなさん、どのように過ごされましたか。一部で荒れたところもありましたが、比較的天気も良く、充実した日々を過ごされたことと思います。休みの日は勤務日と比べていろんなことをするので、休みと言いながら疲れることが多いのですよね。肝冷斎は、相変わらず活躍しています。

私は、講演準備、原稿執筆、溜まった新聞の切り抜き処理、ホームページの書きためが進みましたが、終わらず。古本片付け第2弾もする予定だったのですが、これはやる気が起こらず。
やったことと言えば、孫のお守です。保育園が休みなので、出番があります。児童交通公園とロケット公園に、自転車で通いました。公園は見守るだけですむ(放し飼いにできる)ので楽ですが、隠れん坊の相手は疲れます。見つかるように隠れる必要があり、なかなか終わりにしてくれません。
ほかには、故障した洗面台の取り替え、古くなったケーブルテレビ受信機の取り替えがすみました。花が終わったチューリップのプランター片付け(たいしたことはありませんが)、椿の剪定も。
オランダで買って帰ったチーズを肴に、飲むビールと日本酒はおいしかったです。おいしい料理を出してくれるキョーコさんにも感謝です。

いつものことながら、事前にはたくさんのことをやろうと考えて、結局はできないのですよね。無計画な単なる願望です。そして毎年、同じことを書いています。それで良しとしましょう。
この間も働いておられた、医療・救急・消防・警察・交通・商店の方々に、感謝します。

技術の暴走とどう付き合うか

2026年5月6日   岡本全勝

日経新聞は4月21日から、「欧州発 技術の倫理」を連載していました。
・・・人工知能(AI)などの技術は文明の発展に寄与する一方、世代を超えた負の影響をも生み出しかねない。人間の能力を超えつつある技術をいかに制御すべきか。欧州では人文系の研究者が哲学や倫理学の伝統をふまえつつ、この難問に向き合っている・・・

として、次の4つが取り上げられています。
1 人工知能:AI大臣は理想の政治家か 欧州の思想界、先走る現実へ警鐘
2 気候変動:オランダ水上住宅、荒ぶる自然と共生図る 利便と正義は両立するか
3 放射性廃棄物:「核のごみ」封印計画 欧州で高まる未来への倫理的責任論
4 ゲノム解析:英国で進む全新生児のゲノム解析計画 技術と人権、両立に悩む欧州

どんどん進む技術とどのよう付き合うかについては、この倫理問題ほかに、次のようなものもあります。
・インターネットを利用した武力攻撃や犯罪
・人工知能の武力攻撃への利用
・ソーシャルメディアによる世論や意識の誘導
・スマートフォンが子どもに与える悪影響
・人工知能に頼る学生の論文執筆
・環境や生物に悪影響を与えるプラスチックごみ
などなど

官僚は国家を考えることができるか

2026年5月5日   岡本全勝

連載「公共を創る」第253回「政府の役割の再定義ー官僚に仕事をさせるために」(3月26日号)で、各省各局の分担管理に収まらない新しい課題をどのように官僚機構が取り上げるのか、全体を見る仕組みが必要であることを主張しました。
しかし、ここに一つ難しい問題があります。明治から昭和後期まで、官僚が存分に力を発揮し、日本の発展に貢献しました。それは分担管理原則に沿って、各官僚と各局が所管行政を整備拡充したからです。発展期には、部分最適が全体最適になりました。もちろん、すべての部門が同じように拡大したのではなく、濃淡はありました。

ところが発展期が終わると、限られた資源(予算や人材)を配分するのに優先順位をつけなければなりません。部門によっては、縮小や廃止もあります。これは、分担管理原則ではできないことです。そこで、これまでに取られた手法は、一律削減です。
また、これまでにない分野に仕事を広げなければならないこともあります。それが「楽しいこと」ならよいのですが、「嫌なこと」「難しいこと」なら、既存組織は手を出しません。また、それらにつぎ込む資源を生み出すために、既存予算を削減することにも抵抗します。

全体を見渡して、優先順位をつけること。そのような部門をつくり、役割を与えれば、官僚は案を作ることはできます。しかし、民主主義では、その決定は官僚にはできないことで、政治家の仕事です。他方で、政治家は各種の利益団体を代表しています。ここにも、難しさがあります。
部分ではなく、全体を考える官僚をどのように育てるか。そのような組織と仕組みをどのようにして組み込むか。それが課題です。

同じことは、会社員にも言えます。それぞれが、自分の部門の業績拡大を考えていると、拡大期にはよいのですが、選択と集中をしなければならないときには、縮小の判断ができません。「新・官僚の類型

恒例の椿の剪定

2026年5月5日   岡本全勝

春の大型連休中の恒例行事、玄関の椿の剪定をしました。この椿、近年は元気が良いのです。どんどん枝葉を伸ばします。そのまま伸ばしてやりたいのですが、狭い敷地なので、そうもいきません。

お向かいのお師匠さんに教えてもらった教訓を元に、枝を切りました。いくつかの枝を元から切ると、その先の枝や葉がどさっと落ちます。すっきりします。これ以上高くなっては手が届かなくなるので、上の方はバッサリと。少々離れたところから見て、形を考えながら。
スカスカになりました。切り落とした枝と葉は、結構な分量になりました。少し枯らしてから、片付けましょう。
ところがこの椿、今年は花を咲かせなかったのです。去年刈り込みすぎましたかね。すると、来年も・・・。

かゆいなと思ったら、蚊に刺されていました。叩いたのですが、かゆかったです。真っ赤に膨れました。
もう出てきたのですね。東京の最高気温は25度を超えています。