年別アーカイブ:2026年

9月、東京は毎日雨

2026年9月30日   岡本全勝

今日は9月30日、9月も終わります。今月も、あっという間に過ぎてしまいました。

一月前はと言うと、「8月を振り返る」では、「猛暑も峠を越えたようです。しかし、彼岸までは暑い日が続くのでしょう。涼しくなったら、執筆や読書が進むでしょうか」と書いていました。東京は今日で連続35日間、雨の日が続いているそうです。梅雨時より長いとのこと。みなさんも「今日も雨やね」という会話をしておられるのではないでしょうか。農業や建設業、そして消費にも悪い影響が出ているでしょう。

気温は下がったのですが、猛暑の次は雨。しかも豪雨災害も起きています。秋は過ごしやすい季節のはずなのに、困ったことです。昨日のマレーシア政府行政官研修で、「日本の秋はきれいなので、(座学より)日本の風景や街を楽しんでください。明日からは晴れますから」と話したのですが・・・。

朝夕、孫の保育園の送り迎えをしている身には、雨は困ります。今朝も登園時間帯は雨。その後、雨は上がったのですが、迎えに行くときは、天気予報が外れてまた雨。
乳母車にビニールカバーをつけて、私は傘を差してです。レインコートや長靴も出しました。自転車のお父さんやお母さんはカッパを着て、裾を風に翻しながら走ってこられます。これも大変ですね。まだ気温が高いので、濡れてもたいしたことないのですが、寒くなって雨は困るなあ。雨だと休日に公園に連れ出すこともできず。

9月も連載原稿は締め切りを守り、毎日のホームページ加筆もできました。それだけで良しとしましょう。余裕がありません。毎週、締め切りが追いかけてきます。読みたい資料や本も読めず。天気が悪いのも、能率が上がらない原因かも(八つ当たり)。

コメントライナー寄稿第30回

2026年9月29日   岡本全勝

時事通信社「コメントライナー」への寄稿、第30回「政治主導を見たい」が9月25日に配信され、29日のiJAMPに転載されました。

7月に各紙が、日本版DOGE(ドージ)の結果、租税特別措置の廃止が120項目中1件だったことを伝えていました。その後に2件増えましたが、実績がないか、または少ないものです。
本家の米政府効率化省(DOGE)は、トランプ大統領が打ち出した、政府予算を大幅に削減しようとする取り組みです。有名な実業家イーロン・マスク氏が主導し、チェーンソーを持って「切り込むのだ」といった映像が流れました。しかし、いつの間にか活動を終えたらしく、その成果は不明です。腰砕けというのか、大山鳴動して鼠一匹と言うべきか。

このような政府部内での見直しで、租税特別措置や予算の大幅な廃止や縮小ができるとは、私には思えません。租税特別措置や予算は、それぞれ理由があってつくられています。そしてなによりも、それぞれの政策には利害関係者やその必要性を主張している議員がいます。その人たちを説得しない限り、官僚だけでは廃止できません。
官僚がやるとすると、全ての項目で一律削減することでしょう。もし大幅に削減しようとするなら、政治家に国会で、あるいは与党で削減対象を洗い出してもらうことです。

政治家は、「役人にはできないだろうから、私たちがやる」と言って欲しいです。官僚に重要な政策の選択と予算削減を委ねているようでは、政治主導ではありません。

鳥の保護活動がカラスに利用され裏目に

2026年9月29日   岡本全勝

9月17日の日経新聞有価に「絶滅危惧種の渡り鳥コアジサシ、観察減らすと繁殖成功 福島の営巣地」が載っていました。保護活動が逆効果だったのですね。

・・・絶滅危惧種の渡り鳥「コアジサシ」が今夏、福島県いわき市の夏井川河口で繁殖し、20羽以上のひなが巣立った。東北の太平洋側では貴重な営巣地だが、2年前まで15年間、カラスの捕食被害などで巣立ちは確認されていなかった。
会員減による人手不足に悩む保護団体が、窮余の策で観察日を減らし「知らんぷり」したところ、人間の姿で巣の場所を特定していたカラスの攻撃を受けにくくなったとみられる・・・

・・・県は毎年5〜8月、河口の立ち入りを規制しているが、ひなは親鳥が餌の小魚を捕りに巣を離れている間に、たびたびカラスに食べられていた。
一方、同支部では近年、会員数が最盛期の半数近くまで激減。人手が足りず、観察する日を限定して放任することにした。
すると昨年、2009年以来となる5羽が巣立った。原因を調べると、一端は「人間の姿」。立花博支部長代行は「カラスは会員らが向けたレンズの先にひながいることを覚え、襲っていた」と振り返る・・・

中部電力、原発データ不正2

2026年9月28日   岡本全勝

「中部電力、原発データ不正」を読んだ読者からの指摘です。
「中部電力の不正に対しての第三者委員会の報告に「極めて特異な考え方が一部に存在していたこと」が挙げられていました。この表現こそ、「極めて特異」ではないでしょうか?
意味がよくわからないので読み進めると、「独自の正当化理論」で、「原子力規制委員会の規制は過剰」「自分たちは正しいことをしている」と続き、ようやく理解しました。第三者委員会は、なぜ、このような「極めて特異な」表現を使うのでしょうか。」

そのとおりですね。「特異な」は通常の例外という意味で、高評価なのか低評価なのかわかりません。犯罪を犯した者が警察などへの説明で「私は極めて特異な考え方をしていたので」なんて言いますかね。
わかりやすい表現にすると「世間では通用しない間違った考え方」でしょうか。
中部電力も第三者委員会も、このような姑息な表現を使っていると、さらに信頼を失うでしょう。

日本人の内向き化、統計での裏付け

2026年9月28日   岡本全勝

9月22日の朝日新聞に「日本人の「内向き化」に裏付け 年齢に限らず、経済停滞など影響か 青学大」が載っていました。なるほど。

・・・若者の海外留学や海外赴任の減少、職場でコミュニケーションをとりたがらない姿勢――。日本人は以前より内向きになっていると近年懸念されているが、本当にそうなのか。
青山学院大学の研究グループが2010~21年に実施された性格特性の調査を集めて分析したところ、活動的で社交的さを示す「外向性」が男女いずれも年々低下傾向にあることが確認された。「日本だけ国際的に特異な可能性も考えられる」という。研究成果が専門誌に掲載された。

研究グループは、性格分析での5大要素の一つの「外向性」に着目。国際的な指標を使い、2010~21年に実施され、日本人計4万8905人について外向性を1~7点(真ん中が4点)で評価した48研究(75データ)を、年齢や性別を考慮しながら分析した。
その結果、10年以降、外向性の平均値は年々低下。例えば10~15年は平均4・05点で、16~21年は同3・82点と、「内向き化」が裏付けられた。新型コロナウイルス感染が流行する前の19年まででみても同じ傾向がみられた。
10~21年でみると、女性の外向性は平均4・07点で男性(3・80点)より高いが、性別によらずこの10年ほどで同じように低下していることがわかった。海外では年齢が上がるほど外向性は低下する傾向がみられるが、日本では年齢の影響はみられなかった。

一方、欧米や中国では調査年の違いはあるが、すべての国で外向性は年々上昇している。なぜ日本だけが低下しているのか。
研究グループのメンバーで、現在は東京大大学院生の秋元涼之介さんによると、経済的な要因が候補の一つとして考えられる。中国では1人当たりのGDP成長率が高い地域ほど外向性の上昇率が高い。一方、日本は「失われた30年」などと指摘されてきた。
心理学的な要因も考えられる。日本では個人主義の傾向が年々高まっているが、もともと日本に存在していた集団主義と相いれず、その結果、欧米とは異なり「他人との関係を断つ個人主義」が広まっていると指摘されているという。
また、SNSの普及も考えられ、外向性が高い人がSNSを使うと外向性がより高まるが、低い人がSNSを使うとより低くなるという報告があるという・・・